お金のかからない自由旅行
海外を旅するようになったのは30年も前で、
当時若者がこぞって行ったオーストラリアで
日本では出来ない経験をし、
自由旅行の楽しさを知った。
その日の日程もその日の気分で決めていた。
そんなスタイルが気に入って、
アジアを中心に何カ国かを訪れていた。
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中でもインドは強烈だった。
ネットのない時代の10日間の手探り旅は、
現地ツアーも宿泊も移動も全て行き当たりばったりではあったが、
地球の歩き方というガイドブックと現地情報のみを頼りに
何が起こるか分からない面白さも含んでいた。
半面、鉄道も飛行機も予約の仕方が分からなくて
何度も受付に並んだり無駄足も随分とあった。
そんな時代だった。
道端には沢山の人が寝ころび、
顔がドロドロブツブツな人、
籠の中からコブラを笛で呼び出している人、
耳かき屋、体重測り屋に靴磨き、、、
いろいろな人がいた。
野牛や野犬もいた。
スリリングだった。
現地の人は人懐こくて
一緒に映画を観に行ったり家に招いてくれ、
別れ際には出会った記念にと宝石の原石を貰ったものだ。
人の温かさに触れる反面買い物は常にふっかけられるし、
両替だって油断しているとごまかされる。
騙しあいと優しさの中で今度はどんな人に出会うのか?
そんな探り合いの旅であった。
30年経ったインドはどんなになったのだろうか?
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2018年10月
台風の影響で前代未聞の東京周辺は前夜全線ストップ!
当日は案の定ダイヤは乱れ、何度も乗り換えて
まさに奇跡的に成田空港に到着した。
長いフライト後、Chennaiに20時に到着。(時計を3時間戻して)
カオリンが以前ボランティアでお世話になった旅のお供、カロルが待っていた。
今回は二人で巡るもののカロルがいろいろ手配をしてくれたので、心強い!!
Mahabaripuramのシーブリーズホテルで夕食をとり、12時に就寝。
今日は朝早くから本当に疲れた。
日本時間は3時、長く感じるはずだ。
外では子供が遊んでいた。
(昼間は暑いので、夜中に遊ぶ?)
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到着時は暗くて見えなかったが、
目の前はベンガル湾に臨む海
空は青く、野良牛に爬虫類、
インドならではの景色がありました。
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朝食後は Sea shor Temple 、
バターボール等世界遺産を見学。

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市民で溢れる市場 |
街は色鮮やか |
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市場ではスパイスを大量購入
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ランチ、今日の魚と調理法を注文 |
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インドのレストランでは獲れた魚を目の前で選び、
そこで料理法やソースを伝える。


その晩、寝台特急列車にのって
ChennaiからEmakulsmへ大陸横断
ドライバーさんたちが見送りにきてくれた
初めての寝台車での移動です。
駅は人々で溢れ、緊張感も高まる!!
カーテンで仕切った上下二つでワンボックスの寝床
電車のドアは開けっ放しで走り、
振動はダイレクトに伝わる、
入国からほとんど寝ていないのに全然寝られなかった。
睡眠に関しての悩みはなかったのに、
自分のデリケートさを初めてを知ったWw
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「チャイ、チャイ、チャイ」
チャイ売りのおじさんの声で目が覚めます。
どこからか乗り込んできたおじさんは大きな鉄のバケツを持ち、
モーニングチャイを売ります。
おもむろにバケツのチャイをすくい取る。
1杯20円
スパイスの香り、、甘くてめちゃ美味しい。

まったりしていると家の景色も増え始め、
Emakulsm へと到着します。
そしてケララ州最大の都市Kochiへ
そこから旧市街地のフォート・コチへ向かいます。
古く貿易港、ヨーロッパの植民地でもあったため、
建築様式も美しい!

Francis Church
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アラビア海の夕日とチャイニーズフィッシングネット
巨大な網を海面に沈めて魚を捕る漁法
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カタカリダンス
ケララ州の伝統芸能であるこのダンスは
メーキャップ見学から始まります。
人間の感情を目と体の動きだけで表し、
怖さもあり気が付くと引き込まれている。 |
夕食は遅くなってしまったので、ホテルで。
沢山注文し、食べすぎ注意!
マンゴーのカクテルは絶品でした。
目まぐるしく過ぎる毎日、
明日はいよいよハウスボートでの1泊旅です。 |
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南インド②へ
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