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泡瀬の干潟
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平成13年 第 2回 沖縄県議会(定例会) 第 5号  2月27日
外間 久子(県議)
・・・・・・・・省略(泡瀬干潟埋立問題と関係ない発言は、カット!必要な方は、議事録参照)
 5つ目の柱として、中城湾港埋立問題として平成11年度の決算特別委員会において、新港地区が完成した時点の年間の貨物量について質問をしましたら、既に供用されている西埠頭においては穀物、スクラップ及び砂、砂利等であり、整備中の東埠頭においてはスクラップ、鋼材原料及び中古自動車等を想定しているとのことですが、これが自由貿易地域の貨物の対象でしょうか、お答えください。
土木建築部長(銘苅清一)
 次に、中城湾港(新港地区)泡瀬埋立地の問題についてのうち、東埠頭においてスクラップ、鋼材原料及び中古自動車等を想定しているとのことだが、これが自由貿易地域の貨物の対象かとの御質問にお答えいたします。
 港湾計画における中城湾港(新港地区)の取扱貨物は、西埠頭の港湾施設において飼料原料、肥料原料、鋼材原料及び砂・砂利等について約111万トンを扱うことを想定しており、平成12年実績は約110万トンを見込んでおります。
 東埠頭の港湾施設においては、自動車、配合飼料、金属機械製品、化学工業品、軽工業品、鋼材原料等の貨物の取り扱いを計画しております。
 東埠頭地区は、特別自由貿易地域とそれ以外の地域から成っており、決算特別委員会で取扱貨物として例示したスクラップ、鋼材原料は特別自由貿易地域で計画している鉄鋼業の関連貨物として取り扱われ、また中古自動車については東埠頭の特別自由貿易地域以外の地域での本土からの移入貨物として取り扱われる計画であります。
 同じく、国が直轄事業で造成する埋立地については、民間への処分を国の責任で実施する方法はないかとの御質問にお答えいたします。
 中城湾港(泡瀬地区)埋立事業については、沖縄市の地域特性を生かした国際交流リゾ−ト拠点等を形成し、本島中部圏東海岸地域の活性化を図るため計画されたものであります。
 その整備に当たっては、当初、県と沖縄市において実施することとしておりましたが、国が実施する新港地区の航路、泊地から発生するしゅんせつ土砂を本地区の埋立土砂として有効活用するものであります。
 港湾区域における埋立地の土地利用については、その整合性を図るため港湾計画を策定した港湾管理者や地元市町村が主体となることが必要であります。泡瀬地区埋立事業についても国が埋め立てる約177ヘクタールは土砂を吹き込み、覆砂を施す粗造成までとなっております。その後、土地を処分するためには道路、緑地、上・下水道等の整備が必要でありますが、これらインフラ整備については県及び市が行うこととしていることから、埋立造成後の土地処分については県と地元沖縄市において協力して行うこととしております。
 以上でございます。
外間 久子(県議)
 あと1つは、中城湾港の問題で商工労働部に聞きますけれども、商工労働部はこういうふうなところでこれからどんな貨物がどこから入ってくる予定ですか。それをひとつお答え願いたいと思います。
商工労働部長(當銘直通)
 中城湾港(新港地区)埋立地問題についての特別自貿地域の取扱貨物の件についてお答えいたします。
 平成11年3月策定の特別自由貿易地域中城湾港(新港地区)基本計画において、同地区には電気機械製造業、鉄工業、衣類、その他繊維製品製造業、倉庫業、賃貸工場などの土地利用を想定しております。
 これらの土地利用と関連して取扱貨物は機械製品、金属類、電気部品、鋼材原料、飲料原料、清涼飲料水等の原材料貨物や製品貨物を想定しております。県といたしましては、これら関連企業が早期に立地するよう努力してまいります。
 以上でございます。