ホーム     構造化(〜9歳)                前へ        次へ

 

小3〜小4の頃の悠くん

悠くんが小学3年〜4年の頃です。
言葉の理解も発語もない悠くんとのやり取り。

 

言葉の代わりは?

   『カード』は悠くんにとって、言葉の代わりになるものです。           
   「人間味が無い」と言われたりしますが、たくさん言葉をかけると、
   悠くんが混乱しているのが分かります。写真カードを示しながら、出来
   るだけ短く分かりやすい言葉をかけるようにしています。        
   悠くんからの要求は、ブックやファイルを開いてカード示して伝えてくれ
   ます。                                      
 
時間の流れを伝える

    今から何があるのかを伝えるためにスケジュール
    ボードを使っています。悠くんの大好きな活動が、
    いつあるのか(いつまで待てばいいのか)を示して
    あります。                       
    お出かけの時も、いつでも悠くんに伝えられるよう
    に、また、悠くんがいつでも確認できるように、携
    帯用のものを持ち歩いています。          








「噛み付き」はどうなったか

        「いつ」「どこで」「何を」「どれくらい」「誰と」するのか、
        「終わったら何があるのか」を悠くんに解かる方法で伝えることと、
        悠くんが「要求」と「拒否」の手段を身につけたことで、問題行動
        を起こさなくてもいいようになったようです。
        かなり落ち着いてきました。
        

        このままでは「強度行動障害」までいくかもしれないと心配した
        「噛み付き」、今ではほとんどなくなりました。全く無いわけで
        はありませんが、いつ噛み付くかとびくびくしていた頃が嘘のよう
        です。
                                   


 構造化(〜9歳)                前へ                次へ