Dd復活プロジェクト その1



 バンパーテストでお伝えしたとおり、ボクの通勤快速が大破してしまった。勘の良い読者の方は気が付いたかも知れないが、「取り合えず次の車を探した」と終わっている。
さて、パンパーテストで載せた写真を良く見て頂こう。

 

 

大破した通勤快速である…。

…ン? 右側に何かある…。

 

 

 

 


 もう少し下がってみよう。

 

そう、クラッシュしたDdビッグホーンだ!

 

 

 

 結構な速度で縁石に衝突したらしく右側の足回りが入っている。ボーディーは比較的ダメージは少ないが、フレームが入っているせいか右側が2センチほど詰まっていて、ドアはきちんと閉まらない。

 超、ネガキャンになっている右足。テストで入れたオイルは6リッターも入ってしまい、エンジンをかけたとたん一気に吹き出した。取り合えずエンジンが掛かることは分かったが…。

 こちらが折れたフレーム。か・な・り入っている。実は、一見大破したかに見える通勤快速の方がフレームの曲がりは少ない。たぶん、真ん中のメンバー辺りまで狂っているだろう。

 エアバッグは開いていて、かなりの衝撃だったらしい。

 さて、今後どうするか色々と検討してみた。
 まずは先立つもの(お金)の話。不幸中の幸い、通勤快速は車両保険に入ってた。保険の交渉は代理店であるSQ船橋のS氏に当たってもらった。私が出るまでもなく、こちらの主張を完璧な資料と供に作成し交渉に望んでもらい、結果、契約の金額が降りることになった。
 …す、すばらしい! こういった時は、めっぽう頼りになる!

 話はチトそれるが、実は車を買う上で重要なのは、他店よりいくら安く買ったかではなく、こういった時のサービス(対応力)がポイントだと思う。この善し悪しによって、スムーズに次の車に乗れるか、車を降りることになるかが決まる。ま、その場になってみないと分かんないんだけど、長く車を趣味としていると様々なケースを見ることができる。

 話を元に戻そう。多少まとまった資金ができたので、次に車をどうするかを検討する。
 当然、通勤快速を直すには年式からして、あまりお金を掛けるのはもったいない。(愛着があるんだけど…) 取り合えず探した69は同年式なので今までのノウハウを生かせるが、結局、同じ様な道(改造)を辿ることになりそうで面白くない。(スゴロクで「振り出しに戻る」を出してしまった気分だ!)
 Ddの状態を考えると、足回りとフレームは逝ってるが、エンジン、ボディー(一部凹みあり)、ラジエータ、エアコンなどは全て生きていて新車同然! 初年度登録は平成11年度で走行距離は約1万キロ。廃車するにはもったいない! まともに直すと100万円コースだけど、知人の工場で自分でやればそれなりの金額で収まる…。 ということで、Ddを復活させることにした。

 ところで、このDd。よく観察すると不思議なことが…。写真では分かり難いが「窓から手や顔を出さないで下さい」と書かれたテプラが各窓の下に張ってある…?

 ドアには「1B」とか書かれた謎の丸いシールが…。 ん!? 何処かで見たような…?
そう、JRの車両のドアに張ってある、あの丸いシールと同じに見えるのは気のせいか…? 
ふ、不思議な車だ! 速攻、ボディーの脇に“キハ○○○○”とかモハ○○○○”とか書かれていないかを確認したのは言うまでもない。(^^;)

 さて、車を工場に持ち込みジャッキアップ。先ずはミッション降ろしに取りかかる。

 室内側のシフトレバーを外す。年式が新しくなる毎に、整備制が良くなっている。いちお〜進歩してるんだな。 >イスズ

 ガード類を取っ払い、ペラシャフを外す。69以降は、フランジが付いてオイルが漏れなくなったのでちょっと楽になった。トランスファーの出っ張りがあって、メンバーが出っ張っている。ガード類はチト工夫が必要だなぁ…。

 フレームが入っているため、ミッションが寄っているのでボルトを緩めることが出来ない。
レバーブロックで引っ張りながらボルトを緩める。写真では、トーションバーが反っているのが確認できる。トランスファ後端に付いている円い筒は、トランスファのシフトを行うモーター。
ケース剥き出しで、Oリングだけのシールはチト不安…。ガードが要るカモ? 作ろうかなぁ、トランスファガード…。

 悪戦苦闘の末、やっとミッションが降りた。(作業着手から4時間も掛かってしまった〜!)
フロントのペラシャフが付いたまんまなのは、フランジのボルトが緩められず(レンチの掛かりが浅い)スプラインで抜いたため。加工精度悪いよ! >イスズ

 さあ、次はエンジンだ!


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