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環境省からラムサール事務局への返信和訳(2002/7/12)
英語原版

 関連:ラムサール事務局から環境省への手紙(2002/4/4)


                                    2002年7月12日

ラムサール条約事務局長 デルマー・ブラスコ 殿

 4月4日付けの大木環境大臣宛ての泡瀬干潟に関する書簡ありがとうございました。わが国の干潟の保全問題に関心を寄せていただいたことに感謝いたします。

 泡瀬干潟は、沖縄県中城湾に位置し、ラムサール条約登録湿地ではありませんが、ムナグロ、キョウジョシギ等のシギ・チドリ類が多く渡来するほか、トカゲハゼをはじめとする多様な魚類や底生生物が生息している場所として、環境上重要な地域であると認識しています。環境省によって2001年12月にとりまとめられた国内重要湿地目録においても、泡瀬干潟を含む中城湾がリストに掲げられているところです。

 泡瀬干潟の埋立事業については、当該事業がその一部に含まれた国の港湾計画が、1995年に港湾審議会において審議され、さらに、2000年12月には沖縄県知事により事業実施が承認されました。
 環境省としては、港湾審議会において、本事業計画の実施については自然環境の保全に充分配慮すべきとの意見を述べています。また、事業の承認に際して、沖縄県の環境部局からは、鳥類や海藻等のモニタリング調査を実施すること、また、希少な海藻類が生息する干潟については、その移植技術が確立されてから埋立に着手すること等が要請され、このような点に配慮しながら事業が進められることになっています。

 環境省としても、本事業による泡瀬干潟の自然環境への影響を出来るかぎり少なくするという観点から、沖縄県とも連携を図りながら、今後の事業者による対応を注視していきます。さらに、今後とも、ラムサール条約第3条第1項に規定された「領域内における湿地の賢明な利用」が実現されるよう、わが国の湿地及び干潟の保全に向けたあらゆる努力をおしまない所存です。

敬具


                                    環境省自然環境局
                                      小林 光


C.C.外務省総合外交政策局長

更新2002/10/24