Shine It On Me (ジミー・ウェッブ)
君は 今でも 僕にとって最高の人で
「これは言って置かなければ」と
思ってたことがたくさんあるんだけれど
もう話す時間はなくなったみたい
一言だけ言わせて
いつか 君が 辛い時期をやり過ごすのに
もしかして役に立つかもしれないから

泣くよりか微笑んでごらん
涙で雨を薄めることはできないんだし
微笑んでごらん
苦しみで現状を変えることも
できないのだから
君のよさを見失わないで
輝きをなくさないで
僕に 輝かせてみせて

君に触れられると いつも
背筋が しびれるようで
二人で鏡を見つめていると
君の目が自分の目のように
思えてきたんだ

いつか 君が 辛い時期をやり過ごすのに
もしかして役に立つかもしれないから

泣くよりか微笑んでごらん
涙で降り続く雨を薄めることはできないんだし
微笑んでごらん
苦しみで現状を変えることも
できないのだから
大丈夫、ちょっと自分を見失っていたんだよ
いつもの君を 取り戻せるから

僕に 輝かせてみせて


訳者より
素敵な歌ですね。しみじみ。

"Ain't no tears gonna drown the rain"の"drown"は、「水浸しにする・びしょぬれにする」「かき消す・圧倒する」という意味があります。「泣いたって涙で雨をびしょぬれにはできない(だって元々びしょぬれじゃないか)」ということで、「辛い時に泣いても仕方がない」という意味なんですけど、訳が難しいです。

しかし、どういう状況を歌っているのでしょうか?
訳しているうちに、「愛し合っているけれど、彼女が遠くに行かなくてはならない」というイメージがわいてきました。とすると、S&Gの"The Only Living in New York"の恋人版趣きも出てきます(・・・かな^^;)。"let your honesty shine, shine, shine, shine, like it shines on me"を思い出してしまいました。また、二人の別れの場面ともとれますね。彼はまだ彼女を愛しているけれど、彼女はそうではない・・・。「でもいつも君を見守っているから」と。
皆様のご意見ご感想をお待ちしてます^^。

余談ですが、この曲を聞くと思い出すのが、Still Water の35です。

She was a mirror and I saw myself
more kindly. And she took me up.
という一節が出てきます。
 
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