市宝・神楽殿の小組格天井板絵
こちら、京都清水寺と相似といわれる神楽殿。
この神楽殿の天井に描かれている絵が、見事だ。
明治35五年頃、豊科町新田の出身で、
画家であり、自由民権運動家でもあった、
藤森桂谷が明治の代表的な画家・橋本雅邦をはじめ、
全国や地元の画家に呼びかけ、
51人の画家が協力し、81点が集ったという。
杉の板(54cm×54cm)に描かれている。
花鳥風月を描いた絵が、とても素敵だ。

平成10年には総代により修復がなされ、
ポリビニール、アルコールなどを使った近代的な工法で、
150年から200年は現在の色彩が保てるという。
普段は頼まないと開けてくれないが、
元旦には解放され、始めて観る事ができた。

平成10年11月25日、旧穂高町により
有形文化財に指定されている。
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