魏石鬼岩窟(ぎしきのいわや)
有明山神社から北東へ、
正福寺から
山の中の小径にわけ入ると、
観音石像が立ち並んでいる。
ちょっと素敵な小径だ。
こんな山の中の小径を5分ほど歩く。
ボサーッと何も考えずに歩くのがおつだ。

現実から少しづつ離れていく気がする。

するとやっと到着。
魏石鬼岩窟(ぎしきのいわや)
ここに八面大王が立てこもり、
坂上田村麻呂と戦ったという岩窟。

魏石鬼岩窟は、花崗岩で組み立てられた古墳であり、
考古学上では[有明D-1号墳]と称する。
鳥居龍蔵博士が「ドルメン式古墳である」と発表した。
支石墓とも呼ばれ、巨石墓の一種で、
西ヨーロッパが起源とされている。

その内部。
このように特異な形状を持つ古墳であるため、
海運を行っていた者と、関係あると推察されている。

その天井となっている巨石には、
観音様が彫られている。
この地を開いた安曇族は、
九州からやってきた、
海洋民族だと云われている。

その安曇族が、
朝鮮半島と交易していたとしても
何の不思議もない。

そしてこの古墳。
安曇族の首領の墓だったのであろう。
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