2025年8月21日 柳緑花紅
かなり以前のこと、萌黄瓷の釉薬を10sほど作ったのですが
ある色材の重量を間違い小数点一桁多く混ぜてしまったのです。
焼いたら思っていたのと全然違う色で唖然となりました。
その失敗作を棚の奥に置いてたのを
台湾から来られたお客さんが気に入られ買っていただいたのです。
京都らしい抹茶の色だと、そう言われたらそうかな。
少し色が濃すぎるのが気になり
何回かテストして微調整しました。
はんなりとした京都らしい緑になったと思います。
ご縁があった台湾の故事「柳緑花紅」から
柳緑瓷とつけました。

鉄燿RING茶碗