いざ軍艦島へ

 

 

 

 軌道の跡を探して唯一見つけたのがこれ、鉱車などはどこに行ったのであろうか、坑道などに押し込んでしまったのだろうか、見つけることが出来なかった。

 

 

 

 

 時間が来て、船が迎えに来た。去りゆく島影を見つめるとき、帰らぬ旅に出る軍艦に見えて何度もシャッターを切った。

 

 帰宅して現像してみると、思いのほか島のイメージを表現できていないことにがっかりした。気持ちは舞い上がるだけで技術が全然ついてきていなかった。「また行きたい。」そう思って数カ月後、もう一度向かおうと長崎入りしたが、あいにくの雨で船を出せなかった・・・。(1999年夏)

 

 

 

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