C11冬の湿原号をおって 

海底力モニター体験会参加時に撮影

 

 

 2008年3月、「海底力モニター体験会」というツアーがあるのを、電鉄倶楽部のホームページに見つけた。内容を見てみると釧路車両管理所でのSLバルブ撮影会があるという。SLバルブが大好きな管理人は、他の行程はほとんど撮影済みのものであったが、このバルブしたさに申し込みを決意。不得意な団体行動に参加することにした。

 初日の天候は大荒れで、羽田からの飛行機は私たちの乗った朝の便を最後に欠航であったという。まさに間一髪であった。

 

 

 

 

 

 C11171が帰区してきた。この入区を待って庫内に案内される。久しぶりのバルブ撮影に心ときめく。このために普段は持ち歩かないハスキー3段を用意してきた。気合いは十分に入っている。期待は高まる。 

 

 

 

 

  ようやく庫内に案内されるが、まだ明るいので窓からの光が強すぎる。作業用の脚立やらもあってなかなか思うように撮れない。とりあえず狙える構図を探して歩き回る。

 

 

 

 

 普段は近寄れない事が多いが、今回は踏み込んで撮れたので、兼ねてからやりたい構図に挑戦できた。外光が明るいのだけが気になる。

 

 

 

 キャブに入れるとは想像もしてなかったので、魚眼を持ってこなかったことをしこたま後悔する。デジ一眼の1.6倍がここでは仇となる。

 

 

 

 悲しいかな全然入らない。もっと各パーツをアップで撮っても良かったかもしれない。どうにも現場の雰囲気に飲まれてしまい。生かせないことが度々だ。

 

 

 

 

 

 まだ日暮れまで随分ある。おかしいと思って確認すると17:30頃には終了するという。やっぱりいつのまにかおかしな事になっている。「バルブ撮影」という認識の違いなのか、ただ三脚を立ててスローシャッターがきれるからの「バルブ撮影」だったのか。確実なことは、私が狙いとする夜の蒸気機関車撮影は出来ないと言うことになる。落胆が大きい。繁忙期の仕事をねじ伏せての参加なだけに、体も疲れていた。このために持ち込んだハスキーやら、単体のレンズ群は何のためだったのだろう・・・。トホホ。

 

 

 

 

 

 

 後半、ライトの点いたC11207を撮影して、撮影会は終了した。当たり前のことではあるものの、こういう運転所の整備備品もアルミのタラップやら、点検用のライト付き三脚など、結構今風のものが増え、自分たちのイメージとは違うものとなっていたのは少なからずショックだった。釧路運転所は昔撮影を申し込んで断られていただけに、今回はチャンスだったが、結局「夜のSLバルブ撮影」という思い遂げられずホテルに虚しく引き上げた。残念。

 

 

 

 

 

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