2007年5月   

 球体ディフューザー
+ FBR100P



<2007年5月>
このスピーカーを製作している時から、ユニットが上を向いているので、指向性のある高域に対しては、期待は無く、ディフィーザーの検討をしていました。
反射板を取り付けては、せっかくの無指向性スピーカ、そしてユニットを上に向けている意味がありません。

聴いていると、いつの間にか立ち上がってユニットを斜め下に見下ろすような位置て゜聴いている事がありました。

円錐を逆さまにした様な、ディフィーザーは良く見るのですが、自作の場合材質も含めて加工が難しそうです。
球体であれば、なんとか調達できそうですが、果たして球体がディフィーザーになるのでしょうか。ずっと考えていました。
そんな中、球体ディフィーザーを使用した、海外のメーカーをWEBで発見。

        http://www.cd-konzert.com/Produkte/EPlanets.shtml

早速、球体を探し回りました。最初に目をつけたのが、アクリル球です。直径5cmくらいでしたら、手が出ますが、最低8cmは欲しかったので、このサイズは高価すぎます。
木球は、比較的に安価です。ただ材質により、その価格は様々です。硬くある程度質量のあるものを探していました。


  そこで、やっと見つけたのが、この画像。何だか怪しい雰囲気ですねー。

直径8cmの、水晶球です。
天然水晶ではなく溶錬水晶です。小さな水晶を一度溶かしてから真空引きしたものですので天然水晶と違い透明度が高く鑑賞用向きとのことです。

木製台・鑑定書付のものを2つ、入手しました。

おそらく、怪しいところから購入すると、何万円もするのでしょうが、これは、送料、代引き手数料込みで、それぞれ購入時期が若干異なりましたので、1個あたりのコストは¥1500.まあまあでしょう。
中国製です。

  水晶球を乗せる為、スペーサーや真鍮パイプ、配線用の端子などを利用して、画像の様な台座を作りました。

固定は、スピーカーを挟むようにして、スピーカー押さえ板より、ピスで共締めしています。
このとき、スピーカーユニットのフレームには、ビスを触れないようにしています。
せっかくの制振材の効果がなくなってしまいます。

  スペーサーの長さにより、ディフィーザーの効果が変化します。
もう少し、下でも良いかもしれません。

  どうでしょう。高域がこの球体ディフィーザーにより、適度に反射し、また、無指向性にて、音場が広がります。
FBRスピーカーは、このような使い方が、ベストだと私は思います。


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