UBS69クラッシュ!


 当研究所にお越しの方々は既にご存じだとは思うが、当研究所の署員は研究熱心な者が多く、本当に日夜研究に励んでいる。その日も、magicストラップの最終テストを終えたサンプル車を、別の研究員が深夜にウインチ・バンパーの強度テストを敢行してくれた!



 こちらが正面から見た実験結果である。左斜め30度からのオフセット衝突テストを実施したため、パンパーが大きくボディーにめり込んでいる。グリルを保護するバーが付いているため、この状態でもエアコンのコンデンサは生きている。当然、エンジンの方は何ともない!

 こちらが斜めから見た図。丈夫なスミッティーは、凹み&歪みがあるものの原型を留めている。コーナーランプは跡形もなく、写真では分かり難いがインナーフェンダーが大きく入っている。

 こちらがウインチベッド。ベッド自体はしっかりと生きている。(補強リブを入れたのも正解だった) 当研究所のイカサマ溶接も、まんざらでもない。フェアリードの変形が、その衝撃の大きさを物語る…。

 このらが足回り。丈夫なワンピースのホイルがディスクから割れている。フレームの方は、多少入っている程度だが、2ndメンバーあたりまでは狂っているだろう。

 こちらがバンパーのステー。フレームから真っ直ぐ立ち上がっているステーは、何と! 生きている。(フレーム側のブラケットが持ってかれた) ボディーマウント側のステーは曲がっていて、あまり役に立っていない様子。

 ボディーは多少詰まっていて、フロントのドアがズレている。Bピラー以降は大丈夫そう。

 ところで、この実験を実施した研究員だが、ふだん持て余している肉がエアバッグの働きをしたためか、打撲以外なんともない!(エアバッグ割引が効いたんじゃね〜の?) 実は、以前にもジムニーを大破させており、一生のうち何度かは役立つ時があるもんだ…。



 さて、体はほっといても治るが、車はほっとくとサビるだけなので対策を考える。色々と手を入れて愛着のある車だが、修理した場合のコストパフォーマンスを考えると、得策とは言い難い。(ジムニーの場合は70万位かけて直したんだけどね。程度の良い中古が買える…)
 足代わりになる車が無いと不便なので、取り合えず次の車を探した。平成5年式UBS69GW(メカポン)、オートエアコン、寒冷地仕様、豪華絢爛のフル装備のRVである…。


[TOP]