*日刊スポーツの『この病気にこの名医Part2』に頚椎症性脊髄症がのっていました。
興味のある方は第21回〜24回をご覧下さい。
<初期>
<2000年以前> 階段で躓き、1週間〜2週間後頭部のしびれが続くことがありました。 やめればいいのに、スノーボードが流行っていたので、3〜4回くらい滑りに行きました。 何回も転び、そのたびに首がガクンガクンとなり、そうとう首を酷使していたと思います。 ちょうどこの頃、近所のクイックマッサージで肩こりがひどく、背中がゴムの板のようだと言われました。 |
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<再発>
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<2005年2月〜5月> 2月、友人の紹介で、ある医師のやっている病院へ行ってみました。 調べるとその医者は頚椎の本をたくさん書いていて、お昼の主婦向けのテレビにも出ていました。 レントゲンをみて、骨棘があるので、毎日牽引に来るようにと言われました。 3ヶ月間牽引を続ければ、私の首の変形が治ると言うのです。 診察を待っているときにカルテを見ると変形性頚椎症神経根症と書かれていました。 骨棘があるのに、何故牽引をすると治るのかと不思議に思いましたが、しばらく通ってみることにしました。 3月になり、パソコンを使う量が増えるとともに、首の痛みがまたひどくなっていきました。 牽引には週2回通っていました。 痛み止めの薬(ソレトン)は効かないので、そういうと湿布を使えと言われます。湿布をすると肌がかぶれるのです。 かぶれることを言っても、湿布がよく効くのだから、かぶれても我慢するようにと言われただけです。 仕事の都合で牽引に毎日通えないと言ったら、冷たくじゃあ面倒を見られないと言われました。 他にいろいろと質問するとそっぽを向かれ、早く出て行けという感じに背中を向けられました。 医者の態度に頭に来ましたが、3ヶ月牽引をすればよくなるという言葉を信じ、とりあえずあと1ヶ月通ってみることにしました。 後からよくよく考えてみると、落ち着いていた痛みが、この牽引のせいでぶり返し、治らなくなったようです。 その後行った病院では一度も牽引は薦められませんでした。どちらかというと牽引に否定的な医師が増えているということです。 5月、牽引をしてもよくならないし、医師に対しても不信感しか持てなかったので、インターネットで脊椎の専門医の検索を始めました。 あるクリニックが有名なことを知り、電話をしてみると、なんと初診は来年の11月。 脊椎ドックは1ヶ月程待てば受けられるというので、すぐに予約しました。 風邪で咳がでてきたので、牽引中に咳をするのが怖いので、牽引に通うのを止めました。 この頃の痛みはずきずきというより、しびれの延長のような感じで、なんとか我慢できる痛さでした。 |
<5月下旬> 頚椎ドックへ行く。 某クリニックの頚椎ドックに行きました。私は頚椎と腰椎の両方を見てもらうことにしました。 最初に問診表を書き、その後着替え、首と腰のレントゲン、MRIとCTを撮ります。 そして最後に、脊椎マウスと骨密度をやって終わりました。 2週間後に結果が郵送されるとのことです。 結果についての説明を聞きたい時はまた予約するように。その時は院長ではなくて別の医師から説明があると言われました。 ところがドックを受けた(金曜日)次の週の月曜日にクリニックから電話があり、診察の予約を取るように言われました。 6月下旬には出張が入っていたので、7月上旬に予約を入れました。 この時の症状は頚部痛の他に特に何もなかったので、急に診察があると聞いて、そんなに私は悪いのかと心配になりました。 受付の人に聞いてもわかりませんでした。 |
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<7月> 下を向いてする仕事のせいでまた首の痛みが戻って来ました。 今までは左手だけがしびれていたのに、今度は右手と足先にしびれと痛みが出てきました。 <脊椎専門医院に行く> ドックの病院に行くと、N医師本人の診察でした。 首は本来カーブしているのに、私はまっすぐになっていて変形がひどく、首に負担がかかっている。 このことを、健康な人や手術をした人のレントゲン写真を見せながら説明してくれました。 5番と6番の間の椎間板がつぶれていて、そこに骨が増生していて、それが約4ミリにもなっています。 その増生した骨のために神経が炎症を起こしているとのことです。 このままほっておいても5年以内に手術が必要になると言われました。 約85%の人が手術で良くなるらしいです。 手術(顕微鏡を用いた前方固定術)は早くて10月になるとのこと。 今までの痛み止めの薬は効かないので、効く薬をもらいたいといったら、ボルタレンの処方箋をくれました。 予想していなかったN医師の診察の上、手術を前提に話をされ、後から思い返すとどうもパニクッていたようです。 手術は10月は無理だから来年の3月にしてもらいたいと口走っていました。 後から冷静に考えると、転勤がある可能性が高いので、3月は無理です。 最終的には10月に手術をすることにし、9月に手術前の診察に行くことになりました。 <セカンド・オピニオン> 管理職に10月に手術をしたいと言ったところ、やるならもっと早くにできないかと言われました。 どうも仕事に影響のない夏休暇の時にやってもらいたいらしいのです。 仕方がないので、インターネットで知り合った人が教えてくれた病院の脊椎専門医の診察を予約しました。 昨年の11月には予約が混み合っていると書いてあったのに、電話するとすぐに予約が取れました。 ドッグ結果を見せ、手術を勧められたと言ったところ、 「ドックの検査が4万円なら安いね」 「手術で四肢麻痺になることがあるからね、四肢麻痺になると惨めだよ」 「僕なら初めての人に手術なんか勧めないね。手術をやれと言われれば今すぐにでもやれるけれど」 「入院して牽引するとか、他にやれることを全部やってないんじゃないの」と言われました。 診察を終えて非常に嫌な気分になりました。四肢麻痺になるなどと普通は言いませんよね。 どうも某医師が手術が必要だと言ったことが気に食わないような感じです。 他の人に話すと、みんなこの医師は手術に自信がないのではないか、この医師に手術をしてもらわないほうがいいと言います。 私はこんな医師に自分の手術は託したくありませんでした。 管理職にはN医師の方が手術の経験も多いので、10月に手術をすることを告げました。 |
<8月> Nクリニックは手術をする予約はしたけれど、手術前の検査のある9月まで行きません。 痛みを抑えるために、湿布をもらったりできる病院を探していたら、紹介してくれる人がいたので行ってみました。 この病院も混んでいて、9時前に行ったのに診察してもらえたのが2時過ぎになりました。 とりあえず持って行ったドック結果の画像をみせましたが、MRI画像だけ見て、CT画像は見もしませんでした。 そして、「今手術をしても、あなたの満足のいく結果がでないと思う。 10年〜15年後に手術が必要になるかもしれないけれど。それまで脊髄の圧迫はほっておいてもいい。 ステロイド剤を使いたい」と言われました。 とりあえず、今日のところはリューマチの検査をして、次回からということにしました。 ハンマーで腱の反射を見たところ、左膝の反射が強く、我ながらびっくししてしまいました。 薬はメチコバール、セルベックスと新しくユベラ(ビタミンE)と筋弛緩剤のミオナールを1日3回処方されました。 バスや電車に乗ったら、フラフラして首が痛くなるといったところ、ストレッチをするようにと言われました。 ストレッチで治った人がいるとのこと。 ところが、家に帰り教えてもらったストレッチをしたところ、首の痛みがひどくなりました。 ボルタレンを飲まないようにしていたのですが、我慢できず、飲みました。 手術まで痛みを軽減しようと思って行ったのに、反対に痛みが増してしまいました。 手術をすることを決めているのに、違う治療をされても困るので、結局この病院には再度行きませんでした。 (後から考えると、緑内障の持病があるのに、ステロイドを使ってもいいのでしょうか。 ステロイドを使用していて緑内障になることがあるようなことが、緑内障のHPに書いてあったような・・・。) 数日後、鍼に行き、鍼の先生にステロイドを使いたいと言われたと言ったところ、 「ステロイドには強い副作用があるので、勧められない」と言われました。 ストレッチで首が痛くなったと言ったら、「あなたのような人にストレッチを勧めたの・・・」と絶句されました。 ネックカラーをした方がいいといって、わざわざ業者から取り寄せてくれました。 少しでも痛みが軽減するようにと行った病院ではステロイドを治療を進められるし、仕方ないので手術まで鍼で乗り切ることにしました。 この頃首が痛くて痛くて・・・。ちょっとよくなったからと、レンジ台の掃除をしただけで、その後首が痛くなるのです。 家に帰ると首を休めるために、行儀が悪いのですが、床の上に横になって本を読んだり、テレビを見たりしています。 下旬になってやっと頸部痛が落ち着き、しびれも軽くなったように感じました。 |
<9月> 台風の到来と共に、痛みが手から肘まで、足先から膝までになってきました。 手のひらが熱いような感覚が強くなり、力を入れて蛇口をひねったりすると手や指が痛いのです。 時には足の裏に違和感があり、しびれがビリビリと強くなってきました。 手術前の診察に行きました。 CTと心電図を撮り、その後診察。痛みがいろいろなところに出ること。 膝が痛いことを言うと、神経だからそういうことがある、歩きにくくなっているのかもしれないね、と言われました。 その後、手術のためのエイズ検査の同意書を書き、他の検査のために何本か血を採られました。 |
<手術まで3週間前の症状>
<手術まで2週間の症状>
<手術まであと10日> <手術まで1週間の症状>
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