平成12年 第 4回 沖縄県議会(定例会) 第 5号 12月12日 |
金城 勉(県議) |
・・・・・・・・省略(泡瀬干潟埋立問題と関係ない発言は、カット!必要な方は、議事録参照)
次4点目、沖縄市東部海浜開発計画についてお伺いいたします。
(1)、12月4日、埋立申請が出されております。今後、認可までの手順とスケジュールはどうなるのか。また着工までの見通しについてもお伺いいたします。
(2)、環境保護が心配されています。対策はどのように考えているのか。 |
知事(稲嶺惠一) |
次に、沖縄市東部海浜開発計画について、認可までの手順とスケジュールについての御質問についてお答えいたします。
中城湾港(泡瀬地区)の公有水面埋立事業は、埋立面積約186ヘクタールのうち、国が約177ヘクタールを、県が約9ヘクタールを埋め立てる内容となっております。事業者である沖縄総合事務局から埋立承認願書が、沖縄県から埋立免許願書がそれぞれ平成12年5月に県知事へ出願されております。
告示・縦覧の結果や関係行政機関からの意見を勘案し、願書の内容について審査したところ、免許の要件を満たしていると判断したことから県事業について12月4日に運輸大臣へ認可申請いたしました。現在、運輸省で審査が行われており、大臣認可が得られれば速やかに免許したいと考えております。
また、国事業については、県事業と一体として実施されることから同時に承認したいと考えております。
次に、同じく沖縄市東部海浜開発計画について、環境保護が心配されている、対策はどのように考えているかについてお答えをいたしたいと思います。
中城湾港(泡瀬地区)の埋立計画に当たっては、トカゲハゼを含む底生生物の生息地や鳥類の採餌場としての干潟を保全するため、既存陸域から約200メ−トル離した出島方式とする等できる限り環境への配慮を行っております。また、やむを得ず消失する藻場や干潟については、リュウキュウアマモ等の海藻類の移植を行ったり、新たな人工干潟を造成し干潟生物の生息環境を整備する等の環境保全措置を講ずることとされております。
さらに、工事着手後は沖縄総合事務局において学識経験者や沖縄市民等により構成する「中城湾港泡瀬地区環境監視・検討委員会」を設置し、工事着手後の事後調査結果や人工干潟等の新たな環境整備の方法等について検討することとしており、当該委員会での検討結果を踏まえ必要な保全策が講じられることとなっております。
その他の御質問につきましては、関係部局長等から答弁させます。 |
金城 勉(県議) |
それから東部海浜開発計画についてでございます。
大臣認可が得られ次第、速やかに進めていくということですけれども、この認可承認の具体的なめどについてはどうでしょうか、もう一度お答えいただけないでしょうか、お願いいたします。 |
土木建築部長(銘苅清一) |
再質問にお答えいたします。
東部海浜開発計画について認可着工までの具体的な見通しはどうかとの御質問にお答えいたします。
県事業については、先ほど知事から御答弁がありましたように現在運輸省で審査中でございます。できるだけ早く認可をお願いしたいわけですけれども、運輸省で審査の大臣認可が得られれば県事業に対する免許、国事業に対する承認を同時に与えまして、その後、漁業権補償の支払いを行い、国事業については平成12年度内に着工予定と、それから県事業につきましてこれは客船埠頭とか防波堤とか緑地等あるいは港湾施設の整備でございますけれども、その分につきましては平成13年度より着工の予定でございます。
以上でございます。 |