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遊び・・・結果編

遊びを教える取り組みの結果です。
結局、失敗しました・・・(^^ゞ



8ヵ月後・・・ スケジュールに『遊び』を入れることで、遊びに取り組んでくれるようになりました。
スケジュールに『?(何をして遊びますか)』を入れておくと、『?』のところの遊びをチョイスボードから『ビデオ』や『粘土』や『音楽を聴く』などを選んでくれます。
毎日の習慣にした成果というのでしょうか・・・

『ビデオを観る』を選んだのは悠くんです。そのビデオも数本の中から悠くんが選んだものです。
でも、・・・
あくびをしながらビデオを見ています。イライラしている時には怒りながら見ています。
「やめますか」と聞くと、「します」と返ってきます。

8ヶ月経って、習慣になったけれど、本当に楽しんではいないようです。
遊び方を教えることで、続けることで、本当の面白さに気付いてくれるかも・・・そう思いながらやってきました。

いつまで続けるか・・・諦めてやめるのか、もう少し続けるのか・・・


やめてみることにしました。

スケジュールに『遊び』も『?』も入れるのを止めました。
全て『自由に遊ぶ』というスケジュールにしました。
そうすると、やっぱり何も選びません。チョイスボードはそのまま同じところに貼ってありますし、『粘土』や『音楽を聴く』など、全てチョイスボードに張っています。でも、選びません。
『ビデオ』や『音楽を聴く』を提示してみると、拒否してきます。


結局、本人が楽しんでする遊びは、広がらなかったということですね。(--;)


悠くんが楽しめる遊びは・・・いったい何なのでしょうか。
いまだに、ブロックや積み木、ビーズや指人形といったものを次から次へとかじり壊しているだけです。(^^ゞ
赤ちゃんが口で感触を楽しんでいるという段階から先へは進んでいないのでしょうか・・・




 パターン化 遊びを入れて、自由に選ばせているつもりでも、『?』のところは選ぶという習慣になっていたので、『?』は「選びなさい」という指示になってしまっていました。そして、チョイスボードに貼った遊びも、いつものものになっています。パターン化しているということですね。本人の意思が入っているようですが、一つの狭いパターンの中での自由でしかありません。

本当に自由に遊びを選んでもらおうと思ったらどうしたらいいのでしょうか・・・
『?』がなくても、チョイスボードやファイルから要求できることが大切ですね。
また、ファイル帳やチョイスボードには、サリーがこれは悠くんが好きかも・・・と思ったものが入っています。私の推測でしかないです。
悠くんが、サリーの知らないどこかで、何か楽しい経験をして、それを家での遊びに取り入れようと思ったら、悠くんからの「情報提供」や「情報請求」が必要になってきます。
でなければ、サリーが選んだ枠の中からの選択でしかなく、その枠の中でしか選べないことになります。どれだけ枠を広げても、サリーの推測で広げた枠でしかない・・・その枠の中で、パターン化してしまうということです。

でも、悠くん、コミュニケーションの機能としては「要求」と「拒否」だけです。
パターン化は仕方ないのでしょうか・・・




諦めたけど・・・


8ヶ月続けて諦めました・・・と書いたのですが(^^ゞ

諦めてから、1年半。
悠くん、突然、自主的に『ビデオ』を選ぶようになりました。
ビデオだけでなく、『(アンパンマンの)パチンコ』も・・・(^^ゞ

無理やりスケジュールに入れる試みをしていなかったら、この要求はなかったと思います。
スケジュールに入れて、これが選べる活動だよということが解ったのだと思います。

それにしても、結果が出るのが遅いこと・・・・・(--;)


種をたくさん蒔いておけば、いくつかは、いつか芽が出るということでしょうか(#^.^#)
では、もう少したくさん種を蒔くことにしましょう・・・

 ・ブロックを組む
 ・積み木を積む
 ・ジグソーパズル
 ・粘土
 ・違う種類のビデオ
などのスキルアップを、とりあえずは遊びとしてではなく、ワークとしてやらせてみることにします。
さて、結果が出るのは、何年後でしょうか・・・(#^.^#)




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