北穂高島新田・安曇追分の道祖神
写真のバックは麦秋である。
六月中旬の撮影。
安曇追分。。。
安曇野から松川と池田に行くための分かれ道。

今は人の通りもほとんど無い。
昔の道と現在の道が変わってしまったため、
田んぼの中にひっそりと佇む道祖神。
田淵行男さんの写真集「安曇野」(朝日新聞社)にも載っている道祖神である。

高さ75センチ、幅65センチ、厚さ45センチの花崗岩。
一面を彫り出し、あどけない表情の二神が並ぶ。
どちらが男神で、どちらが女神なのだろう?

お互いに肩に手をやり、
もう片方の手では握手をしている。

像丈、向って左33センチ、右は34センチ。

道祖神の本を購入した時、
頂いた拓本があるので紹介したい。
こうすると二神の様子がよく分かる。

足があり、モンペのようなモノを履いてるようにも見える。
右の神の冠もオシャレである。
年代不詳の神々だが、
いつの時代の衣装なのだろう?

こう見ると冠の違いから、
左が男神、右が女神と見るのが妥当だろうか。
とても幼い表情の神々である。
 
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