タイロッド交換

【マイケル】
ハーイ! みんさん。元気にしてるかなー! 最近は天気も良くって、林道ツーリングやクロカン日和だよねぇ。さて、今日はみなさんに素晴らしい製品をご紹介しましょう。UBS乗りのクロカン・アイテム、UBS研究所が開発した「強化タイロッド」で〜す。
−−− ワー パチ、パチ、パチ…。 (観客の歓声と拍手の音) −−−

どうです、みなさん! なかなか良く出来てるでしょう! 今日は、実際にみなさんに試してもらおうと思い、UBS乗りを代表して「ジョン」と「スージー」に来てもらいましたぁ〜。さ、みんな、拍手!、拍手!
−−− ワー パチ、パチ、パチ…。 (観客の歓声と拍手の音) −−−
【ジョン】
や、どうも、どうも、ありがとう。
【スージー】
こんにちは〜。
【マイケル】
じゃぁ、まず最初にジョンに聞くけど、UBSでクロカンをする場合に一番困ることって何だい?
【ジョン】
う〜ん、そうだなぁ。やっぱり、タイロッドが折れちゃうことかな。ボクのUBSは1インチ位しかリフトアップしてないんだけど、グリップの良い所だと簡単に折れちゃうねぇ。坂の途中だと足場も悪く車も安定しないし、交換は大変だよ。ジャッキが滑ったら大怪我しちゃうしね。
−−− OH!…。 (観客の驚きの声) −−−
【マイケル】
スージーはどうだい?
【スージー】
ええ。私も同じだわ。私のは、ウインチを付けてタイヤを大きなものに替えてるんだけど、ちょっとしたモーグルでラフなアクセル操作をすると簡単に折れちゃうわ! フロントが重いのかしら…。
【マイケル】
う〜ん、みんなお困りのようだねぇ。ところで、折れた後の対処はどうしてるの?
【ジョン】
当然、その場で交換さ! そのために、常時、予備のタイロッドとプーラーを積んでるよ。
タイロッドが折れたまま無理に車を動かすと、アームが曲がったりフレームが狂ったりするもの…。
【スージー】
私の場合も同様ね。でも、交換は一人じゃ出来ないから、その場にいる男の人達に頼んじゃうわ。普段メンテナンスをしてないせいか、ネジ山が錆び付いちゃってなかなか外れないみたい…。それに、タイロッドってアッシーでしか買えないから、毎回8000円もお金がかかるの…。
【ジョン】
それだけじゃ無いよ! タイロッドを気にしながら走ってるから、あんまり勢い付けて走れないし…。先日なんか、泥沼の長いモーグルでゆっくり走ってたら、スタックしちやったよ! みんなは、こう、ブワーッと勢い付けて走り抜けたのに…。おかげで一張羅のズボンが台無しさ!
−−− OH!…。 (観客の驚きの声) −−−
【マイケル】
それは災難だったねぇ。ところで、この強化タイロッドはそんなUBSユーザーに持ってこいの製品なんだ! 材質はSCM435(クロムモリブデン鋼)で出来ていて、材料自体の強度はノーマルの約2倍! 仕上げも硬質クロムメッキで、ちょっとやそっとの衝撃じゃ剥がれないよ! ほら、ここに具体的なテストレポートがあるよ。ど〜だい! すごいだろ!
−−− ワー パチ、パチ、パチ…。 (観客の歓声と拍手の音) −−−
【ジョン】
うん! こいつはすごいね! 今直ぐ欲しいなぁ。
【スージー】
わぁ! 私も欲しいわ! でも…、値段はいくらなのかしら…?
【マイケル】
1本3500円だぁ! ど〜だい、安いだろ! 強化部品がたったの3500円だぜ! ノーマル品を買えば8000円だよ!
【スージー】
わぁ! 早速、買って取り付けるわ!
【ジョン】
ボクも!
【天の声】
UBSのタイロッドは簡単に折れてしまいます。クロカン中に折れたタイロッドは、アームの曲がりやフレームの狂いなど二次災害の危険が増大します。また、走行不能になりますから、その場での交換もた〜いへん! 有料コースの途中で折れちゃった場合なんか、大ひんしゅく者間違いなし! UBS研究所の強化タイロッドは、そんなUBSユーザーを助け、楽しいクロカン・ライフを提供します。これで、70、サファリなどのリジット・サスの車も目じゃありません! 値段は、たったの1本3500円! お申し込みは今直ぐこちらへ!
−−− ワー パチ、パチ、パチ…。 (第2部 観客の歓声と拍手の音) −−−
【スージー】
早速、買ったんだけど、交換はどうすれば良いのかしら…。普段お世話になってディーラーでも、やってもらえそうもないし…。交換出来たとしても、アライメントの調整が大変だわ。
【マイケル】
そうだね! でも、心配ないよ。簡単に出来る交換方法を教えよう!
まず、用意するのは、モンキーレンチ、スケール、ペン、たったのこれだけ!

【スージー】
え〜っ! これだけ〜っ!? 私にも交換できるかしら〜?
【マイケル】
大丈夫! じゃあ、試しに左側からやってみよう!
スージー、エンジンを掛けて!
まず最初に、ハンドルを目一杯左に切る。そうそう、目一杯左ね。そうしたら、もうエンジンを止めて良いよ! ハンドルが少し戻るから、気を付けてね。
【スージー】
エンジンを止めたわ。

【マイケル】
そうしたら、ちょっとこっちに来て…。ジャッキアップしなくても出来るけど、今回はジャッキアップしてやってみよう! 車載ジャッキを出して、ロア・アームの下に掛ける…。そうそう、そうしたらジャッキアップをして!
【スージー】
重いわ!
【マイケル】
がんばって!
【スージー】
何とか上がったわ!

−−− ワー パチ、パチ、パチ…。 (観客の歓声と拍手の音) −−−
【マイケル】
次に、ボールジョイントのボディーにペンで印を付ける。左右、同じ所にね。出来たら、左右の長さをスケールで計ってね。mm単位まで正確にね!
【スージー】
出来たわ。

【マイケル】
そうしたら、モンキーレンチを使って、ロックナットを緩める。タイロッドは、片側が逆ネジになっているから、回す方に注意してね。タイロッドのネジ山を良く確認してからやると良いよ。
【スージー】
う〜ん! 固くて回らないわ!
【マイケル】
そうだね、車検などで目一杯締められてる上、錆で固着している場合が多いからね。モンキーレンチは最低250mm以上は必要だね。本当方は、ボールジョイントのボディーにスパナを掛けて緩めるんだけど、固くて回らないときには足の力を利用して緩めると良いよ!
まず、ボールジョイントをナットを緩める方向に回し、モンキーレンチをロックナットに掛ける。ちょうど、レンチのハンドルが真上に来る位置に掛けるのがコツだ。
【スージー】
こうかしら?

【マイケル】
本当は、モンキーレンチは回転方向が決まってるんだけど、スタビライザーが付いている車は邪魔になって上手くレンチが掛けられないからね。ちゃんとしたモンキーレンチなら、逆方向に掛けても大丈夫だよ。
【スージー】
出来たわ。
【マイケル】
出来たら地面に腰を下ろし、レンチのハンドルを目一杯、一気に蹴る!
蹴る時は真っ直ぐ蹴るようにしてね。曲がったり、ゆっくり力を掛けるとナットの頭をナメちゃうからね。一気に蹴るのがコツだ!
【スージー】
えいっ! 出来たわ!

【マイケル】
そうしたら、同じようにして反対側も緩める。後は、タイロッドを回せば簡単に外れるよ。タイロッドを緩めていくとタイヤが外側を向くから、ハンドルをやや真っ直ぐにしてやると良いね。
【スージー】
やった〜! 取れたわ!

−−− ワー パチ、パチ、パチ…。 (観客の歓声と拍手の音) −−−
【マイケル】
じゃ今度は強化タイロッドの組付けだ。その前に、外したタイロッドがちょっと錆ているようなので、ボールジョイント側にスプレー式潤滑油や薄くグリスを塗っておくと良いねぇ。まず、ロックナットを強化タイロッドに取り付け、片側だけほんの少しボールジョイントにねじ込む。

【スージー】
こうかしら?

【マイケル】
そうそう、そうしたら反対側のボールジョイントを手に持って、強化タイロッドと真っ直ぐになるようにしてネジ込む。足でタイヤを押さえておくか、誰かに軽くタイヤを押さえててもらうと簡単にできるよ。ボクが押さえてよう。
【スージー】
出来たわ。
【マイケル】
そうしたら、最初に付けたホールジョイントの印の長さを測って、外す前と同じ長さに調整する。後は、外す時と逆の要領でロックナットを締める。おっと、あまりきつく閉めなくても大丈夫だよ! ここが、いきなり外れることは無いからね。
【スージー】
出来たわ。

【マイケル】
後は、ジャッキを降ろし完成! どうだい、簡単だっただろ。これなら、アライメント調整も要らないしね。
【スージー】
やった〜! 私にも出来たわ!!

−−− ワー パチ、パチ、パチ…。 (観客の歓声と拍手の音) −−−
【ジョン】
おいおい! ボクの出る幕が無いな…。
−−− ワッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハー。 (観客の笑い声) −−−
【天の声】
UBSのタイロッドは簡単に折れてしまいます。クロカン中に折れたタイロッドは、アームの曲がりやフレームの狂いなど二次災害の危険が増大します。また、走行不能になりますから、その場での交換もた〜いへん! 有料コースの途中で折れちゃった場合なんか、大ひんしゅく者間違いなし! UBS研究所の強化タイロッドは、そんなUBSユーザーを助け、楽しいクロカン・ライフを提供します。これで、70、サファリなどのリジット・サスの車も目じゃありません! 値段は、たったの1本3500円! お申し込みは今直ぐこちらへ!
−−− ワー パチ、パチ、パチ…。 (第3部 観客の歓声と拍手の音) −−−
【ジョン】
マイケル、大変だ! タイロッドを曲げちゃったよ! こんなことなら、強化タイロッドに交換しておけば良かったな〜。
−−− OH!…。 (観客の驚きの声) −−−
【マイケル】
う〜ん、こんな場合はタイロッドだけの交換は難しいねぇ…。完全に折れてしまった場合も、ロックナットが固く締まってると力入らなくて緩めるのが難しいよ。こんな時は、ボールジョイントを外した方が簡単だね。
まず、必要な工具から紹介しよう…。
先程出てきた、モンキーレンチ、22mmのメガネレンチに大小のマイナストライバーとプライヤー、それにプーラーだ!

プーラーは色々な種類があるから買う時には注意してくれ。左がイスズ純正プーラー、右は街で一般に売られているプーラーだ。右のタイプは、KTCのものによく似ているねぇ。KTCのヤツは工具鋼で出来ているけど、右のものは鋳物だよ。だから、無理な力を掛けると折れちゃうんだ! 本当は、KTCなどのちゃんとしたプーラーが良いよ。(高いけど…)
ボクは、右端のヤツを買ったんだけど、2000円位だったよ。本当は、KTCのヤツが欲しかったんだけど、これを買った時、ちょうど嫁さんの誕生日でねぇ…。
−−− ワッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハー。 (観客の笑い声) −−−
ちょっとやってみようう! まずは、マイナスドライバーでロックナットの割りピンを起こし、プライヤーで抜く。割りピンは再利用するから折らないようにね! 次にロックナットを22mmのメガネレンチを使って緩める。ここまでは簡単だ。さて、ここからがプーラーの出番だよ。
まず、イスズ純正プーラーの場合…。さすがに純正品だけあってピッタリだ。ブーツにも干渉しないしね。このタイプは、ボルトの頭が直接ジョイントに当たるから、ボルトを締め込むとプーラーがずれることがあるから注意してくれ。ボールジョイントのナットを逆さまにして付けると良いだろう。外れた場合の飛び跳ね防止にもなるしね。後はボルトを締め込むだけだ。

【ジョン】
専用工具があれば簡単そうだなぁ。
【マイケル】
それではジョン、こっちの市販のプーラーでやってみよう! ブーツを破らないように爪を差し込んで…。小さなマイナス・ドライバーでブーツを捲ってやると簡単だよ。
【ジョン】
こうかなぁ?

【マイケル】
上手いぞ! 本当は、このタイプのプーラーは奥まで差し込んで使うのが正しい使い方なんだけど、ボルトのネジ山を痛める場合があるからねぇ。プーラーの爪がナットの頭に上手く当たるようセットして…。
【ジョン】
こんな感じかなぁ?

【マイケル】
そうしたら、後はレンチでボルトを締め込む…。プーラーの真ん中の小さな穴に気が付いた人がいると思うけど、飛び跳ね防止の紐を付ける穴だよ。プーラーが当たると痛いからねぇ。後で付けておいた方が良いよ!
−−− バキン! (ボールジョイントの外れる音) −−−
【ジョン】
わぁ! びっくりした〜!!
【マイケル】
外れたね。そうしたら、同様に反対側も外して!
ナットが固く締まっていてなかなか外れない時は、ダブルハンマーでサポートしてあげると良いよ。無理すると鋳物の工具は簡単に壊れちゃうからねぇ。因みに、これが割れたプーラー。ちゃんとしたプーラーはこういったことは起きないけどね。
それと、ハンマーを使う時は直接部品を叩いちゃダメだよ。部品が壊れるからね。上の拡大写真をよく見れば分かるけど、この車はかなりハンマーで叩いた痕があるねぇ。たぶん、作業を急いで横着したんだろうなぁ…。

−−− バキン! (ボールジョイントの外れる音) −−−
出来たかい?
【ジョン】
ああ。出来たよ。

【マイケル】
そうしたら、さっきの要領でモンキーレンチを使って、ロックナットを外す。タイロッドを地面に置いて、足で踏んで固定すると簡単だよ。外す時は一気だからね。
【ジョン】
えいっ! あっ、緩んだ!
【マイケル】
後はさっきの要領で交換するだけだ。もっとも、最初の長さを測っていなかったので、どの位の長さに調整すれば良いか分からないねぇ。予め、ボールジョイント側にタガネなどで印を付けておき、距離を測っておくといいね。
【ジョン】
うん、今度からそうするよ。取り合えず今回は、反対側と同じ長さに合わることにするよ。
【マイケル】
後は、元通り組み付けるだけだ!
【ジョン】
出来た! ちょっと難しかったけど、何とか上手くいったね。
−−− ワー パチ、パチ、パチ…。 (観客の歓声と拍手の音) −−−
【天の声】
UBSのタイロッドは簡単に折れてしまいます。クロカン中に折れたタイロッドは、アームの曲がりやフレームの狂いなど二次災害の危険が増大します。また、走行不能になりますから、その場での交換もた〜いへん! 有料コースの途中で折れちゃった場合なんか、大ひんしゅく者間違いなし! UBS研究所の強化タイロッドは、そんなUBSユーザーを助け、楽しいクロカン・ライフを提供します。これで、70、サファリなどのリジット・サスの車も目じゃありません! 値段は、たったの1本3500円! お申し込みは今直ぐこちらへ!
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