沖縄の埋立地と埋立計画(沖縄の渚の現状)

この図は、名和さん&長田さんの作った図の修正版
沖縄の渚の現状
 右の図は、沖縄の埋立地や埋立計画のある場所、その他汚染の地域の図である。
 沖縄の海は、復帰後インフラ整備等の開発にともない多くの自然が破壊された。特に海岸線や湿地帯は埋立開発、土地改良、漁港・湾の整備などで大きく姿を変えていった。沖縄の渚(浅海・湿地・干潟)は、その開発以外にも赤土や家庭排水によってさらに壊滅的状態に陥っている。
沖縄の埋立地
 埋め立てられた場所は、右図にて黒い丸で示されている。多くの海岸が開発、整備という名の下に、形を変えて行った。沖縄の海岸線がどれほど変わったかは定かではない。
 この図には示されていないが、泡瀬の干潟は、以前はもっと大きく今よりも自然の豊かな海であった。しかし、周辺の湿地帯や干潟は埋め立てられ最後に残ったものが、現在の泡瀬干潟なのである。このようにこの図に示されていない多くの埋立地が他にもあると予想される。
 2000年は、日本で最も土地の増えた(埋立の多い)県という名誉?ある報道が流れたほどである。関連記事
沖縄の埋立計画
1.沖縄市泡瀬干潟(東部海浜開発計画
2.佐敷町佐敷干潟(中城湾港開発マリンタウンプロジェクト)
3.大宜見村塩屋湾(ダムに伴う埋立計画)
4.那覇市大嶺海岸(那覇空港拡張)
5.浦添市港川海岸(那覇軍港移設)
6.名護市辺野古海岸(普天間基地移設)
 沖縄の海は、壊滅的状態である。しかし、その開発の勢いは、弱まるどころか加速し残っている自然を根こそぎ破壊するかのようである。沖縄から海が消える日もそう遠くはないようである。
 アジアで最も大きな水族館できるから本物の海は無くても良いとでも言うつもりなのか?本物を残して欲しいものである。