オオキンケイギク(大金鶏菊)・コレオプシス
隣の空き地に咲く花。

キク科の宿根草。
田んぼの土手などに
六月中旬ごろ、沢山咲いている。
実はこの花、オオキンケイギクは、
丈夫で繁殖力が旺盛なため、
他の植物の生育を妨げ、
生態系に悪影響を及ぼす可能性がある事から、
2006年から特定外来種に指定され、
育てるのが禁止されています。
栽培・譲渡・販売・輸出入などが、
原則禁止となっています。
キバナコスモスによく似た、
こんな綺麗で、見ごたえのある花が、
特定外来種で、育ててはいけないとは!

生態系に悪影響を与えるとなると、
どんどん駆除しなければなりません。
鹿児島県では、この花を
別名『特攻花』と呼んでいます。

特攻基地だった周辺に多く群生し、
特攻隊の出撃が始まった3月下旬頃から発芽し始め、
出撃が続いた6月頃まで咲き誇ることから、
いつしか『特攻花』と呼ばれるようになったそうです。

また、出撃を控えた特攻隊員たちに、
旅館の女将や娘たちが手向けた花だという話もあります。

二度と起こしてはならない
歴史の1ページを記憶している
悲しい花なのですね。
 
 back