そこは西暦2030年の未来、人間が自ら創り出した合成人間に支配されている世界であった。その頂点に立つのが、渡ひろみそっくりの合成人間の女王、シグマであった。シグマ暗殺が、レジスタンスである昭吾の役目である。













 昭吾は、女王シグマの宮殿に女王の世話役として潜り込んだ。













 合成人間であるがゆえに、人間の愛情、特に生殖に興味を示す女王であったが、昭吾を相手にいろいろ試すうち、愛情などありえる筈のないシグマが、昭吾を愛し始めてしまった。













 昭吾もやがてひろみに似たシグマを愛するようになったが、合成人間に撃たれて死んでしまった。女王シグマも昭吾の遺体を抱きながら、宮殿の自爆スイッチを入れた。


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