ワスレナグサ(勿忘草)
ムラサキ科の多年草。ヨーロッパ原産。
大王わさび農場の
親水広場の池の脇に咲く。

昔は田んぼの淵など、
いたる所に咲いていたが、
昨今は目にする事もなくなってしまった。
英名「フォーゲット・ミー・ノット(forget-me-not)」
“私を決して忘れないで!”
和名はこれを1905年(明治38年)に
植物学者の川上滝弥によって、
「勿忘草」「忘れな草」と訳された。
中世ドイツの悲恋伝説に登場する主人公の言葉に因む。

昔、騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、
恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、
誤って川の流れに飲まれてしまう。
ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、
「Vergiss-mein-nicht!((僕を)忘れないで)」
という言葉を残して死んだ。
残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、
彼の最期の言葉を花の名にした。
ベルタはその言葉を忘れず、
この花を一生髪に飾り続けた。
夏の暑さに弱いそうだ。
信州の涼しい環境が適しているのかもしれない。
以前のように、
何処でも見られる花となればいいのにな〜(*^^)v
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