8月13日(水)
今日は裏磐梯にある「五色沼」を目指します。
「五色沼」とは、磐梯山の北側山麓の湖沼群のうち
桧原湖、小野川湖、秋元湖にはさまれて点在する
大小40あまりの湖沼群を総称して呼ぶそうです。
1888年の磐梯山の噴火によって出来たといいますから、
長い歴史の中から見れば、最近の出来事ですよね。
その中でも「五色沼自然探勝路」は有名ですが、
五色沼は3度目ながらこの自然探勝路をしっかり歩いた事がなかったのです。
今回はこの1時間程(約3.7km)のハイキングコースを歩きたいと思い、
まずは「裏磐梯ビジターセンター」に車を停め、
「五色沼入り口」よりバスで5〜6分の「磐梯高原駅」まで行きました。
そこから柳沼、青沼、るり沼、弁天沼等を巡って
最後に一番大きな毘沙門沼に着くのです。
このコースはどちらから歩き始めてもよいのですが、
磐梯高原駅から歩き始めた方が、
若干標高が高いので楽かもしれません。
沼の色は他で見る事が出来ない程綺麗で美しく、
途中お弁当を食べたり、クワガタも3匹見つけ、
ゆっくりと2時間かけて歩きました。
終点の毘沙門沼ではボートに乗りました。
 |
 |
バスクリンを流したみたい・・ |
|
 |
 |
紅葉もきれいでしょうね |
|
|
|
どの沼も特色のある違う色で、
ずっと眺めていたい・・・そんな景色でした。
8月14日(木)
今日は須賀川にある「虫テックワールド」に寄ってから
那須に向かいます。
途中「乙字の滝」を見る。
ここは宿の近くにあることは知ってはいましたが、予定には入っていませんでした。
しかし、たまたま阿武隈川を渡った時に下流に見えたので行ってみたのです。
私達の他に誰もいなかったのだが、
なかなか立派な滝だった。
落差6m、幅100m 横に長いので、「小ナイアガラ」ともいわれているらしい。
こんな滝が都会を流れていたら、たいへんな賑わいだろうに・・・。
滝の近くには、松尾芭蕉がこの滝を訪れたときに詠んだと言われる句碑と
芭蕉と弟子の曾良の石像がありました。
五月雨の滝降りうづむ水かさ哉
長女は「芭蕉って’五月雨’ばっかり・・」
なんて失礼な事言ってましたけれどね。
(「さみだれ」ってついただけで私は「できる!」って思っちゃう・・)(^O^)
そしてつぎは「ムシテックワールド」へ。
ここは科学、地球環境、先端科学技術等をテーマとした大きな施設。
実験、工作のプログラムもふんだんに行われていて私達は沢山参加をした。
中でも長女は遠心力の実験で代表して前に出たが、
ちょっとコツのいる実験で、こちらはハラハラでした!
又主人が科学の体験途中で何度か
「デンジロウ先生みたいな・・・」等と子供に説明していましたが、
その度にスタッフが苦笑い。
・・・??と思っていたら、館長は「養老孟司先生」である事を後で知り、
申し訳ない気持ちになりました。(>_<)
 |
 |
実験中・・ |
ガチャガチャと二人で
夢中で遊んでいました。 |
|
もちろん虫に関するコーナーも沢山あり、
クイズ問題では、長男は真面目に一つ一つ調べていました。
施設の隣が「福島空港」である為、操縦シュミレーションもあり、楽しめました。
子供は旅行の中で、ここが一番楽しかったようです。
さて「ムシテックワールド」を夕刻にでると、早々に那須に向かいます。
那須ではのんびり・・・
どんどんのんびりモード旅になっていきます。
今回の部屋は「光のコテージ」
緑と光をふんだんに取り入れる造りになっていて、前面ガラス張りになっています。
カーテンを開けて、周りを気にせずくつろげます。
温泉とコース料理をいただき、ゆっくりしました。
8月15日〈金)
朝食を終えると、主人がテントとタープを干してくれました。
キャンプからずっと濡れたままだったが、私はすっかり忘れており、
かたや主人はずっと気になっていたようだ。
すみません、ありがとう!
しまい終わると雷がなってすごい雨となった。
山の天気は変わりやすく、タッチの差で間に合った。
昨日の「ムシテック」でも帰りの車に乗ったとたんに豪雨になったなあ・・・。
しかし、これではこれから予定している「沼っ原湿原」には行けそうもない。
ここは那須に来る度に挑戦しているのだが、
雨だったり、霧だったり、春休みの時は冬季閉鎖中で、今度こそ・・・と思っていたのに。
標高1,230mと高い所、簡単には行けないようだ。
仕方がないので、町に下りる事にした。
しかし那須の町は車でごった返していて、すごい渋滞をしている。
こんな所で無駄な時間を過ごしたくないので、
すぐさまコテージに戻り、結局落ち着く事にした。
それでもコテージ内の小さなキッチンで食事を作っている頃には晴れてきたので、
食後に出発する事にした。
先程の雨がウソのようにすっかり晴れていた。
「沼っ原湿原」は那須火山群の南端に位置し、湿原好きの主人が必ず寄る所。
湿原中央に水をたたえた窪みがあり、その周りにグルッと木道が敷かれています。
木道は1時間もあれば往復できる小さな湿原ですので、
軽いハイキングコースといったところ。
それでも 一面が黄色になるという、ニッコーキスゲをはじめ、
約230種類の植物が確認されているようです。
さすがに「尾瀬」とは比べ物になりませんが、
景色もよく、気持ちが良かったです。
秋には草紅葉も楽しめるそうです。
 |
 |
木道って楽しい・・ |
ここにニッコーキスゲが
咲き誇るんだろうな |
|
コテージに戻ってからは、主人は川へ〈イワナ1匹)
私はデッキで本を読んだり、好きな事をして過ごしました。
 |
 |
葉っぱを下から
寝転んで見る |
家の中も
林の中にいるよう |
|
8月16日(土)
ゆっくり朝食をすませて10時に出発し、途中「深山ダム」を見学して家に戻りました。
今回の走行距離はちょうど1000`
山道は少なかったけれど、沢山遊んで楽しい旅でした(^O^)
2008 夏の旅行 おわり |