La Nigreco

n-ro.8 2002.2.14

【編集室より】
第二次刊行について


「黒 La Nigreco」は、一昨年七月に創刊され、昨年八月に刊行した七号で第一次を閉じました。

そしていま、私たちは第二次の刊行を開始します。刊行の主旨に変更はありません。

マイナーチェンジは次の二点。

ほぼ隔月刊だった一次よりも刊行のインターバルが長くなること。パンフレットと交互に出していきたいと思っているからです。そして、今回はじめて意識的にごく小さな特集を準備しました。これもできるだけ毎号追求したいと考えています。

予定としては――水平社黎明期とアナキズム運動の邂逅を、木本凡人につづき、石田正治とその周辺の人びとの存在を通じて浮かび上がらせる――という向井さんの〈無名〉の人びと21。さらに「リキさん伝」完結篇を掲載していきたいということだけで、あとは、きれいな白紙のまま。

パンフの方は「アナキストたち①直接行動派の時代」の第二弾として、「直接行動」に連載した「大逆事件の周辺で」あるいは「〈無名〉の人びと」(旧「日本アナキズム運動人名事典編集委ニュース」〔一号〜十三号迄〕連載分ほか)を、準備しています。さらに、暴力論ノート、水田ふう反死刑論集などを、次期ラインナップとして検討中。

それから、昨年10月にホームページ(http://www.ne.jp/asahi/anarchy/saluton/index.htm)をアップしました。

一連の刊行計画とできるだけ有機的に連動させていくつもりです。オンライン(通信)販売。すでに向井さんの声明や「風」最新号の公開などを行っていますが、雑誌形式やパンフからもれてしまったものを公開することも。

では、今後も引き続き、誌面でお会いできることを願いながら、読者、友人のみなさんへ、挨拶を送ります。

二〇〇二・一・二四


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