8月31日 広島厚生年金会館バックバンド(未完成)
9月 2日 神戸国際ホール
9月 3日 大阪フェスティバルホール
9月 5日 神奈川県民ホール
9月 7日 中野サンプラザ (東京)
9月 8日 中野サンプラザ (東京)
9月 9日 渋谷公会堂 (東京) 主催:TBS 後援:J-WaveS席 \6,500
単独公演としては初の来日。プロモーターは、ウドー音楽事務所 でした。
息子のJames くん(当時1歳)が初ステージを踏んだことで有名です。妻のKim とのダンスが披露されたり、和やかな雰囲気のコンサートだったとか。渋谷公会堂では、開場を待つお客さんの前を浴衣を着たJames が走っていた、という目撃証言も。
神戸での衣装は白無地のアロハ・タイプのシャツとジーンズで88年のキリン・ギグと同じ(^^;)だったそうです。大阪は、おなじみの黒ベスト・長袖の白シャツ・タイ・ジーンズだったそうです。
Craig Doerge (クレイグ・ダーギ):ピアノセットリスト
Bob Glaub (ボブ・グローブ) :ベース
Eric Weissberg (エリック・ワイズバーグ) :ギター・バンジョー
Kim Cermak Garfunkel (キム・セルマック・ガーファンクル) :バックボーカルCraig Doerge とBob Glaub は、Jackson Browne (ジャクソン・ブラウン) のアルバムに数多く参加しているウェスト・コーストのミュージシャンです。
Craig Doerge は、James Taylor (ジェームズ・テイラー)、CS&N らのアルバムにも参加。Jackson Brown や James Taylor のセッションで知り合った、 Leland Sklar (リーランド・スカラー)、Russ Kunkel (ラス・カンケル)、Danny Korchmar (ダニー・コーチマー) とセッション・バンド、The Section (ザ・セクション)を結成、70年代には James Taylor のバック・バンドとして活躍。ユニットとしてアルバムも3枚出しています。
Eric と奥さんの Kim はこのころからバンドに参加していたのですね。
どなたか、ドラム(兼パーカッション)とキーボード(兼シンセサイザー)が誰だったか覚えておられませんか?
このセットリストは、雑誌のコンサート・レビュー、実際に行った方のメモを頼りに再現されています。そのため、間違いがあるかもしれません。また、日によって曲目が違ったという可能性も考えられます。情報をお持ちの方はぜひご一報を(^^)。まず、Craig Dorgue のピアノ・ソロから始まり、2曲目は、ゴスペル風のピアノ曲にバック・バンドのメンバーが一人ずつステージに現れ、合奏。その後"A Heart in New York"へ、という流れです。神戸国際ホールでは、2曲目が終わり、Eric が"A Heart in New York"のイントロを弾き出すと、Art が出てくる前からすごい歓声があがったそうです^^。感心ですね(笑)。
7の"Real Emotional Girl"と16の"Texas Girl At The Funeral Of Her Father" は、Old Man (Angel Clare 収録)の Randy Newman (ランディ・ニューマン) の曲で、オリジナルはそれぞれTrouble In Pradise (1977)とLittle Criminal (1983)(いずれも Warner Bro.)に収録されています。プロモーション/グッズなど"Real Emotional Girl" は、「今作っているアルバムの曲です」と言って歌ったそうです。up 'til now の後に出るはずだった、幻のお蔵入りアルバムに入るはずの曲だったのでしょうね。
14の"Let It Be Me" はThe Everly Brothers (エヴァリー・ブラザーズ) の名曲です。奥さんの Kim を日本語で「私の奥さんです」と紹介して、二人でデュエットし、ダンスを披露したそうです^^。94年の Julio Iglesias (フリオ・イグレシアス) のアルバム Crazy に Art とのデュエットが収録されています。
23の"Steal Your Heart Away" は、Paul Brady (ポール・ブレイディ)というアイルランドのシンガー・ソングライターの作品で、1987年のアルバム Primitive Dance (Rykodisc<UK>/Compass <US>) に収録されている曲だったそうです。Bonnie Raitt (ボニー・レイット) の1994年のアルバム Longing In Their Hearts (Capital) にも、Paul Brady と2人で歌っているバージョンが入っています。かなりアップテンポな曲で、Art もステージ狭し、といった感じで楽しそうに歌っていたとか。
【TV出演】
日本テレビの「24時間テレビ」に出演、Craig Dorgue のピアノだけをバックに、"Bridge Over Troubled Water" を歌いました。時差ぼけでかなり眠そうだった、とのこと。インタビューもあり、穏やかに答えていたそうです。(インタビュアーの「アートさんはこの曲を書いたわけですが・・・」というピントのずれた発言もあったようですが。)【CD】
来日に連動して、Angel Clare からLefty までが再発されました。同年10月25日に「AOR名作選」の一枚として遅れて再発売されたBreakaway をのぞき、ライナーも新しくなり、1992年9月1日に再発売されました。<<Kirin Dry Gigs <<トップへ>> 94年>>