悠くん日記３（２００２年４月）

２００２．４．２９（月）	昨日悠くん、「翌日のスケジュール」に『粘土』『（アンパンマンの）パチンコ』を貼っていました。粘土はわかるけど、パチンコ！？小３の夏休みに、夕方のプールを動機付けにして無理やりスケジュールにいれた遊びの一つです。自分から選んだことは、今までは一度もありません。でも、本人がやりたいといっているのですから、『粘土』『パチンコ』をスケジュールに入れておきました。粘土は・・・前回はビデオ撮りをしましたので、普段は一人で自由にしているのですが、少しアプローチをかけました。今回は・・・うーーん、悠くんに先手を打たれました。前回のアプローチの結果がこれなのでしょうね・・・サリーが近づくと・・・バイバイされました。しばらく悠くんだけで自由にさせてから、再度挑戦。横に座ると、ニコニコしたままですが、ニコニコしながら粘土を片付け始めました・・・（--；）サリーが入ると嫌なようです（^^ゞパチンコは・・・悠くんパチンコの音と光でごきげん、体を左右に動かし始めました。しばらくして、サリーのするようにと要求。サリーがパチンコをし始めると、悠くんはさらに身体を左右に振りながらハイ状態に・・・（^^ゞ音と光で、パチンコどころではなくなってしまいました・・・（^^ゞパチンコがしたいのではなく、勝手に音が出るものが欲しかっただけのようです・・・
２００２．４．２６（金）	週間スケジュールが、１ページだけ・・・１０日分の予告でなくなります。次を作らなきゃいけない・・・と昨夜、３枚（６週間分）作りました。朝は悠くん、気が付きませんでしたが、さっき学校から帰宅して、すぐ週間スケジュールが追加されていることに気が付きました。(#^.^#) ぺらぺらとめくって６週間分をしっかり確認していました。　　******************************* 昨日、悠くん、翌日のスケジュールに『ビデオ』を貼りましたので、今日は学校から帰ってきておやつまでの間に『ビデオ』をいれ、『自由遊び』『ビデオ』『おやつ』にしました。帰宅早々、『ビデオ』というので、『ビデオ』『自由遊び』『おやつ』に変更してみましたが、それは嫌なようです。ビデオを見てすぐおやつにしたいようです・・・というより、ビデオを見たらすぐおやつに出来ると思っているようです。『おやつは３時』と伝えて、『自由遊び』『ビデオ』『おやつ』にするか、『ビデオ』『自由遊び』『おやつ』にするか選ばせました。どちらを選ぶかは、悠くんに自由です。結局、悠くんは、すぐにビデオを見る方を選びました。（^^ゞ「選択すること、一つを選ぶということは、もう一方を諦める力を育てる」ということを実感します。自分で片方を選ぶと、もう一方はすぐに諦められるようになって、パニックがずいぶんと減りました。ビデオのスケジュールをもう少し詳しくして、いろいろ交渉できるように工夫する必要があるようです。それぞれのビデオとその時間を考えて交渉できるようにしていこうと思います。自由に遊ぶ時間の長さも、悠くんにわかるように視覚的に示せないかなぁ・・・と考え中です。
２００２．４．２４（水）	昨夕、今日の療育が「翌日のスケジュール」に貼り忘れているので、「週間スケジュール」のところへ行き、そこに貼ってある療育の写真を示して、確認してきました。早々に、療育のカードを翌日のスケジュールに貼りました。（^^ゞ今日は、その療育に行きました。「行くよー」と声をかけると、嬉しそうに玄関に飛んでいきました。その場所まで、車で２０分程度、ちょうど半分ぐらい来た所で、急に「あーーーーっ」と怒りの叫び（？）行きたくないはずはないですが、とりあえず、「家に帰る？」と聞いてみました。やっぱり、家に帰りたいわけではなく、行きたいようです・・・その後は、いつものようにぼーっと外を見ながら座っていました。療育の建物の駐車場で車を降り、階段で２階へ上がる途中、今度は泣き出しました。「家に帰る？」と聞いてみても、拒否が帰ってきました。・・・・・・・・・・・・・・・・・？？？?(?_?)? 「今は不安定な時期だから」で片付けてしまっていいのか・・・それとも、療育の内容に原因があるのか・・・その場所はおもちゃがたくさんあって悠くんは好きです。ただ、先生の対応が前回少し気になりました。悠くんからのコミュニケーションをしっかり引き出そうとしてだと思いますが、わかりにくい要求に対しては、何度も「何？（もう一度きちんと伝えてごらん）」と問いかけていました。このアプローチは悠くんには逆効果です。悠くん、「なかなかうまく伝わらない」とは取らず、「なかなか許可してくれない」と受け取ります。悠くんはたぶん・・・「ほしい」「だめ」「ほしい！」「だめ」「ほしい！！」と何度も繰り返して、やっと要求が通ったという状態だったと思います。その日はずっと続きました。（^^ゞこの前回の体験が原因で、もしかしてフラッシュバックしているかもしれない・・・とも思いました。でも、悠くんが泣いた理由の本当のところはわかりませんが・・・（^^ゞ。
２００２．４．２３（火）	先週、何度も「明日はＫスーパーに行く」と翌日のスケジュールにＫスーパーを貼っていました。悠くんが学校から帰宅してから夕方スーパーに行く予定にしていましたが、ついついばたばたとしてしまっていく時間がなくなり、サリーの都合で「明日ね」とまた翌日に伸ばしてしまうことが続きました。昨日は、一日休みなのになぜかスーパーの要求は出ませんでしたが、昨夜、ついに「Ｋスーパー」の強い要求が出ました。いつもは、こっそり翌日のスケジュールに貼っているのですが、それではだめだと思ったのでしょうか・・・夜、ファイル帳を持ってきて、『Ｋスーパー』を示しながら「あーあー」と要求してきました。約束を一日一日と伸ばしてしまったサリーがいけないのですが・・・悠くん、予定変更を受け入れるのも早いですが、本当にほしいものは諦めずに確実に伝えてきてくれるようになりました。以前は、最初の要求で、ちゃんと要求どおりにしないで、変更を何度かすると、もう二度と要求を出さなくなりましたが、結構、諦めなくなりました。（^^ゞ今日はちゃんと夕方にはＫスーパーに行きました。（^^ゞ何を買いたいのかな・・・ビニールが欲しいのかな・・・と疑ってかかるサリー（^^ゞしかし、悠くん、スーパーに行くことが楽しいように見えました。何も要求せず、ニコニコと付いて回り、荷物も持って帰りました。悠くん、自分は一袋必ず持って帰らないといけないと思っています。空になったカゴをかだずけるのと、カートを元に戻すのと、袋を一つ持って帰るのは自分の仕事と思っています。その袋を家についてポィッと乱暴に置くことも、「そっとね」と声をかけるとそっと置くようになりました。(#^.^#) 言葉を理解していないのに、なぜ「そっとね」の声かけに従えるのかはわかりませんが・・・（^^ゞ流しにお皿をガチャンと放り込むことも、「そっとね」でそっと置くようになりました。
２００２．４．２２（月）	土曜日に参観があったので今日は代休です。午前中は『自由遊び』、午後から『粘土』『シャボン玉』を入れました。実は、ある研修会に提出するために、今日は「遊び」の場面をビデオに撮ろうと思っています。（^^ゞお昼前、早く昼食と要求するのを「待って（マカトン）」と示し、１２時まで待たせることにしました。すると『ビデオ』を要求してきました。じっと待っているのは嫌なのでしょう・・・１時間のビデオなので、ちょうど１２時ごろまでかかりそうです。途中で、お昼はピザにするか海苔巻きおにぎりにするかを聞いてみると、「おにぎりがいい」との返事。おにぎりを作り始めると、悠くんのご機嫌がとっても良くなりました。ビデオを見ながら「あぅあーひぅあーー」と声を出しています。(#^.^#) 昼食の後、粘土、それからシャボン玉。ビデオを意識してちょっとハイ状態でした（^^ゞ撮り終えたビデオを、再生してみました。悠くんが、ものすごく喜んでビデオを覗きにきます。なんだか、異常に興奮状態・・・（--；）こわごわと手を伸ばしてモニターを触ろうとして、やっぱり触れずに引っ込めます。何回か繰り返して、ついに触ってみました。（^^ゞどう思ってみていたのでしょう・・・今までは、モニターは鏡だと思っていたはずです。ビデオのモニターは鏡だと思っていたのに、なぜか箱の中で自分が動いている・・・というようなことでも思っていたのでしょうか（^^ゞきっと不思議だったのでしょう・・・
２００２．４．２０（土）　　　　　　　　　　　　　　　　　授業参観	今日は５年生になって初めての授業参観でした。ここ数日家では落ち着いて過ごしているので、落ち着いてきたのかと思っていましたが、まだまだのようです。授業の最中に、おもちゃを気にしておもちゃの所へ何度も行きました。おもちゃにかなり執着しているようです。おもちゃに執着するは、悠くんの不安定さのバロメーターです。本当に落ち着いている時はあまり執着しません。執着している時期には、おもちゃがなくなった、取られた、置いていかなければいけない、などでトラブルが起きます。おもちゃをかじったり触ったりすることで、自分を落ち着けているような感じがします。自分のイライラをおもちゃにぶつけてかじったりすることもあります。新しいクラスメートが増え、新しい先生が増え、教室が変わり・・・やっぱり影響しているのでしょうか・・・
２００２．４．１８（木）	今日は、学校のあとショートステイ。いつもは習慣スケジュールに事前に貼っておいたり、前日から予告しておいたりするのですが、今回、事前の予告をすっかり忘れました（^^ゞ予告したのは当日の朝ということになってしまいました。朝起きてきてスケジュールにショートステイが入っているのを見た悠くん、にっこり(#^.^#) 嬉しいようです。嬉しいことは直前の予告でも大丈夫ですが、嫌なことは出来るだけ早く予告しておいてあげないと、悠くんの拒否がすごいです。今回は、大丈夫でした。・・・と思いましたが、学校で、何度も何度もショートステイ先の写真を見せて「○○園、行くよね」という感じで確認していたようです。今まではそんなことしなかったのですが、事前に予告していなかったので本当に行くかどうか不安だったみたいです。やっぱり、出来るだけ早く予告してあげないといけませんね。（^^ゞ　　　夕方、ショートステイ先にお迎えに行きました。朝提示したスケジュールには『６時、家に帰る』と予告してありました。２回も続けて、サリーが迎えに行ったときにおもらししたということがありましたので、時間を先に伝えておくことにしました。これでも予告が足りなければ、また考えます。でも、今回は、大丈夫でした。悠くんが時計をどこまで理解しているかわかりませんから、このお迎えの時間の予告の成果かどうかはまだわかりません。この形で続けて、またおもらしがあるようでしたら、別の方法を考えることにします。
２００２．４．１６（火）	新年度も２週目になり、悠くん落ち着きました。今週はとってもニコニコしています。今日は、声がたくさんでています。はぅぅあぇぇぇぇ、ひぅいぃぃぃぃぃぃ・・・って感じで音（声？）で遊んでいます（＾＾）声が出ている時は、とっても機嫌がいいときです・・・が、うるさい（--；）機嫌が悪くても、声が出ます。うぃぃぃうぃぃぃぃ・・・みたいなのが（^^ゞ機嫌が良くても悪くても声が出ていますし、わかりにくいときはちゃんと表情を確認しないと、ひどい目に合います（^^ゞどちらも知らない人が聞いたら、同じようなものなのですが、何となく、気持ちの違いで声のトーンや調子が変わります。声を出さずにおすまししていると・・・障害児に見えなかったりするので、突然声を出すと、周囲の方々がびっくりして振り向きます（^^ゞ悠くん、今までにいろんな声（音？）を楽しんでいました。その時その時で気に入った音が違います。「パパパパ」「アパアパ」「フインフイン」「ディディ」などなど、いろいろな音に聞こえます。幼児期から、通園施設や保育所で、悠くんが「○○」と言いましたと発語があったように言われたことが何度もあります。でも、未だに私は聞いたことがありません。悠くんがその時の状態にたまたま合ったような発声をしたんだと思います。幼児期に関わってくれた保育士さんたちは、よく「今日、悠くんが言葉を出した」と伝えてくれましたが、そのせいで言葉が出始めたと期待させられて、何度も落胆してきました。たまたまよく似た音が出ただけではないのかと否定的に答えると、なぜ悠くんの力を信じないのかと叱られたこともあります。なぜそれほどまでに言葉が出るということに執着しなくてはいけなかったのか・・・と思います。
２００２．４．１１（木）　　ビデオ　　「今からしないこと」の予告	小３の夏休みに、夕方のプールを動機付けにして、遊びのスケジュールを入れるという試みをしました。その後、「何して遊びますか？」カードをスケジュールに入れて、チョイスボードから選んでもらうという形にしましたが、どうも悠くん、いやいや選んでいるような様子でしたので、とりあえず８ヶ月ほど続けました。確かに自分でビデオなども選びますか・・・あくびをしながら見ていたり怒りながら見ていたりします。「やめますか」と聞いても「ビデオ見ます」と返ってきます。・・・で、「何をして遊びますか？」の提示をやめました。スケジュールは「自由に遊ぶ」のみ（^^ゞそうするとやっぱりビデオは選びません・・・単にパターン化させただけのようです。そこから選ぶものと思い込んでしまって、「何をして遊びますか？」ではなく「チョイスボードから選んで遊びなさい」という指示のカードになってしまっていたようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→　　　【遊び】のページ参照チョイスボードにはビデオも含めて遊びを貼っていますが、「自由に遊ぶ」の提示だけにしてみると、毎日ではなく遊びたいときだけ「粘土」を要求します。この自由な状態で、１年半経ちました。ビデオは悠くんからは要求が出たことがありません。ところが・・・さっき初めて自分から「ビデオ」を要求してきました。１年半ぶり・・・（^^ゞ１本、楽しそうに見ていました。それが終わるともう１本要求してきました。遊びをスケジュールに入れて遊ばせるという試みをしていなければ、出なかったと思います。無理やりスケジュールに入れる試みが無駄ではなかったな・・・と今日初めて思いました。（＾＾）「ビデオを見る」ということが、要求できる一つの活動だということが、その試みで解ったのだろうと思います。構造のひとつの枠を教えた・・・そんな感じがします。　******************** 学校に一日のスケジュールを写真や絵で事前に示して見通しを持たせてくださいというお願いをしています。朝、悠くんだけ個別でその日のスケジュールを伝えてくださっていますが、新学期が始まって、少し不安定気味なので、再度お願いをしました。「今からする事」の予告と「今からしない（出来ない）事」の予告をお願いしました。「今日は出来ないこと」を事前に予告することはとっても大切です。いつものパターンでいつもやっていることは、出来るものと思い込んでいます。スケジュール上でそれを示していなくても、それが出来ませんと示したことにはなりません。悠くんは、スケジュール上になくても、いつもは要求してオーケーが出ることは、今日も出来ると思っています。自分がしたくなったら要求してきます。それがいつもは出来ていたのに今日は出来ないとなると、パニックを起こします。朝の時点で出来ませんと予告しても怒りますが、直前に予告するよりは怒り方が少ないです。期待する時間が長ければ長いほど、納得できない気持ちが大きいのだと思います。・・・当たり前（＾＾）ですから、悠くんが要求を出してくるだろう、やりたいだろうと思われることが今日は出来ない場合、朝の時点で予告してくださいとお願いをしました。今からすることの予告だけでは見通しが不十分だということを特に思います。物事のつながり関連性がわからないということによるものだと思いますが、「今日はこれをするのか･･･そうしたらあれは時間的に無理だなあ･･･」ということを、全く推測できません。２００２年２月２８日（木）【マック○○店】の出来事のように、時間的にそんなことは無理だろうとか、距離的に無理だろうというようなことが全くわかりませんので、一つ一つ丁寧に予告してあげないといけないということを痛感します。それをしないことで悠くんのパニックが起こります。サリーには当然のことですが、悠くんにとっては理不尽なことになっていることがたくさんあるようです。その辺り、先手を打って予告できれば、悠くんはもっと落ち着いて過ごせるのだろうと思います。
２００２．４．８（月）	春休みが終わり、学校が始まりました。久しぶりの学校だからか、登校する足取りも軽く、嬉しそうです。今日、我が家は補修工事があり、一日中ドリルの音などが響く予定ですので、悠くんはショートステイ。学校からショートステイ先へ直行です。夜、悠くんを迎えに行きました・・・が、学校からショートステイ先に着いたらすぐ、昼食だったようですが、悠くん落ち着かずに、じっと座ることが出来ず、昼食もあまり食べなかったようです。そのままの状態を３時のおやつまで引きずったようです。この間、３人の職員さんに噛み付いたとの事でした。学校では、変わりな駆ったようですが････悠くん、嫌なことがあってもその都度顔には出ません。我慢して我慢して、積み重なってぷつんと糸が切れるような感じで、パニックを起こします。その上、我慢している間は、我慢していることすらわからないぐらいです。普段と変わりなくニコニコしていても、実は我慢しているということがたくさんあります。その場で爆発してくれたらわかりやすいのですが･･･（^^ゞ今日の要因はいっぱいあるでしょう･･･推測し切れません。学校では、新しい教室、新しいクラスメート、新しい先生･･･でも、悠くんは、新しいことというだけでは混乱しません。いつもの対応ではない･･･、要求したのにわかってもらえなかった･･･ということ、それに、音声刺激が多かったのだろうと思います。ずっと家で過ごして、久しぶりの学校なので、したいことがいっぱいあったが十分出来なかった･･･始業式ですから、これも考えられます。または、ショートステイの時だけスクールバスに乗ります。でも１５分だけ。そこから１０分ほど歩きます。人数の多いときだけは、バスで迎えに来てくれます。もっとバスに乗っていたかった･･･送迎の車でなく、徒歩だった・・・学校で、バスの中で、ステイ先で、普段よりざわざわしていたのかもしれません。可能性として考えられるのは、このぐらいでしょうか･･･でも、この中の一つだけが理由ではなく、複数、または全部が積み重なったのかもしれません。でも、サリーは一緒に行動して観察していないので・・・（^^ゞとにかく、悠くん、噛み付くことは少なくなってきています。イライラしたらまず引っかきます。それでも我慢できないときには、最後の手段として噛み付きます。３回も噛み付いたということは、かなりのストレスだったのだろうと思います。何もないような顔で過ごしてしまう悠くんの行動から、原因を推測するのはとっても難しいです。悠くんのことを十分知っていても、なかなかわからないのですら、始めて対応してくださる、短い期間しか付き合っていない方･･･先生や職員さんには、その原因となるものを聞いても、なかなか答えが返ってきません。本当に原因を知りたかったら、付いて歩くしかないのでしょうね･･･（^^ゞさて、朝はニコニコるんるんで登校したのに･･･（--；）、ショートステイから帰宅した悠くん、やっぱりちょっとイライラしています。明日は「学校×」にしてほしいと要求が出ました。（^^ゞこれも、純粋に学校が嫌という風には取れません。悠くんが何を思って「学校×」にしたいのか･･･学校を休みにしてほしいのか、パパのいる休日にしたいのか･･･（休日には、パパとプールに行けたり、ゲームセンターにいけたりしますから･･･）『お出かけしません休日』のカードを、作らないといけないかな･･･
２００２．４．４（木）	今週は、月、火、水とマックに行かず、火、水とは事前にスケジュールの中に『マック×』を入れていましたので、悠くん、落ち着いて過ごしていました。今日、菜ちゃんは、YMCAのイベントに参加、夕方まで帰ってきません。悠くんをマックに連れて行こうかな･･･と思い、『マック×』と貼ってあったスケジュールを、１時すぎごろ『おやつ－マック』と貼り変えました。それを見た悠くん、久しぶり（大げさ？）のマック、早く行きたくて行きたくて仕方がない様子。待つタイマーを要求するので、出かける時間を２時半にセット。それでも、待てない悠くん、サリーにニコニコすり寄ってきて、タイマーを指差して「あっ、あっ」（^^ゞ速く時間（時計）を進めてと要求し始めました。（--；）何とか時間まで待ちましたが･･･３日間も何のイベントもなく家にいると、退屈します（^^ゞだって悠くん、家の中での遊びとして楽しめることがほとんどありませんから･･･ほとんどビーズやブロックのピースを触ったりかじったり、ビニールを振ったりしていました。１日に１度は粘土の要求が出て、粘土をしましたが、後は･･･遊びと言うほどのものではないですね（^^ゞですから、何もない３日間を特に崩れることなく落ち着いて過ごせたのは、すごいな･･･と思います。もっと、家の中での遊びを開拓していかないといけませんね。それでもとりあえずは、春休みや夏休みの長い休みが、「恐怖の春（夏）休み」では、なくなってきました。（^^ゞ
２００２．４．２（火）	今朝はスケジュールに『マクドナルド×』を入れておきましたので、落ち着いて過ごせました。連れて行く意思ががないのに、悠くんに「要求したらいけるかもしれない」という期待を持たせるのは、やっぱり悠くんにとってはすごく辛いことだということですね。これだけ違うのか･･･というぐらい、落ち着いてました。しっかりと「事前の予告」をすることを忘れないようにしないといけませんね。今日は、「粘土」の要求が出ました。粘土を出してあげると、すぐにご褒美の確認「粘土を口に入れなかったらご褒美」ということにしていますから･･･（^^ゞ粘土を少しこねられるようになってきました。模倣が少し上手になってきたからでしょうか･･･サリーが丸いお団子を作るのをちらちら見ながら真似をしていました。口に入れることなく、粘土を触って遊ぶということが出来るようになったようです。何年かかったでしょうか･･･長い道のりでした（^^ゞ本人が落ち着いた状態であること、視覚的支援の意味を理解したこと、などいろいろなことをクリアしてきた成果かなと思います。困った行動は結局、その隠れた原因となるものをすべて取り除いてあげないと、なくならないんだなぁということを改めて思いました。悠くんの隠れた原因は、コミュニケーションと見通しです。見通しを持って行動する、やり取りをする･･･そういった経験を通して、自分をコントロールする力、ルールを理解する力が育ってこないと、困った行動がなくなっていかないということ、最近の悠くんを見ていてそう思います。
２００２．４．１（月）　　視覚的に伝える効果	今日は、朝から退屈の様子・・・『マクドナルド』の要求が出ました。・・・昨日行ったでしょ（--；）なんか・・・お出かけのない日は、マックに行きたがります。（^^ゞ今日は「×」とだけ伝えました。それから『公園』に行きますか？と聞いてみましたが、拒否。公園の誘いには乗ってきてくれると思ったのですが・・・うーーん、何で？３時のおやつタイムの最中に、悠くんから『公園』要求が出ました。公園に行ってしまうと、もうマックの可能性がなくなると思っていたようです。おやつを食べ始めると、もう「おやつマック」はありませんから・・・確実に「今日はもうマックには行かない」と解ってから、公園要求を出してきました。朝から、「今日はマックには行きません」と貼っておけば良かったかな・・・悠くんをちょっと期待させてしまいました。（^^ゞ朝、悠くんからのマック要求が出た時点でしっかりスケジュールに『マック×』を示しておけば、おやつまで待たずに、もっと早く公園要求が出たと思います。（^^ゞ視覚的に伝えているものがあるのとないのとでは、ずいぶん違うということですね。ついつい、忘れてしまいます・・・気をつけないといけませんね（^^ゞ