山岳部発足10周年記念に、7パーティーがそれぞれの区域を分担して、泊〜焼岳の全山縦走を実施した。
私は若手部員2名と、最北部(泊〜白馬岳)を担当した。

白馬岳までは登山者の数も少なく、好天にも恵まれ、また丁度高山植物の花の最盛期で、静かな花の山旅を満喫した。




 バスの終点・小川温泉〜北又小屋(徒歩3.5時間)を稼ぐために
 泊からタクシーを奮発した。
北又谷にかかる吊り橋を渡る

   
   今日の行程はいぶり山の急登から始まる。キヌガサソウ、サンカヨウ、マイズルソウ・・・・・登山道沿いの花々に気を紛らわし
   ながら、肩に食い込む重荷に耐えて歩を進める。(上左)
   いぶり山5合目、登山道脇の湿地帯に水芭蕉の群落を見つけ、一服してカメラを向けた。(上右)



  所々の残雪を踏み、池塘脇のイワイチョウ、ハクサンコザクラ、チングルマ、イワカガミ・・・
  などの咲くお花畑を眺めながら、7時間強で今日のキャンプ地イブリ平に到着。
  広々した草原のキャンプ場には、我々のテントが1張りだけ。


キャンプ地より望遠レンズで見る、夕日を浴びた白馬岳  夕暮れ時、雲海の彼方に剣岳、毛勝三山の山並みが浮かぶ。


日本海に沈む夕日を眺めながら、山にいる幸せをかみしめた