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ここでは、撮影に使っているカメラなどの紹介をします。
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    カメラ・レンズ Camera & Lens

今のところ撮影に使っているのは、デジタル一眼だけです。 もちろんそれまでは、ミノルタSR-7, X-700, キヤノンEOS 55, EOS 650と銀塩ボディも使っていました。 デジタル一眼もEOS 10D, EOS 20Daと、今で2台目です。とはいえ、

 銀塩ボディはただの箱。デジタルになっても所詮消耗品

というのが持論です(笑) ですから、レンズにこだわりを…。といっても、まぁおサイフが許す範囲で、ですネ^^;

親父が学生時代に(!)知り合いの医者からもらったというのが、自分が最初に手にした一眼レフ ― ミノルタSR-7。 既に30年くらいは経過しているであろうと思われるカメラではじめた天体写真も、 すぐにもっとましな(笑)ボディが欲しくなって、AE機能のついたX-700を買い…、 オートロッコール 135mm F2.8 しか使えるまともなレンズがなかったので、 タムロンの28-70mmズームレンズも買い…、あまりの星像の酷さにタムロンの単焦点24mm F2.5を買い…、 AFが欲しくなってきたのでEOSに乗り換え…(以下続く)

今、手元に残っているのは、ここで紹介するカメラ・レンズと、オートロッコール 135mm F2.8、 キヤノン EOS 55 だけです。EOS 650は無期限貸与中です。その他は…どこいったんでしょうネ(汗)


    Canon EOS 20Da

通常のデジタル一眼レフには、赤外線をカットするフィルタがCCDやCMOSの前に付けられています。 しかし、そのフィルタは赤い散光星雲が放つHα光をもカットしてしまうので、天文屋にとっては頭の痛いところでした。 そこで、キヤノンは何を思ったか、天体写真仕様のデジカメを出してしまったのです!(笑)

ベースとなる EOS 20D よりノイズ耐性を強め、ピント合わせに便利な高倍率のスルービューモードを搭載し、 極めつけはHα光を40%ほど透過するフィルタに替えてあります。もちろん、キヤノンがすることですから、 改造でも何でもなく保証対象外なんてことはありません。 「D」の後に付く「a」の文字は、「astro」の a なんです!!いやー、すごい。

それまで EOS 10D を使って、歯がゆい思いをしていたので、お金の目処が立った途端に即ヨドバシで購入!(笑) っても、受注生産(!)だったので、届くまでにちょっとした事件もありました。 引っ越しして住所が変わっていたので、一度ヨドバシまで送り返されて、遠回りをしてようやく手元へ。

いやぁ〜、いいです。改造しなくていいってのは。ちゃんと通常の撮影でもオートホワイトバランス補正できるし。 欲を言えば、35mmフルサイズ版でも出して欲しいですね。 でも、これ以降「a仕様」は出てないから、やっぱり儲からなかったんですかねぇ…。

ちなみに、専用リチウムバッテリが寒さですぐにダメになるので、 外部電源を使えるようにバッテリグリップを付けてあります。かなりゴツイ外観ですよね。

    Timer Remote Controller TC-80N3

デジタルカメラによる天体写真撮影は、銀塩に比べて短い露出のコマをたくさん撮影して、 後でコンポジット処理をするのが一般的です。その時に問題というか、面倒なのがシャッターの開け閉めです。 銀塩では数十分に1度カメラの所にもどってくればよいのですが、デジタルでは数分おきなので結局 ほとんど離れることができません。それを自動的にやってくれるのがこの“かしこいレリーズ”なわけです。

露出時間の設定から、インターバル時間を設定した撮影や、枚数の指定などもこなす、大変便利なものです。 10D購入時に一緒に買ったのですが、もはや普通のレリーズなんて考えられません。

    Tamron 24mm F2.5

このレンズは、まだEOSを手に入れる前、X-700を使っていた頃に買った MF(マニュアル・フォーカス)レンズです。一般的なF2.8より少し明るいF2.5が特徴です。

どうしても28mmより広い24mmを使ってみたくなって買ったのですが、 将来AFボディに替えても使える「アダプトール2」マウント仕様になっている(この頃は抜け目ないなーw) 、タムロンのものを選びました。 ちゃんと、ミノルタαマウントやキヤノンEFマウントがあることを確認しつつ、 最初はミノルタMDマウントを付けて使っていました。

時は流れてEOSボディを手に入れて、いざEFマウントにしようと思ったら、なんと絶版! ヨドバシの店員に訊いても、
 EFマウントは最初からナイんじゃないですか?カタログにも載ってないですし
とトンチンカンなことを言う始末。

んなわけない!!と思いつつも、中古屋にもめったに出てこない様子。 その膠着状態を打破したのが、ネットオークションでした! 中古にもかかわらず定価と大差ない値段でしたが、レンズ1本無駄にするより安いモンです。 これで、絞り優先のみでAFは動作しない(当たり前w)ですが、 EOSにも24mmを付けられるようになりました。めでたし、めでたし。

    Canon EF24-85mm F3.5-4.5 USM

最初に買ったEOSのレンズがコレです。今から考えると、珍しく新品で買いました。

何故24mmからのズームなのかって?

それは、一緒に買った初めてのEOSが、シルバーボディの55だったからです。 でもって、シルバーのレンズはこれしかなかった…というのが最大の理由です(笑) ちなみに、今でも唯一のズームレンズです。

Fは暗いながら、ズーム域が結構広いので、常用レンズとしてよく使いました。 しかし、前玉が重くて露出中にズリ下がってきて焦点距離が短くなっていく (宇宙船がワープした時のような写真が撮れますw)など、 星景以外にはあまり出番のないレンズでした。 しかし、星像自体はそんなに悪くなく、タムロンのズームレンズと比べると月とスッポンです(笑) そんなレンズも、先日不注意から地面に落としてしまい、最後玉に傷がついてしまいました…(泣)

    Canon EF85mm F1.8 USM

85mmはポートレート用としてもよく使われます。ですが、それも35mmフルサイズでのお話。 このレンズは、先輩の結婚式の時にカメラマンを頼まれたことを“自分への言い訳”にして買いました。 自身初の、単焦点AFレンズです。

キヤノンのEFレンズには、EF85mm F1.2L っつー、おばけのような明るいレンズがあるんですが、 値段もお化けのようなので手が出ませんでした。ですが、F1.8でも性能は十分。 周辺までかなりシャープな像を結んでくれます。 ブラッドフィールド彗星が来たときには、 持ってて良かったとしみじみ思いました。

    Canon EF300mm F4L USM

さてさて、カッコイイカメラレンズと言えば、いわゆる「白レンズ」と呼ばれるLレンズでしょう(笑) そんなレンズが某ネットオークションに格安で出ていたので、生活を削ってまで(笑)手に入れました。 当時は鉄道写真にもハマっていて、手持ちギリギリの大きさ&重さも魅力的でした。 このレンズで今はなき特急<白鳥>(大阪〜青森)なんてのも、新潟や琵琶湖まで撮りに行ったものです。 行きつけの写真屋さんのおっちゃんは、プリント(ただし電車w)を見た瞬間に

ナニ!?このレンズ!

と叫んだものです(笑)

もちろん、天体写真にもよく使います。Lレンズだけあって開放から非常にシャープで、 ピント合わせにやたらと気を遣います。そんな手間をかけるだけあって、出来は大変満足できるものです。

いわゆる“サン・ニッパ”300mm F2.8 ももちろん魅力的です。欲しいです。が、あまりに大きいですし…。 それから、近頃キヤノンさんは何でもかんでもIS(イメージ・スタビライザー=手ぶれ補正)を付けるもんで、 レンズ価格が高騰中です。もちろん、天文屋には必要ないので、中古でイイ出物があったら教えてください(笑)

    Canon EF135mm F2L USM

すっかりLの力に魅せられてしまったので、立て続けにLレンズを…。 なんか、ネットオークションって怖いですよね。「今買っておかないと、後で後悔する!」みたいな、 焦燥感というかそんなので、このレンズもお買い上げ(笑)

EOSに使えるレンズは、24mm, 85mm, 300mm と非常にとびとびでした。 一方、一部では“名玉”と言われていたオートロッコール135mm F2.8は、 ミノルタMDマウントである為にEOSには使えません。 この1本の為だけにX-700をずっと持っていたと言っても過言ではありません。 そこで、コレです。このレンズによって、ついにMDマウントから解放されたのです! 性能もLですから、ケチの付けようもありません!

一応、EFレンズにはF2.8もあるのですが、
名レンズの置き換えには、Lだろうよ

というわけです。ついでに、F2.8はソフトフォーカス機能が付いているおかげで、 天体写真には向かないというような風の噂も後押ししたようです。 ただ1つ難点をあげるとするならば、Lなのに白くない!ことでしょうか。

ともあれ、このレンズはボディがデジタルになってから、 35mm換算で216mm F2という鬼のようなスペックを発揮しています。

    Canon EF20mm F2.8 USM

APS-Cサイズのチップを持つデジタルカメラは、35mmフルサイズより撮像面が小さくて、 35mm版に換算するとレンズの焦点距離が1.6倍になってしまいます。 というわけで、広い画角を確保しようとすると、極端に短い焦点距離のレンズが必要になります。 それまでの最短24mmでも、35mm換算にするとなんと38.4mm! 24mmの広い画角に慣れてしまっていた身としては、何とも狭苦しいです。 ので、中古屋で“つい”買ってしまいました(笑)

35mm換算でようやく32mm。まだ広角の入口くらいですかね。 ひろ〜い画角を持っているので、星景などにはいい感じです。 ですが、高級なLレンズではないからか、周辺の星像はそんなによくありません。 安くなかったのになぁ…。 このあたりの焦点距離で、Lレンズは14mmしかないようです…(鬱)

    Canon EF50mm F1.4 USM

実は、銀塩時代を含めて長い間“標準レンズ”と言われる50mmを持っていませんでした(笑) ズームレンズのワイド端24mm、テレ端85mmを単焦点で持っているのに、その間は1本もありませんでした。 かといって、ズームレンズで撮っていたわけではありません。不思議ですねぇ…。

銀塩の頃に85mmの画角が割と好きだったこともあって、ようやく50mmを某ネットオークションで買いました。 ホントは、F1.2のLレンズが欲しかったんですが、まぁおサイフが…。 それに、50mmはたくさん種類が出てて、Lじゃなくてもそこそこイケルだろうと思ったのもあったので、 F1.4に決めました。F1.8も出てますが、距離計が見えない(使わないけどネ^^;)ので却下です。

思った通り、安いレンズの割に開放近くからシャープな像を結びます。 やっぱり、“こなれた”レンズはイイですネ。

    Canon EF28-70mm F2.8L USM

上にある唯一のズームレンズEF24-85mmが使えなくなったので手に入れたレンズです。 現行機種は下にある24-70mmですが、1世代前のものを中古で買いました。

天体写真にはあまりズームレンズは向かないのですが、そこはさすがLレンズ。 開放から非常にシャープな像を結び、開放F値も2.8と変わらないので、使いやすいレンズです。 ただ1つ欠点をあげるとすれば、非常に重い…(笑)

まだあまり天体写真には使っていないので、これからどんどん使っていきたいと思っています。

    Canon EF24-70mm F2.8L USM

実は、このレンズは自前じゃないです(爆)

とあるところで購入したものなんですが、自分の管理下にあるので「テスト」と称して 持ち出してゴニョゴニョしようかな〜なんて目論んでたりするものです(ぇ)

現行ラインナップでは、EF70-200mmF2.8Lとあわせて24mmから200mmまで開放Fが ずっと2.8!という定番中の定番レンズの片割れとなっているレンズです。

こういう状況になった後に自前の28-70mmを買ってしまったので、持ち出そうか悩み中ではありますが、 違いも知りたいような気もするので、たまに使ってみようかと思います。

    Canon EF17-40mm F4L USM

上で紹介した24-70mm,70-200mmの広角側をさらにカバーするレンズとして、EF16-35mmF2.8L を…と言いたかったのですが、予算の都合上このレンズと相成りました(爆)あ、これも自前じゃないです(ぉぃ)

まだ室内で、しかも数コマしか使っていないので、特性とかよくわかってません…。もう少し待ってね^^;

    戻る 合計金額なんて考えちゃイケマセン(笑)