「よそ者」発言で空転/県議会、7時間余も
県議会一般質問最終日の二十九日、小渡亨氏(自民)が名指しで野党の糸数慶子氏(社大・結連合)を批判したことから、「不穏当発言で言論の自由を損ねる」と野党が反発し七時間余にわたり空転した。午後十一時五十分に再開、伊良皆高吉議長が議長職権で発言の一部を取り消し収拾した。西銘恒三郎氏(自民)は一般質問を取り下げた。
小渡氏は、沖縄市泡瀬埋立事業をめぐる糸数氏の琉球新報論壇(八月十一日付)への投稿に対し「よそ者が十分に調査もしないでヒステリックに騒ぐことほど迷惑な話はありません」などと批判。市民不在、環境問題、名護市辺野古のへリポートとの関連などといった糸数氏の論点について県の見解をただした。
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