2010年10月03日(日):「まだまだ、鈴音のこと、美花の毎日」 2010年10月08日 (金):「ドッグラン、ラン♪」 2010年10月15日(金)〜17日(日):「静岡〜山梨:里帰り(その1)」 2010年10月15日(金)〜17日(日):「静岡〜山梨:里帰り(その2)」 2010年10月17日(日):「里帰りの様子」 2010年10月22日(金):「美花、順調に食べ始めました」 2010年10月23日 (土):「ドッグラン、再び」 2010年10月29日(金) 〜31日(日):「ちょっくら、福島」 |
2010年10月29日(金)〜31日(日) ちょっ くら、福島 つ れあいの仕事の関係で、週末福島方面に行くことになり、それなら一緒に途中まで行って、仕事が終わったら合流しようということになりました。だから 「ちょっくら」旅行です。だいたいの場所を確認しておいただけの、ゆるやかな日程。なにせ、台風が東海地方から北上しようというこの週末。天候は期待でき ません。 29日(金)、20時すぎ、首都高〜東北道に入りました。そろそろ慣れてきた「大橋JCT」ですが、なんでこんなにぐるぐるする のかなあと思います。地下道は走りやすいし、誘導の看板も分かりやすいところは評価しますけど。途中休憩を取りつつ、「黒磯PA」着23時ごろ。さすがに 夜は結構冷 えますね。温かい準備をしてきてよかったです。そろそろ手袋もお忘れなく。 30日(土)、起床は07時ごろ。ここ黒磯では散歩できそう になかったので、次の「那須高原SA」まで行きました。ドッグランがあるのですが、その周辺が散策路になっていてとてもいい。SAPAすべてに ドッグランがなくてもいいのですが、せめて適度に太陽が見えて日陰もあるような場所を作ってほしいですね。
11時ごろにつれあいと別れて、私はひとり「あぶくま洞」に向かいました。外はだんだん雨足が強くなり、気温が下がってきました。うー、さぶい。この前か ら車 のエアコンのスイッチ周りの調子が悪く、しばらく様子を見ています。問題は、前のくもり止め送風(デフロスト)がうまくいかないので、冷房を入れなければ ならないことです(説明しにくい)。あれ、さっき後ろのデフロストのスイッチが入らなかったような、気のせいだといいけど。 13時ごろ、あぶくま洞に到着。まずは周りを偵察しました。雨が冷たい。美花は車においてゆきます。
ひ とりだし、本来ゆっくり見る方なので、こころおきなく観賞しました。他の観光客は、ただただ歩いて「わー」って言いながら通り過ぎるだけ。もったいないな あ。あぶくま洞には、珍しい鍾乳石がいくつかあります。公開されている数倍もの洞窟が奥に続いているんだそうです。おー、すてき。
話はかみあわなかったけど、どちらも正解でしたね。
着 いてみると観光客は誰もいません。今回はひとりなのでかなり入りにくい。そうは言っても、行ってみないことにはわからないので、がんばって建物へ歩いて行 きました。なるほど、店内は玩具を売っているのですが、壁のところに昔使っていた木型だとかが展示してありました。店内にはお客さんがふたり。でもすぐに いなくなったので、なんとなく居心地が悪く、そこにいた名物「ばあちゃん」がお茶をすすめてくれたので飲まないわけにもいかず、とっても感じのいい方だっ たのですが、話していることの半分くらいは分からず、うーん困った困った。私は人と話すのが苦手なので(本当よ〜)、妙な間が何度もあきました。タイミ ングをみて退席し、展示を見たり玩具を見たりしました。ほしいものもあったのですが、ここはがまんがまん。もっとがまんしたのは「絵付体験」です。ひとり だし、時間もあるし、やりたいのはやまやまだったんですが、居心地の悪さがまさってしまいました。今度はやりたい。干支の犬にバーニーズの絵付をするの だ。つれあいがあとで「なんだ、やればよかったじゃない」と言いました。「だって、なんとなくやりづらかったんだもん。ことばもあんまり分かんなかった し」ちなみに、1,000円か1,200円くらいでしたよ。
こ の日は適当に夕食を食べてから、「スカイピアあだたら」でお風呂をもらいました(500円)。戻って、「安達」泊。美花は相変わらずフードを残しました。 この前の旅行のときにも食べなかったから、環境が変わったせいでしょう。それと今日はろくに散歩をしていないのでおなかもすいていなかったのでしょう。ま あ気にしない。おやすみ。 31日(日)、起床、何時だったかな。美花にレインコートを着せて散歩に出たら、雨足が強くなったので避難しました。時間はたっぷりあるので、自分の準備をして、美花にフードをやり ました。まあまあの食欲(おやつは食べるんだけど)。近くの安いガソリンスタンドを探して給油をすませ、観光ガイドを めくり、午後の計画を立てました。ナビに目的地を入れたりして。 昼ごろにつれあいと合流。 雨 の中、外を歩き回るのもなんなのですが、美花の運動不足も解消したいので、「安達ケ原ふるさと村」に行ってみました。まずは「ふるさと館」というおみやげ 屋さんを覗いてみました。お、ここにも野菜が。買いそびれたものを買ってゆきましょう。お米も売っていました。3キロで800円って安くないですか?2袋 買いました。車の後ろは野菜でいっぱいになっていました。 どうやらここはもともと有 料の施設だったようです。現在は「先人館」という資料館のみ有料だそう。そうねー、いわゆる経営がうまくいかなかったタイプですね。経験上、こういう場合 はさっ さと無料開放したほうがいいです。変に有料を続けると評判を落とします。
鬼ばばの菩提寺にも行ってみました。ちょうど入口に人がいたと思ったら、後でわかったのですが、早目に店じまいということらしかったです。さすがにこの雨 じゃね。そこからす ぐ近くの阿武隈川に出て、土手を越えたところに「黒塚」がありました。鬼ばばの墓ということ。
ちょ うど二本松の菊人形をやっていたので、霞が城公園へ。菊人形って、私のイメージ(なのか記憶?)だと、江戸時代ふうの武士だとかお姫さまだとか、そういう 人形に菊の花を飾り付けて展示してあるようなものです。駐車場は無料でした。天気のせいか、思ったほど車はとまっていませんでした。
まさに、花より団子で、寒い中、今日もアイスを食べてみましょか。「菊クリームアイス」(300円)。道の駅で売っているものらしいです。そういえば昨日 そのような店があったような。
雨の中でなかったら、もっと楽しかっただろうと思いますが、もともと「ちょっくら」だったのでこれもまたご愛敬。 今 回それなりの距離を走って分かったのですが、車の座席をもうひとつはずした効果が表れたようです。燃費が向上しました。だって、うちの車の座席、1個で 40キロ以上あるんですよ。こんなことなら、なんであんずとつばめのときからはずしておかなかったんだよと改めて思いました。まあ、そんなもんさ。 |
2010年10月23日(土) ドッ グラン、再び 夕方に、また駒沢公園のドッグランに行ってみました。ランに入っ てびっくり、近所のお散歩で会う子が来ていました。実は数日前、半年ぶりくらいにばったり会って、「あー、すずちゃん」と話しかけられたばかりでした。 「この子、すずじゃないんですよ」と。すずのこの話はまだしばらく続くのかもしれません。しばらくすると、またまた最近知り合ったご近所の子がやってきま した。偶然ってあるんですね。 美花は2回目なので、すでに慣れているようでした。この前のように意味なくずっと歩き続けている感じはありませんでした。大きな子はいたのですが、あまり 遊んでもらえないようで、かわりに小さい子を追いかけていました。一度は、ちょうどうんこをしている子を見つけて走って行ったのはいいのですが、見事にう んこを踏んでしまいました。あちゃー。相手の飼い主さんに「すみません、うちの子が踏んづけたので取りにくくないですか?」と言ったら、「いえ、大丈夫で すよ。でも踏んじゃいましたけど、大丈夫ですか?」と。みんなで大笑いをしました。美花が歩く跡を見てみましたが、まわりのみなさんに実害がなかったので 自然にまかせました。歩いているうちにきれいになるさ。 一度は大きな子と遊ぼうと近づいて、その子から吠えられて、ひっくりかえされてしまいました。美花は「だめだった〜」と戻ってきましたが、後足をひねった らしく、しばらく変な歩き方をしていました。様子を見ていましたが、30分もすると普通の歩き方になっていました。後足についてはブリーダーさんにも言わ れているので少しだけ気をつけておかなければなりません。 美花はまだ7ヶ月なので、これからしばらくは「まだ仔犬なんですよ」の言いまわしを楽しむことができます。バーニーズを知っている人なら、ひと目で仔犬だ と分かるのですが、そうでなければたいてい驚かれます。それが楽しい。 わざわざ仔犬だということを言う必要もないのですが、ドッグランの場合には、ひとこと言っておくと、仔犬だからと許してもらえることも多いんですよね。仔 犬って、経験不足からときどきマナー違反をやってしまうので、年上の子から教えてもらうことも大切です。また、いろんな性格の子もいるんだということを学 ぶいい機会でもあります。飼い主さんに仔犬であることを知らせておくと、犬どうしの様子を見るときに加減をもたせてくれます。ちゃんとした飼い主さんであ れば、一緒に見守ってくれます。 相手が大きな子なら放っておいても平気ですが、小さめの子だと少しだけ注意が必要です。ただ駒沢の場合、美花が遊ぶランは「中・大型犬専用」。基本的に小 さい子はいない(ことになっている)ので、安心して放していられます。危ないと思ったら、小さい子の飼い主さんが小型犬のほうに行ってもらえると助かりま す。攻撃性がある場合は論外ですが、大型犬の場合はここしか遊べる場所がないからです。大型犬は悪気がなくてもぶつかったり、倒したり、覆いかぶさったり してしまうものです。特に仔犬は、自分のからだが大きいという意識があって遊んでいるわけではないので、思わぬ動きをするかもしれませんし。
また時間があれば連れて行ってやりたいと思います。 |
2010年10月22日(金) 美 花、順調に食べ始めました 先週末、ブリーダーのM&Mさんのところに遊びに行きました。そ こで、美花のフードについて相談。 「も ともと食が細い。仔犬のときからがっつくほうではない。仔犬のころに、鈴音の「残飯処理班」を担当していたので、フード以外のものを何かと食べていた。た またま、今年の夏は異常に暑かった。日ごろはレトルトのフードを混ぜたり牛乳を入れたりして、工夫してなんとか食べさせてきた。フードはロイヤ○○ナンか ら○ーカ○バに変えてみたが、状況は同じ」 夫Mさんの話はいたって簡単、こんな感じでした。 「犬は結局のところ、よりお いしいものおいしいものを食べたがる。だからフードをいろいろと変えるのはよいことではないし、あれこれフードに加えるのもよくない。基本はフードと、せ いぜい補助食品類(サプリメント)。今年の暑さで、うちの犬たちも7割くらいしかフードを食べなかった。健康な犬なら4日くらい食べなくても死んだりしない。うちの子で もときどきそういうことがある」 私は、「そう聞いて、これで踏ん切りがつきまたした」と言いました。私たちは数ヶにわたって食べない鈴音の様子をずっと見続けてきて、それが結局ガンに起 因する症状だったという記憶から逃れられないでいました。「仔犬がフードを食べない場合はすぐに取り上げてしまえばいい。食べるものがなければ必ず食べ る」というのは、犬育ての基本のひとつですね。それを忘れていたわけではありません。でも、美花が仔犬のころはちょうど鈴音の状態が徐々に悪化していると きと重なっていたということもあり、鈴音亡きあと、美花はベビーフードと成犬用フードを混ぜて食べさせることにもなり、なんだか訳が分からない状態で美花 の食事管理をしてきました。美花が食べない様子に、どことなく私たちもこわごわしていたのです。「なんで食べないんだろう」「どこか調子が悪いんじゃない か」「仔犬のときに食べないというのはよくないからなんとか食べさせよう」と。 美花の食が細かったのは事実で、大型犬では珍しいですね。 でも夫Mさんのことばを聞いて、気持ちを切り替えることができました。さっそく17日(日)の夜、家に帰ってから実行にうつしました。容器に半分くらい フードを 入れて、「美花、ごはんだよ」と言って、「よし」と許可しました。美花はくんくんとにおいを嗅いだものの、顔を上げて私のほうを見ました。「みはちゃん、 今日から、トッピングはなし。そのまま食べなさい」と私は言いました。美花はしかたなくぼそぼそと食べ始めました。夜中近くに食べさせたのでいいかげんお なかはすいているはずでした。少し残してしまったので、これはいつもの習慣として牛乳を入れてやりました。これは完食。結局半分だけ食べたことになりま す。 次の朝の18日(月)、美花の体重を計ったら、なんと25.2キロ、数週間前に戻っていました。そりゃそうでしょ。旅行中はせいぜい半分しか食べてないん だからさ。 こ の日から、フードをやってある程度食べたら牛乳を混ぜる、それでも食べなかったら取り上げる、食べ残したものは次の日に食べさせる、を繰り返しました。始 めのうちは知らんぷりを決めていた美花ですが、これ以上待っても出てこないと分かったらしく、しばらくするとのそのそとフードがおいてある場所にやってき ました。美花は粒の 大きなフードがもともと苦手なのに、牛 乳でくっついたフードを一生懸命ひきはがしながら食べていました。うーん、かわいそうな美花(笑)、かわいいぞ、がんばれ。 そ して今日の朝、私がつれあいに「美花、ごはんちゃんと食べた?」のいつもの問いに、「うん、食べたよ」という返事。おお、6日目にして食べたというわけ か。見事ではないか。夕方は少し残していたので、料理で刻んでいたキャベツを少し混ぜてやると全部食べていました。「みはちゃん、よく食べたねー、えらい ねー」と言ってほめてやり、「そういういい子なら、牛乳あげようね」と言って牛乳をやりました。 相変わらず、おやつならなんにでもくらい ついてきます。今日は珍しく夕食にパンを食べたのですが、美花はきちんとおすわりをして、突然「ください」と「おて」をしたら、ローテーブルに手を乗せる はめになりました。パンはほしいらしい。「あー、今日はおなかいっぱいだから、パンが食べられないなあ。どうしようかなあ、ちょっと残しちゃおうかなあ」 と私はいつもの冗談を言いながら、パンの耳をナイフでギコギコ切り落としました。もちろん、つれあいと私の分の耳が美花のおやつになったわけですが。 思わぬ副作用がひとつ。美花は猫のフードをつまみぐいすることがすぐに止んだのですが、自分のフードをちゃんと食べるようになったとたん、盗み食いが始ま りました。いったいどういう脳の回路なんだ? 私 たちは、病気の時になんでも食べてくれないと困ると思ってきました。でもそれは基本のフードをちゃんと食べての話です。その上で好きなものがいくつかある といい。それに、トッピングや牛乳なしでフードを食べないとなると、とても旅行に連れて行けないじゃないかとも思いました。 そんなわけで、おそらく美花はこれからも順調にフードを食べてくれると思います。フードも元のものに戻せそうです。 |
2010年10月17日(日) 里 帰りの様子 今回の旅行は、ブリーダーM&Mさんのところに 行くのがそもそもの目的でした。鈴音のことを直接話したかったし、美花の今の様子も見せたかったし、美花の親にも会いたかったんです。今回は夫Mさん、妻 Mさんおそろいでした(美花を見に行ったときも連れに行ったときも夫さんには会えなかった)。 到着して、美花は車から降りて妻Mさんを見るなり、しっぽをぶんぶん振って、妻Mさんがしゃがんだその股ぐらに鼻先を入れたまま、それはそれは嬉しそうで した。「覚えてないと思うけど」と妻Mさんは言うけれども、いえいえ、これは覚えているんですよ。なにせ、こんなに美花が喜ぶ様子なんて見たことないも の。次に夫Mさんがやってきて、またまた美花は同じように尻尾を振りちぎらんばかりにして喜んでいました。「こんな様子、飼い主にだって見せないのにね」 と私。つれあいは「ぼくたちは飼い主だからこそ、そんなに喜ばないんだよ」と言います。まあそうね。 鈴音のときとは違って、美花は夫Mさんに警戒した様子を見せることはありませんでした。鈴音は全体として男性が苦手で、夫Mさんに対して後ずさりしたこと もありました。「すずちゃん、なんだそれ、ひどいなあ」と言われたものです。 その後、犬舎の犬たちからの吠え声の洗礼を受けつつ、部屋に上げてもらいました。初めはおそるおそるでしたが、すぐにその場に慣れていました。リードをつ けたままだとかえって危険なのではずしてやると、あとは勝手知ったる我が家で、ときどきはこたつの縁周りを、夫Mさん、妻Mさんのひざの上をまたぎ歩いて うろうろして遊んでいました。
鈴音のことを報告して、「いろいろ手を尽くしたけれども、あっという間の2ヶ月だった」と言いました。「治療をしたらしたで、それでよかったのかどうか分 からない。特に手術に関しては、する必要はなかったのではないかと、あとで思った」と。夫Mさんが、かつて自分の判断ミスで(私はそんなことはないと思い ました)死なせてしまった犬のことを聞きました。それは辛い話でした。ブリーダーをやっていると、私たちとはまた違う側面から犬の命を捉えなければならな い場面があります。「何かがあってもそれはその子の寿命と考えるしかないんです」と言っていました。「私たちもそう考えています」と言いました。特に私は 鈴音のことでそれを強く感じましたし、そのことからつばめのことを理解することができるようになりました。 鈴音のパパ(私は、こういう表現を普段使わないのですが、親犬に関してはなぜだか使ってしまいます)は最近死んでしまったそうです。胃捻転だと言っていま した。まだ9歳くらいだったでしょうか。美花がフードをちゃんと食べないので、これまでと違って美花は散歩のあとに食事をやってきました。フードを食べる と水も飲みます。それで運動させると胃捻転が起きやすくなります。これまで一度もそんなことは起きなかったし、大型犬といってもバーニーズだし、そんなに 神経質に考えなくてもと思ってきましたが、これからはフードは散歩のあとにしよう。 美花のママに会いました。見たとたん「みはちゃん、そっくりじゃん!」。今7歳になったばかり。ちょうどシーズン中だったのでパンツをはいていました。メ スにしては頭がしっかりとしていて、骨格も大き目でした。鈴音のママ、ソフィーは華奢でしたが、それに比べるとずいぶんからだの大きな子でした。美花と並ぶと、ママはがっしりしていて、美花は仔犬らしく細っこ い感じ。ただ、体高や全体の感じはほぼ同じくらい。「みはちゃん、君、なんか仔犬にしては大きくないかい?」と私。夫Mさんが「美花ちゃんはたぶんこの子(ママ)の2〜3割 は大きくなると思います」と言いました。本当?だといいなあ。 鈴音は メスとしては決して小さくはなかったのですが、そこはママ似で、こじんまりまとまっていました。それと完成まであともう少しという4歳で死んでしまったの で、最終的にどれくらいの大きさになったのかも分からないままです。「これから胸がはってきますよ」の夫Mさんのことばむなしく、4歳だったんだもんな あ。 Mさんたちが言ったように頭のはちが大きい美花は大きくなるのかしらん?頭が大きいと、からだも大きく見えるというのもあります。でも面白いです。体重は 鈴音のほうが重かったのに、美花のほうがからだの骨格そのものは大きいんです。やっぱり体重だけで分かるってもんじゃないんだなあ。バーニーズ3匹目にし ていろいろ分かってきている今日この頃。 でも結局なんでもいいんだー、うちの子は一番。 みんなでいろいろ話をしている合間にも、妻Mさんが「あら、本当に2匹はよく似てる」と口にしました。パンツをはいているのがママ、はいてないのが美花と いう区別。つれあいも一瞬見間違えたと言っていました。私もよく分からないときがありました。顔のブレーズもスイスクロスといった模様もそうですが、毛の 巻き方とか尻尾の曲がり具合とか、そっくり。 でもって、このママが甘えん坊なんですよ。私がトイレに立ったときに、例の寄りかかりをしてくれました。すると見ていたみんなが「わー」と言うので何かと 思ったら、右前足で「おて」をしているではないですか(私からは見えなかった)。あらー、かわいい。「うちの美花もこんなふうになるのかな。楽しみだ」と 私。 ママは美花のことを自分が産んだ子との認識はないはずなので、おそらく気の合う友だちとして美花と遊んでくれたみたいです。それなりに大きな2匹がどった んばったん部屋で遊ぶ様子に、「親子で遊んでるよ」となんとも奇妙な感じ。「すずが生きていたらこんなふうに遊んでもらってただろうにね」と私は言いまし た。「みはちゃん、ママに遊んでもらってよかったね」。なんだろう、こういうのって、見ててとっても嬉しい。なんでだ?ほほえましいじゃないか、ね。で、 どっちがどっちか分からない。なお楽しい。 時間がなくてパパには会えなかったです。また今度見せてもらいましょう。 話は美花の「でべそ」のことになりました。聞いてびっくり。バーニーズって8割が「ヘソ子」で生まれるんだそうです。「え?だって大型犬なのに」という私 のことばに「本当にそうなのよ」と妻Mさん。続けて、「うちもいろいろやってみたわけ。(へその緒を)長めに切ってみたり、そのまま母犬にまかせてみた り、結び方とか、いろいろ。でもどんなにしても変わらないの」と言いました。それで、「冗談で、Mさんたち失敗したんじゃないの?って言ってたんです よー」と笑いながら私は言いました。 アメリカでも同じなんだそうです。ってことは、美花は手術しなくてもよかったのかも(医者は「少し脂肪が出ていました」と言っていた)。でも、どうせ不妊 手術のついでだったんだし、不安のまま過ごすというのもよくなかったし。Mさんのところで手術をしたのはこれまで1頭だけなんだそうです(しなくてもよ かったけど、見た目のために仕方なく)。私は美花の「ヘソ子」は好きだったんだけどなあ。ということはですよ、つばめ、鈴音とヘソ子じゃなかったってこと はある種低い確率の子たちだったってことになりますね。これまでいろんなバーニーズの飼い主に会ってきましたけど、そういう話は一度もしたことがなかった なあ。 それと気になっていた美花の前足の開き具合について聞いてみました。つばめがかなり開き気味だったので、美花のを見るとそれを思い出します。何度も書きま すが、別に前足が開いていようがなんだろうが健康ならなんでもいいんです。鈴音は本当に棒のようにまっすぐで、きれいな足をしていました。「前足は大丈夫 です。それより」と夫Mさんが言います。「美花ちゃんは後足のほうが気になります」と。むむ?なんだろう。「飛節」がゆるいんだそうです。「そろそろ固 まってもいいころなのに、まだやわらい」と。「これから歩けなくなるとか、そういう致命的なことになりますか」と私が聞くと、「それはないです」のことば にほっとしました。確かに美花は後足の運びがあまり美しくありません。できるだけ、砂地、芝生、土を歩かせてくださいということなのですが、うん、それは そうなんだけど、そういう場所がないのよねぇとぽつり。 美花はトイレが近いのか、まだまだ仔犬だからなのか、数時間我慢をしたら、二度三度とおしっこを続けてするくせがあります。はい、やらかしました。鈴音と 同じです。あっと思ったら、カーペットの上にじょーと一回。「あー、ごめんなさい」と掃除をしてばたばたしていると、30cmほど離れたカーペットにまた じょー。「だめだ、外に連れ出さないと」と、つれあいに出してもらいました。その間私はせっせとお掃除。妻Mさんが「こっちは大丈夫、カーペットごと洗っ ちゃうから」と。戻ったつれあいに、「どうだった?」と私が聞くと、「うん、またしてた」と言います。一体どういう膀胱の構造をしてるんだ?一緒に行った Hさんが「第2の膀胱でしょうね」と笑います。いやはや。私のほうが「もしPちゃんが心配ならタオルを持って行っておけばいい。途中、美花と一緒にトイレ に出しましょう」なーんて言っていたのに、この失態。まあいいさ、もともとMさんちの子だもん(と、開き直ったりもする)。 フードのことも相談しました。このことはまた書きたいと思います。 M&Mさんと過ごす時間はあっと言う間です。鈴音、美花のことを通して、いろいろ学べるよい機会。私みたいな本からの知識、机上の空論ではなく、「今」の 話はとても勉強になります。 |
2010年10月15日(金)〜17日(日) 静 岡〜山梨:里帰り(その2) 17日(日)。起床は07時すぎ。さすがに朝方は少しばかり冷えました。つれあいによれば、「寒かったから美花にくっついていたのに、すぐに暑くなったらしく 逃げられた」んだそうです。道の駅のまわりをぐるりと散歩しました。マラソン大会の準備をしていて、パンパンパンと合図の花火の音がしました。美花は大丈 夫か、とても心配。
Hさん たちとの待ち合わせている道の駅「富士吉田」へ向かいます。11時すぎに到着。美花も外に連れ出します、が、準備をしている様子をちょっと見てください。
ということで、突然ですが…
「すみません。まずはソフト食べてしまいますね」と私。「Pちゃん(呼ぶ時は「ちゃん」です)悪いねぇ、美花だけ食べて」
2匹は初めから意気投合していました。仔犬だというのもありますが、気が合うんだと思います。それと、やっぱり同じ犬種だし、からだの大きさもだいたい同 じ。頭の中身(あはは…)も興味の方向もたぶん同じ感じ。こちらが何を促すでもなく、勝手に遊び始めました。 「こ こから降りると」と私は博物館へ向かいながら言いました。「これから紅葉がきれいなんですよ」。2匹にはそんなことはどうでもよいらしく、まともに歩いて いませんでした。ぴょんぴょんするので、それぞれ「よいしょ」とチョークを引きます。「もう少し向こうに行くと芝生がありますから」
「2匹とも楽しそうですよね。やっぱり同じ大型犬どうしだなあ」と私。「そうですよね、うちなんかも散歩のときに、こんなふうに遊んでくれる子がいないんです よ」と妻Hさん。最近大型犬を飼っている人が、ひところに比べるとぐんと少なくなったせいか、散歩のときにばたばたしながら遊んでくれる子がなかなかいま せん。相手が成犬でも小型犬はだめだし、仔犬どうしだとしたらなおさら危ないですね。 私は2匹がドッグランで走る様子を思い浮かべていました。「これはもう、一緒にドッグランに行くしかないですね」と私。「行きましょう」とHさんたち。わ くわく。 そろそろM&Mさんのところに行ったほうがよい時間になりました。2匹はまだ遊び足りない感じでしたが、「人間のお楽しみはこれからなん だぞ」。 予定通り13時すぎにM&Mさん宅に到着。M&M さんに、HさんたちとPちゃんを紹介しました。犬舎にはいつもながら立派な犬たち。あー、すごいなあ。もうすぐ1歳にな るオスなんて、大きくてびっくりしました。 妻M さんに、「すみません、買った野菜を部屋に避難させてください。車の中って結構暑いんで」と私は言いました。「なーに?そんなに買ったの?」と妻Mさん。 「ほら、これぜーんぶ野菜」と私は大量の野菜を見せました。「やだー」と妻Mさん、「そんなに買ってだめにならない?」と。「ならないならない。うちは あっという間に食べちゃうもん」。「今ね、こっちもレタスなんか250円もするのよ。キャベツは産地だから安いんだけど」と妻Mさん。「でしょうねー。東 京はひどいです。うちは大根なんてもう1ヶ月以上見てないな」と私。 何の話をしていることやら。 M 夫さんには、「あー、お久しぶりです。美花を見に来たときも、連れに来たときも会えなかったんで」と私は言いました。「鈴音はとても残念なことをしまし た」とつれあい。「ところで、忘れないうちに相談したいことがあるんです。美花、フードを食べません。フードを変えてみたりもしたんですが、あまり変わら ない。何かいい手はないですかね…」 お宅に上がらせてもらい、なんとなく話が進んだあたりで、「実は、Hさんたちと会ったのは今日が初め てなんです」と私は言いました。夫Mさんは「え?」と声を上げました。「でも」と私は妻Hさんと目を合わせて、ふふふと笑いつつ「初めて会ったような感じ がしないんです。というのも、この夏に、数日に一度はメーのをやりとりを続けてきて、いろいろ話してきたんですよ、ねー」と言いました。「それで、一度M さんたちに会ってみませんかと誘ったんです」と私。「いろいろ聞いてみるといいですよ。楽しいですよ」と。 そういうことで、私たちが鈴音 と美花の話をすることも目的でしたが、HさんたちにMさんたちに会ってほしいという思いと、Mさんからバーニーズのことを直接聞くのはPちゃんのためにも きっといいことがいっぱいあるんじゃないかと思ったんです。Mさんたちのブリーダーとしての考え方とか、バーニーズのスタンダードのこととか、健康のこと とか。その他にも、何度聞いても、そしてまた新たな話も加わって、ブリーディングの大変さとか、外国から犬を分けてもらうときの苦労とか、それはそれは刺 激的な話でした。ついでに「幽霊話」も聞きました(ゾー)。 16時ごろ、つれあいが「夕方の犬の世話も大変だから、そろそろ…」と言う と、M さんたちは「いや、まだ後だから、いいですよ」と言ってくれます。いつもそんな感じでおことばに甘えて、話を続けてしまいます。17時になるころにはいく らなんでもと帰り支度をして、それからしばらくは外でまた犬を見せてもらったりして話が長くなり、ようやく17時を過ぎるころにおいとましました。 渋滞を 覚悟して、中央道に入る前にコンビニで軽食を取りました。案の定、2か所の事故渋滞に巻き込まれ、22時に東京に着きました。道すがら、ずっとバーニーズの話をしていましたが、家に帰ってか らも片づけをしながらその話は続きました。「みはちゃん、旅行、楽しかったね。またPちゃんと遊びに行こうね」と私は言いました。 |
2010年10月15日(金)〜17日(日) 静 岡〜山梨:里帰り(その1) 長 い話を短くすると、職場の友人の友人Hさんが偶然バーニーズの仔犬を飼っていることが分かり、この夏は日々近況報告のメール三昧。「今度ブリーダーのとこ ろに行くときご一緒しませんか」と誘ったところ、「行きます」とのこと。日程を調整して17日(日)に決定。Hさんとは一度電話で話をしただけで面識があ りません。オスのPちゃんはもう少しで10ヶ月。 ならばこれを利用しない手はない。ずっと巣ごもりしてきたので、少しは外に出て気分転換もしたい。極力お金を使わないようにすればいいじゃないか。久しぶ りの旅行、美花にとっては初めての旅行。 15日 (金)。お風呂に入って、おべんとうを持って、19時ごろ東名に入りました。海老名SAへ寄って美花にフードをやりましたが食べません。レトルトも用意 していたので混ぜてやりましたがそれでも食べない。しかたがないので、私たちが食事をとっている間、放っておきました。食事後、おだてたら少しだけ食べて いました。初めての旅行でかなり緊張しているようでした。鈴音のように神経質でおどおど、びくびくしているのとはまったく違いますが、少しでも音がしたり まわりの様子が気になったりすると、聞き耳を立てて、フードも食べなくなるし、水も飲みません。ということは、外で食べさせることなんてしばらく無理って ことか。 その後鮎沢PAで少しだけ歩かせて、21時、足柄SAでドッグランに行ってみました。ネットの情報で知っていたのですが確かめた かったのです。SAの建物裏あたりに小型・中型犬専用のランがありました。「どうして小型・中型だけにしたんだろう」と思っていたのですが、大型犬用は、 以前あった場所(トンネルをくぐってずっと歩いて行ったところ)に12月に完成するそうです。現在工事中で、ランに続く道は通行止めになっていました。
21時30分、出発。22時、愛鷹PA着。トラックが多く(確か、早朝から食堂が開いている)、ほとんどエンジンをかけっぱなしで休憩しているので、音と 排気 ガスでひどい状態でした。エンジンを切っても冷凍庫の電源を確保できるようなシステムを作れないものですかね。23時、就寝。美花のからだに触りながら話 しかけてやると、私の手にあごをのせて、すり寄るようにして寝ていました。美花は精神的にとても安定していますが、自分で納得できなければリラックスしよ うとしません。これまでのつばめ、鈴音と比べると、とんでもなく扱いやすいのですが、「美花を水飲み場に連れては行けるが、水を飲ませることはできない」 という文字通りの感じです(ことわざ:もともとは「馬」です。また、意味は違いますので、あしからず)。 16日(土)。起床は、つれあい05時半、私は06時半(申し訳ない。運転手職に免じて許してくれ)。美花は相変わらずフードを食べず、レトルトを混ぜる とまあまあ、牛乳を混ぜると食べました。
08時20分ごろ、「竹採公園」(無料)に到着。犬は入れる?入れないんだそうです。記念写真だけか。とてもきれいに整備されていて、朝からふたりの方たちが掃除をし ていました。かぐや姫の「竹取物語」の竹取の翁の末裔と言われている岡田家の敷地なんだそうです。
行ってみるとまさに公園でした。敷地内にいろいろな建物がありましたが、正式にはこの博物館の「屋外展示」なんだそうです。結構暑くなってきたけど、エア コンの調子が今ひとつ…心配だ。駐車場は無料です。 ぐるっと歩いてみました。
だ んだん日差しが強くなってきました。エアコンを入れると風量調節が変。壊れたのかな。この前エンジンのベルトを変えてもらったので、そのときに何かあった んだろうか。途中、「四国うどん鶴丸製麺」の看板を発見。少し早いけどお昼にしましょうか。チェーン店でしょ、どんな味かな。 かけが280円、大が380円、これにいなり150円を注文。つゆは、これは静岡ふうだと思います。見た目が濃いのとかなり甘め。麺は細いかな。ここはだ いこん とわかめのサラダや煮豆が自由に取れます。二人で810円ならいいのではないでしょうか。美花が車で待っているのでさっさと食べました。11時15分 〜30分。 次に向かうは「富士山本宮浅間大社(ほんぐうせんげん)」。駐車場を探し、無料でとめられるところにしました。犬は境内禁止と 看板にありました。今日二度目だね。歩いていると地元の人が散歩をしていました。立ち止まって話をしつつ、もしやと思って「あのぉ、境内は犬だめです か?」と聞いてみました。「ぜんぜん。みんなお散歩で入っていますよ」とのこと。念のため、近くのお店の人にも聞くと、「うーんトイレのしまつをちゃんと すれば、たぶん大丈夫だとは思うんですけど」という感じ。じゃあ行ってみようよ。その前に・・・。
もう何年ぶりでしょうか。お店を抜けて、まずは「音止の滝」、そして「白糸の滝」を見学しました。
14時10分、ここから「身延山久遠寺(くおんじ)」に行こうと、ナビを 頼りに10分ほど車を走らせましたが、だんだん道が狭くなり、これから先5キロがどう考えてもすごいつづら折りになっていることに気づきました。「桜峠」 というところです。もう騙されないからね、とナビに言ったりして。地図を見て、たっぷり南下してから52号に合流しました。身延山の町営駐車場に到着した のが16時ごろ。17時までとかで、先に1時間分の310円を支払って歩いて行きました。あとから分かったのですが、もう少し参道を進めば無料駐車場があ りました。 本当に来てみないと分からないものですね。「三門」があまりに大きく立派なのに驚きました。門をくぐると「菩提梯」へ続く道。 菩提梯はとんでもなく急です。途中まで登りましたが、美花の足に悪いので左手の「男坂」に折れました。しばらく歩いて「本堂」へ。左手に「五重塔」、右手 に「祖師堂」。ここは日蓮宗の総本山です。
18時30分、道の駅「韮崎」の向かいにある「ゆーぷるにらさき」に到着。美花をトイレに出しました。美花はまだまだトイレを長時間がまんできません。お 風呂は700円、各種あるということだったのですが、ジャグジーとサウナと露天しかありませんでした。 車 に戻ってから美花に夕ご飯をやりましたが、車の中でもずっと緊張しているらしく、フードをぜんぜん食べません。調子が悪いわけじゃないよねと、おやつを やってみるとしっかり食べます。「おまえはすずか!」って冗談混じりに言いました。鈴音はずっとそんな感じで不調を訴えていたので、そういう様子が私たち の頭を離れないのです。最後は牛乳を混ぜてやり、5分の4くらいは食べました。とりあえず、よかった。 明日の日程に合わせて、私たちの 庭、道の駅「なるさわ」に向かいました。21時10分発、22時25分着。途中の峠道はよかったなあ(どういう意味?うん、そういう意味)。なるさわのト イレは改装工事でしたが、ちゃんと使える水道があったので、予定通りここで宿泊することに。美花を最後のトイレに連れ出し、初めての旅行、初日が終わりま した。美花は昨夜よりも少しだけ慣れた様子で、寝ていました。私はしばらく美花のからだを触っていました。美花が安心できるだろうということもあります が、私自身、犬に触ることって、とても落ち着きます。珍しく、昨日に引き続き、すいっと寝てしまいました。 そう言えば、昼ごろエアコンがまったく効かなくなりました。 (「その2」に続く) |
2010年10月08日(金) ドッ グラン、ラン♪ 今日は、念願のドッグランに出かけました。この前(2010年09月16日)、登録制になったのを知らずに残念な思いをした ので、書類と鑑札、狂犬病予防の証明シールは準備万端。公園事務所の受付が16時までなので(せめて16時半にしてほしい)、15時過ぎには家を出まし た。今日はつれあいも一緒です。 書類を確認してもらって、カードをもらって必要事項を記入し、入り口の暗証番号を教えてもらいました。カードは、家にあったものにザイルをつけたカード入 れに入れ、首からぶらさげました。 美花は車に乗る時点で興奮していて、下りるときもそう、管理事務所に行く時も、ドッグランに向かうときもそうでした。じゃあ、ランに入ったらどうなるん だ? ランに 入ってから、まずはリードをつけたまま美花と一緒にぐるりと一周しました。仔犬だし、初めてのランだし、何もないとは思いながらも念のための儀式です。で は、みはちゃん、放すよ。 美花はしばらく周囲をうかがったあと、においをかいだり、あちこち歩き回ったりしていました。自分が何をしているのかよく分からないふうでしたが、うきう きした気持ちが手に取れるようでした。いろんな子と少しずつあいさつをしては離れ、また近づきは離れしていました。
美 花はドッグラン初心者なので初めはきっかけがつかめないようでしたが、1匹の子(ボーダー)とはだんだんリズムが合い、遊び始めました。美花は自分のから だをどう動かせばいいのか分からないらしく、その場でぴょんぴょんする様子に、ある飼い主さんが「まあ、やっぱり仔犬ね、動きが」と言って笑っていまし た。「みはちゃん、きつねじゃないんだから」と私。きつねって垂直ジャンプして獲物を獲ったりするでしょう。バーニーズの立ち上がる(だけの)ジャンプ。 そ の後また別のボーダーの男の子にちょっかいをかけられて、のっかられたりもしました。飼い主さんが、「しつこくしない。だめだよ」と言うので、「大丈夫だ と思いますよ。自分で逃げると思いますから」と言い、みんなで様子を見守っていました。美花はちょっと困った顔をしながらも、必死に腰を落としながらその 都度ふりほどいていました。でも、最後は体力差で逃げるのが辛そうになり、からだをねじると同時に倒され、キャンと短く鳴きました。私は倒れる瞬間に美花 の頭を支えましたが、からだの横からどんと落ちました。飼い主さんが「大丈夫かな」と言いましたが、「大丈夫ですよ。ね、みはちゃん」と私は言いました。 ドッグランは下がコンクリートなので少し心配しましたが、痛いというより、「もうやめて」の悲鳴のようでした。仔犬だもの、すべては勉強です。なんだかん だいいながら、2匹ともお互いのよだれでべたべたになりながらも仲よく遊んでいました。
ランのみなさんに「ありがとうございました」とお礼を言いつつ、ランをあとにしました。美花は帰りの車では、まだ興奮冷めやらぬという感じでしたが、家に 帰ってごはん(ヨーグルトを混ぜたり、牛乳を入れたり)をもらったあとは、ぐっすり寝ていました。楽しかったんですね。 でも、さすが、仔犬です。数時間寝ると、ちゃんと充電完了していて、いつもどおり私に挑んできました。すごい回復力。近いうちにまた遊びに行くことにしま しょう。 |
2010年10月03日(日) ま だまだ、鈴音のこと、美花の毎日 散歩のときに、まだまだ鈴音の話が続いています。 昨 日の夕方の散歩のとき、知り合いに久しぶりに会いました。「こんばんは」とあいさつをすると、美花はその人にずんずん近づいて行きました。「はいはい、こ んばんは」とその人は言って背中を触りながら、「本当に毛並みがきれいねえ」なんて言うので、もしやと思って、「まだ仔犬ですからね」と様子をうかがって みました。「あ、ああ」とその人が妙な感じで相槌を打ったので、「あのー、お話しましたっけ?」と私。「ええ、聞いてますよ」とその人は言ったのですが、 なんとなくやっぱりちぐはぐ。やっぱり。 「この子、前の犬とは別の子なんですよ」と。その人は「ん?」という表情になったので、いつもの話をしました。「4歳?若かったのにね」と言われました。 鈴音が笑っている写真を見ると、辛いです。本当にまだ成犬というには幼い表情をしています。 家 に帰ってからつれあいがこう言いました。「美花がどんどん大きくなっているから、これから会う人は本当に鈴音と見分けがつかなくなっちゃうよね」と。おと とい体重を計ったら、ちょうど25キロになっていました。だいたい1週間に500グラムくらい重くなっています。だんだん鈴音に近づいてゆきます。複雑な 気持ちです。 昨日も、美花は火がついたようにさわいでいました。初めはつきあって遊んでやったのですが、いつまでやってもやめません。と うとう下においてあった新聞をおもちゃにし始めたので、「ほらほらやめなさい」とひきはがしたら、それが気にいらなかったらしく(いや、楽しかったらし く)、激しく挑んできました。「まったく仔犬なんだから」と見逃してやろうとしたところ、興奮してしゃがんでいた私の右肩をパクリ、「なにすんの!」と私 は美花の背中を右手でむんずとつかみ押さえ込みました。「あのさ、私に勝てると思ったら大間違いだからね」と私は言いました。 あっはっ は、楽しい楽しい。様子を見ていたつれあいが「美花は自分でもどうしようもないんだね」と言いました。「そうだよ、どうしたらいいのか分からないんだよ ね」と私は答えました。犬を飼い始めたころの私なら、これは仔犬の不服従だなんて思ったものですが、そんなつもりは毛頭ないってことが今ならよく分かりま す。遊んでもらいたくて仕方がなくて、遊んだら遊んだで、今度は動けなくなるまでさわいでしまうんですよ。ひとしきりさわいだら、あとは電池切れになるの が仔犬のかわいらしいところ。 今朝も私が起 きるの待っていたらしく、頭がまだぼーっとしているのに抱っこすることになりました。昼間はボール投げをして遊んでやり、散歩の後にはまた抱っこです。つ れあいが画像を撮ってくれましたが、かなりずるずるしてしまっています。突然撮るというので、変な服を着ていて自分としては不満な写真だけど。
こ んなに涼しくなったのに、美花は相変わらずフードの喰いつきがよくありません。ヨーグルトと牛乳をまぜて「食べていただいている」感じがします。ヨーグル トをまぜるからくせになっているのかと思って、フードだけをやってしばらく様子をみてみたのですが、ぜんぜん食べようとしないんですよね。今日は試供品の 「成犬用、小粒」をやってみたら、おいしそうに食べていました。嗜好の問題もあるんでしょうけど、粒が大きいのが苦手なのかも。どちらにしてもフードを変 更することになるでしょう。 - - - - - - - - - - - - - - -
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そ
う言えば、昨日の朝方あんずが夢に出てきました。私は動物の夢を見ることはめったにありません(悪夢を見たのはつばめのときでした)。明るい光の中、高齢
のあんずはいつものようにおだやかな様子で私のところにやってきて、あのなつかしい毛の感じのままでした。皮膚になにかがいくつもできているようでした
が、「いろいろあっても折り合って元気に過ごせればいいよね」とつれあいに話していました。満ち足りた時間でした。こんな温かな夢も久しぶり。 |
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