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生 活 
         
身辺自立など





   食  事



   
ご褒美皿・・・この上に乗せます


   
ごちそうさま・・・食事が終わったら、手
         やお口の周りを拭くの
         に使っているウエット
         ティッシュの写真
 悠くんは、3歳ぐらいまで、白いご飯とオレンジジュースと塩せんべいだけで大きくなりました。他のものは食べませんでしたので、1歳半から通い始めた通園施設では、一切飲み食いせずに過ごしました。
3歳をすぎた頃、このままではダメだと思い、無理に食べさせることにしました。おかげで、何とか食べるようにはなったのですが、食事タイムは戦場のようで、「パックンしなさい!!」「ゴックンしなさい!!」と一口ずつ無理に口に入れるというようなすごい状態でしたし、ペーッと吐き出すと、「ペーッしたらダメ」と禁止していました。自分からは、絶対に手を出さないので、常に食べさせてあげている状態でした。

それで・・・
「全部食べたら、どんないい事があるのか」ということを本人に見せ、動機付けしました。具体的には、「全部食べたら、大好きなお菓子をあげます」ということで、全部食べたご褒美のお皿を決めて、そのお皿にアメ2個を入れて、見えるけれど届かないところに置いて、「全部食べたらね」ということを伝えつづけました。
ご褒美皿の意味がわかってからは、そのご褒美のアメを目当てに、食べてくれるようになりました。いつも同じご褒美だと飽きてくるので、ご褒美も本人に選択させました(おやつの場面で好きなおやつの選択が出来るようになっています)。食べる前に、自分でご褒美のお菓子を選んで、それを目当てに、自力でがんばって全部食べてくれるようになりました。

このご褒美を学校に持ち込む方法を悩んだ時期もありますが、「給食が嫌い」になっては困るので、無理に食べさせることはしないようにお願いをしました。
でも、学校では、ご褒美はないものと思ってくれているらしく、学校の給食は「ご褒美」がなくても食べてくれます。

悠くんの偏食は、いまだに続いていますし、嫌いなものの方が多いです。
感触にかなり敏感で好き嫌いがあるようですが、それでも全部食べきったら、ご褒美皿を持ってきて、お菓子を選んで伝えてくれますし、体調が悪かったりして、あんまり食べたくないときは、自分でご褒美を諦めて「ごちそうさま」にします。
拒否したら食べなくてもいいと分かっているからでしょうか、初めてのものでもとりあ
えず味を確かめてみようと思い始めたようです。



 
トイレ
    
うんち編




 小さい頃から、いろいろやってみましたが、結局、ある程度コミュニケーションが取れるようになってから、トイレで出来るようになりました。
特に、幼児期の、模倣が出来ない頃に『力む』ことを理解させることが難しくてできませんでした。  

3歳〜5歳(年少・年中)の頃
もちろん、まだオムツでしたが、うんちをした後気持ちが悪いのか、いつの間にかオムツを脱ぎ捨てて、お尻をじゅーたんにこすりつけたりしていました。この件で私がかなり怒ったので、オムツを脱ぎ捨てて、トイレットペパーで自分で拭こうと試みたり、隠れたりするようになりました。
 トイレットペーパーで拭こうとしたのは、オムツについたうんちを「うんちはトイレ」とトイレに流すのを見せて見たので、なんとなく解かったのでしょうか、でも、トイレットペーパーの量はすごいし、つながったままだしで、余計トイレがすごい状態になってしまいました。
 健常児でも、まだ自分できちんとお尻を拭くのは難しい年齢ですから、本人の精一杯の努力だったと思います。出来るだけ、怒るのをやめようと思いましたが、毎日のことですのでなかなか・・・つい怒ってしまいます。

本人をよく観察しているとなんとなく「今うんちをしようとしているな」というのが解かりましたので、タイミングよくトイレに連れて行くのですが、トイレに連れて行くとしませんでした。立った姿勢でないとお腹に力が入らないようで、座った姿勢では出来ないようでした。

 この頃、どうやったらトイレでしてくれるかを必至で考えていました。そして、「トイレ以外の場所でしたら、怒られる」と思ったらトイレでしてくれるかも・・・と思って、トイレ以外の場所でしたら叱り、「ここならOKだよ」とトイレに連れて行くようにしましたが、ダメでした。
コミュニケーションも取れないのに「ここならOKだよ」の言葉や身振りが伝わるわけがありません。私は必至で伝えているつもりでしたが、でも、子どもに伝わっていなければ、「私はこれだけがんばっている」というただの自己満足ですね。それに、この頃、私は必死ですので、本人にはきっとものすごいストレスを与えていたと思います。このことがこの後、本人にすごく辛い思いをさせることになってしまいましたが、この時には私はまったく気がつきませんでした。
 全然出来るようにならないので、ついに諦めて、出そうなときにオムツをはかせることにしました。しばらくはこのまま、出そうなそぶりを見せたらオムツをはかせて、その場で立ったままさせることにしました。焦って必至でやっていて、成果がでないとすごく疲れますが、「もお、いいか」と諦めると、私の気持ちもすごく楽になりました。必死で教えようとすればするほど、本人を追い詰めていることになります。

6歳
 トイレに座らせる試みをはじめました。でも、模倣も出来ませんし、コミュニケーションが取れないので、「力む」ということが伝えられません。今まさに出るというときにうまくトイレに座らせるとたまに出きることがありました。でもこの頃、本人は我慢して我慢出来なくなってからうんちをするので、1週間に1回ぐらいしかしませんでした。お腹がパンパンに張っているのに、なぜか本人は平気な顔をしていました。
 早く何とかしたいと焦りすぎて、まだコミュニケーションも取れないのにかなり無理な要求をして、子どもを追い詰めてしまっていた結果がこれだと思います。

「トイレでうんち」は、本当は気持ちのいいもののはずだと思います。うんちが出た後って、すっきりして気持ちいいはずですよね。悠くんが1週間に1回しかうんちをしなくなったのは、必死でやりすぎて、「トイレでうんち=怖いこと」と思い込ませたからだと思います。うんちがしたくなるたびに怖いことが待っているから、我慢しようと思わせていたとしたら、とても可哀相なことをしたと思います。
子どものペースに合わせるしかないと焦ることをやめて、子どもが失敗しても怒らなくていいように、パンツとズボンの替えは十分買い置きしました。トイレのことだけではなく、他のことでも、よく失敗して汚します。1日に8枚ぐらい汚すことがありましたので、1日に8枚×3日分(24枚)、30枚あればいいか、と金銭的には確かに無駄ですが、イライラしなくても済むと思えば、子どもの着替えなんて安いものです。

小学校1年生
 まだ、我慢して我慢して1週間に1回しかしませんでした。この頃に、お風呂でうんちをすることが結構ありました。暖かいお湯の中に入るとついしてしまうようです。仕方ないですね、目いっぱい我慢しているんですら・・・ でも、お風呂でされると私も困りますから、お風呂に入る前にしばらく座らせる事にしました。はじめは嫌がっていましたが、毎日の習慣にすると結構嫌がらないで、座ってくれるようになりました。

小学校2年生
 この頃には、少しずつ、コミュニケーションも取れるようになってきていたのと、模倣が少し出来るようになってきていたので、便座に座らせて「うーん、うーん、して」と力むことを教えました。ちょうど本人が力んでるときに「そうそう、うーんうーん、丸」と力んだことを誉めました。うんちが終わったときにも、「それでいいよ、○」と、トイレで出来たことを誉めました。そうしているうちに「うーんうーん」の意味を理解してくれるようになりました。

現在
したくなったら自分で行きます。1週間に1回ということもなくなりました。終わったら「お尻を拭いて」と私を呼んでくれます。


 幼児期、コミュニケーションも取れないのに、無理やりいろいろやらせたことが原因で、週に1回しかうんちをしないようになったと書きましたが、私がそのことに気がついたのは、小学校3年生になって、1〜2日間隔でトイレでうんちをするようになってからです。それまで、悠くんは週に1回ぐらいしかしない体質なのかもぐらいにしか思っていませんでした。悠くんのなかから「トイレ=怖い」ということから消えるのに数年かかったということです。


歯磨き




ドラ録・・・短いメッセージが
     録音できるので、
     5カウントを録音して
     います。

  「1、2、3、4、5、めくる」に
 あわせて、ブラッシング(^^)

  

悠くんの指示書の中身ですが・・・(^^ゞ
一枚ずつめくりながら磨きます。  



この歯磨きの画像を使われる方へ

それぞれの画像はプリントして使える大きさで置いています。
このページをそのままプリントしても、画像はが小さいですが、、それぞれの画像の上にマウスのポインタ(矢印)を持ってきて、右クリックで「名前をつけて画像を保存」を選んで、いったん画像を保存してから、ワードなどに貼り付けてプリントしてお使いください。

なお、乾布摩擦や手洗いの画像も使える大きさで置いてありますので、同じようにしていただくと、そのまま使えると思います。



お風呂 





身体を洗う用とお風呂から
出て、拭く用と2つ用意しま
した。            

  

指示書を見ながら、一人で洗う練習中です。(^^ゞ
一枚ずつめくりながら、自分で洗います。

お風呂の中では、ラミネートカード同士が水で引っ付いて、とってもめくりにくいですので、裏側(右側、左側、下側)にマジックテープを貼り付けました。これで、石鹸で滑る手でも一枚ずつめくれるようになりました。台(?)は、ブックエンドを使ってます。
少し角度を斜めに変えて・・・って、体重をかけて無理やり捻じ曲げてます。(^^ゞ

  この、指示書用のボディです。

 
初めは、乾布摩擦から始めました。悠くんの手を持って、少しずつこする練習から始めて、サリーが向かい合って、こするところを悠くんがこするということをしました。
私がモデルを示していたのを、絵に描いた指示書に換えていきました。初めての指示書は、B5サイズで、こすっているしぐさを描いたものでした。
その次に、今使っている指示書に換えることが出来てから、お風呂で試みました。お風呂に持ち込むまでには、3年ぐらいかかっています(^^ゞ

というような段階を踏んで、今に至っています。



   手を洗う 


    
 




 トイレ
    おしっこ編





 
  

小1 立ってする練習をしました。

   ウエストが総ゴムのズボンをはかせて、全部脱ぎ捨てずに、
   ひざまで下げてすることが出来るようになってから、お尻を
   出さずに、ウエストの部分を少し下げて排泄する練習をしま
   した。

小3 前のファスナーから排泄する練習をしました。
    
   まず、大きめのぬいぐるみに、布でおちんちんを縫い付けて、
   100サイズのパンツとズボンをはかせて、総ゴムではなく、
   ホックつきのズボンの着脱の練習と、前のファスナーからちん
   ちんを出して、またしまう練習をしました

   ぬいぐるみで上手に出来るようになってから、トイレへ(^^)

    
 
 
夕食の予告
 
    
  
夕食は、「ご飯・味噌汁・
   ハンバーグ・目玉焼き」と
   貼ってあります。

 


夕食のおかず、悠くんの好きな、ひじきや目玉焼きなどがあるのかないのかなどをすごく気にするようになったので、メニューの予告をしています。。

本人が気にしないものは特には予告していませんので、だいたいのメニューです。

   

  お留守番

 悠くんにお留守番をお願いする
 ときは、『お留守番』カードを使
 いました。



悠くん、お留守番が出来ます。
長時間は留守番させたことがないので、どのぐらい出来るかは・・・不明です。(^^ゞ
1時間ぐらいなら、ぜんぜん大丈夫でした。
ちょっとでも、お留守番をしてくれると、とっても楽です。
特に、下の子のお迎えの時に、役立ちました。(#^.^#)


サリーが買い物に誘っても、行きたくないときには、『お留守番』のカードを見せに来ます。
一人になりたくて、サリーに出かけてほしいときにも、持ってきます。
サリーに「出かけて!」と要求してくるわけです。(^^ゞ
サリーのいない間に、何をしたいんでしょうね・・・(--;)


どんなカードか・・・というと、

『サリー』は『「お出かけ』、『悠くん』は『家』という感じで、カードを組み合わせて1枚のカードにして表しています。
「サリーは出かけますが、悠くんは家にいなさい」ということですね。

    ↑
『お出かけ』カードは、サリーが出かけるときにいつも持っているカバンと靴を
玄関で撮ったものです。

『パパはお出かけ』カードは、パパの写真と、パパがいつも会社に持っていくカバンと
靴です。


 ふりかけを3回


悠くん、ゆかりふりかけがお気に入りです。
ふりかけをかけると、上のふりかけだけすくって食べて、「もっと!」と要求しました。
ですから、回数制限をしました。
「ふりかけは3回」と決め、食べ方は自由。
上だけ食べてしまうと、残りは何もかけずに食べなければいけません。
そうすると、結構ご飯とともに食べるようになりました。(#^.^#)

            

1回かけると、「1」を裏返します。 裏は白です。

最初の頃は、3枚裏返ると、ふりかけの絵の上に「×」を付けていました。


 時計


我が家の時計は、長い針と短い針の色が違います。
悠くんには、長短が解りませんので、色を手がかりに出来るように、長い針は赤、短い針
は青に全部塗ってしまいました(^^ゞ

            



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