その145：子連れで沖縄3泊4日の旅（2005年11月）
3日目
昨日よりものんびりした起床時間にして朝食にしたせいか、
はたまた土〜月での旅行者が多かったのか、
ホテルのレストランはすごく空いていました。
やはり、ゆったりと旅をしたいのなら平日に限るんですかね。（笑）
チェックアウトもほとんど待ち時間なしで済ませられたし、
日〜水の日程はなかなかよかったかも？
チェックアウト後、ホテルの周りのハイキングコースを
少し歩いてみようかとうろついてみましたが、
これがものすごいハイキングコースで、5mも進まないうちに断念。
本当に「ハイキング」用の靴が必要な道だったのです。＾＾；
ホテルのフロントで訊ねた時に言いよどんだのが分かりました。
何だか変わった感触の木があったようなので興味があったんだけどな。
なっちゃんが小学生くらいになったら歩けるかもしれないけど、
その頃には私たちの体力がないかもしれません。（笑）
誰か機会があったら、行ってみてください。m(_ _)m
沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパの玄関前で
ベルボーイさんに撮ってもらいました
その後は、かりゆしビーチに向かいました。
ここはかりゆしホテルズのプライベートビーチです。
ツアークーポンでグラスボートが大人1人3,000円の料金が
半額の1,500円になるので、
せっかく沖縄に来たのだからマリンスポーツっぽいものもやってみよう
という魂胆です。（笑）
ただ、天気はよかったのですが風が強くて、
グラスボートのコンディションとしては△な日で、
水しぶきがかかるので合羽を着用してくださいと言われちゃいました。
私たちの他にも2組が一緒にグラスボートに乗りましたが、
全員割引クーポン組です。（笑）
グラスボートというのは、船底がガラス張りになっていて、
海に入らずにシュノーケリング感覚が楽しめるというものです。
ポイントではエサ（車麩？）を撒いて魚を呼び寄せます。
風が強くて波が高かったので、海中もかなりにごってしまっていて、
あまり魚は見れませんでしたが、
穏やかな日だったらきっと素敵な体験になったと思います。
ただこの日は波が高かったので、
身を乗り出して真下を覗き込んでいる態勢は
かなり気持ちが悪くなりました。＾＾；
なっちゃんはいつの間にか寝てしまっていたし…。＾＾；；
かりゆしビーチにて
2006年の年賀状の写真に使いました♪
でも波が来るのは怖かったみたい。（笑）
この柵から身を乗り出して船底を見ます今夜のホテルは那覇市内なので、
かりゆしビーチを出発した後はひたすら南下のドライブです。
昼食処を探しながら、名勝・万座毛に立ち寄りました。
ここの駐車場は昔ながらのお土産物屋に囲まれていますが、無料です。
お目当ての昼食処はありませんでしたが…。
万座毛の象の鼻のような岸壁を見て、
なっちゃんはちゃんと「ぱおーん」といいました♪
崖の上も「こあい？」って分かっているみたい。
本当に連れてきてよかったなと思います。
ところで、海岸線の国道は北上ルートにはレストランなどがあるのに、
南下ルートには何もないんですね。
米軍キャンプなどがでんっとあるからしょうがないんだろうけど。
結局私たちはさんざん南下した挙句、国道を右折して、
長崎ちゃんぽんを昼食にしました。（笑）
昼食後もひたすら南下を続けました。
今回は、過去2回の私の沖縄来訪で避けて通ってきたひめゆりの塔を見に行こうと思っていたからです。
どうして避けてきたかというと、きっと史実の悲惨さに打ちのめされてしまうのではないかと思っていたからです。
長崎の平和記念像を見たときにこみ上げてきたもの、平和の泉の碑の文章を読んでこみ上げてきたものを思い出すと今でも辛いです。
広島の平和記念資料館（原爆資料館）には未だもって足を踏み入れることができません。
でも、ひとりの母親となった今、戦争を直視し、なっちゃんの将来に影を落とさせないためにも訪れるべきだと思ったのでした。
しかしながら、これはかなりのロングドライブになりました。＾＾；
那覇市内を抜けて南下していくと、車窓の風景が変わります。
さとうきび畑が増えてきます。
そして新しい建物を見ることがなくなり、全体的に古い建物ばかりが目立ちます。
あまり裕福な街ではないのかな？ これは戦争の傷跡の大きさのひとつなのかな？
そう思いながら、私は車に乗っていました。
ひめゆりの塔にはなっちゃんのお昼寝時間の最中に着きました。＾＾；
せっかくここまできたのだから、ということで、なっちゃんを抱いたまま（なっちゃんは寝たまま）見学をしました。
私の勉強不足なのですが、ひめゆりの塔というのは慰霊塔であって、想像する塔とは違いました。
（私がイメージしていたのはひょっとすると残波岬の灯台だったのかもしれません）
ひめゆり部隊が最後に移動したガマ（天然の防空壕みたいなもの）の上に立てられています。
献花用の花も売られていました。
ひめゆりの塔のそばにもお土産物屋が無料で駐車をさせてくれます。
本当は買い物をした方がいいのでしょうが、自販機のみ利用し買い物なしでも何も言われませんでした。
ひめゆりの塔の奥にはひめゆり平和記念資料館があります。入場料：大人300円です。
ここにはぜひ入って見学をして欲しいと思います。
ひめゆり部隊がどうして死ななければならなかったのかがとてもよく分かりました。
亡くなった女学生たちの遺品の数々もさることながら、生存者の「あの戦い」を語るVTRは本当に鬼気迫るものがあります。
もう絶対にこんなことは起こしちゃいけない、こんな思いをする人を出してはいけないと思いました。
特に私の腕の中ですやすやと寝ているなっちゃんを思うと、今の平和の世の中に感謝の気持ちがいっぱいになりました。
平和記念資料館を見学後は那覇市内のホテルを目指しました。
関東に比べると沖縄はかなり日が長いので、
まだまだ他の場所を見学しようと思えばできましたが、
平日は17時半を回ると、那覇市内はバス専用道路やバス専用レーンが
増えて訳がわからなくなりそうだったからです。
今夜のホテルは泊埠頭そばの沖縄かりゆしアーバンリゾート那覇です。
ホテルには専用駐車場はありませんが、かなり歩きますが、
隣のとまりんの有料駐車場に1日500円で止められます。
ホテルでは、何故かエクゼクティブルームに泊まれました♪
エグゼクティブフロアに入るには客室のキーがないと入れないし、
お部屋自体も広いし、パソコンルームも無料で使えるし、
何より最上階からの泊埠頭の夜景は素晴らしかったです♪
夕飯はホテルから歩いてすぐの「朝市直送魚屋ちぬまん」へ。
ガイドブックから選んだお店ですが、行ってみたら海鮮居酒屋でした。
でも、2階は個室対応になっているし、キッズルームもあるので、
子連れでも気兼ねなく長居ができるお店でした♪
沖縄料理やお刺身などをつまみに夫は焼酎を楽しんでゴキゲンでした。
結果的にはかなりのお値段になりましたが、
沖縄旅行の最後の夜にはなかなかよいチョイスだったと思います。
泊大橋がきれいでしたホテルに帰るとちょうど無料のイベントをやっている時間だったので、
8階の中庭に寄ってみました。
琉球舞踊ショーには間に合わなかったのですが、
島唄三線ライブでは沖縄の楽器三羽（サンバ）を持たせてくれて、
なっちゃんは興味津々にたたいていました。
子供には遅い時間だったので、最後まで見ることはできなかったけど、
沖縄気分に浸れる素敵なイベントでした。
特に、夏川りみの「涙そうそう」の時には、
今日見学したひめゆりの塔のことを思い出し、じーんとしてしまいました。
無料のイベントは他に琉装での記念撮影会や陶芸教室があります。
時間があるのならぜひ体験したかったです。＾＾；
