あめ市(有明学校町商店街)
近所の商店街で「あめ市」が催された。
「あめ市」は松本地方だけに伝わる、
珍しい風習ではないだろうか?
あめ市の由来。

永禄11年(1568年)甲斐の武田と対峙する今川、北条両氏は、
図りあって武田領(甲斐・信濃)への塩の商いを禁止しました。
武田領はすべて山国であったので、甲斐・信濃の人民は大変難渋しました。

越後の上杉謙信はこれを聞き「戦いは兵をもってするものだ」
といって自領はもとより、他領の商人に対して、
値段を上げることなく塩を送ることを命じました。
この故事から「敵に塩を送る」という言葉が生まれたのです。

1月11日はその塩が松本に到着した日として、
これを記念し始められた塩市が起源といわれています。

それが江戸時代の前半には、
あめの生産量が全国一という所から「あめ市」となり、
幕末から明治は「初市」と呼ばれ、
明治後半にふたたび「あめ市」に戻り、現在に至っています。
「松本あめ市」は1/11前後の土日に行われる。

「松本あめ市」が殊に有名であるが、
私の住む有明地区でも行われる。
福飴、福だるまなどが、売られる。

何故か、道祖神の火祭りと融合している。
去年の福だるまに火を付け「お炊きあげ」の神事を行うのだが、
今日は風が強いため、中止になってしまった。残念。

最後はお楽しみの福投げ。
ポケットティッシュを神主さんが投げ、
それに番号が書いてある。
その番号によって、景品が当たるというもの。

この「あめ市」二十数年も続いているという。
寂れた商店街であるが、
精一杯、活気を取り戻そうと、頑張っている。
 
 back