その時々の栽培状況や思いついたことを記載して行きます

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( 2005年5月31日 )
年齢のせいか文章を書くのがだんだん億劫になって、半年ぶりの記載となってしまった。
今年の冬は暖冬で始まったが、年末と1月中旬に積雪があったり、その後も雪がちらつい
たり、みぞれが降ったりして、大体平年並みの平穏な冬であった。桜は開花直前の低気温
のせいか、平年より遅れて東京での開花宣言は3月31日だった。
例年、温室の石油ファンヒーターの故障で悩まされたが、昨年修理した後は順調に稼動し
て大助かりだった。

気候も温室の温度管理も平穏に経過したが、その反面、私自身が病気で1/4〜21の間
入院して手術を受け、退院後も後遺症のため不便な生活を余儀なくされた。現状は大分
回復しているが、未だに長時間の外出は躊躇している状況です。
そんな状況で、昨年まで第1回から欠かさず見学していた東京ドームの世界らん展を
はじめ、シーズン中のあちこちのデパートで開催されている蘭展も、どこにも行けず残念
だった。
しかし、退院後の不便な生活の中でも、開花した株の写真撮影は続け、貯まった画像を
HPに載せると、アクセス数が伸びたり、感想メールを頂いたりして随分気分転換になった。
「Gallery 蘭爛」をご訪問くださった方々に改めて御礼を申し上げます。

桜の開花が遅れ、気候の進行が少しずれているかと思っていたが、4月下旬に30℃前後
の真夏日が数日続き、大急ぎでデンドロを屋外栽培場の20%遮光寒冷紗の下に移した。
数日馴らしたら無遮光の場所に移し、その後へカトレヤその他を持ち出すつもりでいた
ところ、ゴールデンウィーク途中から3月並の気温に急降下して、この作業を遅らせ、結局
全ての蘭を屋外に移し終えたのは5月25日となった。
植え替え、株分けの作業は3月始め頃から、新芽の伸びはじめた鉢を2〜3株ずつ気の向
いた時に行って、未だ進行中である。

冬場の温室内の過密栽培のせいか、たまにカイガラムシのついた株が見つかり、その都度
ピンセットとティシュペーパーでこすり落とし、カルホス・スプレーを吹きかけてきたが、屋外に
移す際、全部の鉢を丹念に観察したところ、見落としていた株がかなり見つかり、同様の
処置をした。カイガラムシがつくと極端に株が衰弱するので注意しているが、鉢数が増えて
くると隅々まで目が届かない。一寸元気がないかナと思われる株があると重点的に調べて
いる。葉についているのは判りやすいが、カトレヤのバルブの薄皮の下などにびっしりとつい
ていることがあるので注意が必要だ。

( 2004年12月16日 )
 今年の世相を象徴する漢字は「災」だそうだが、相次ぐ台風の襲来や、新潟縣中越地震、
などの災害に加え、夏の異常高温など、人にも蘭にもきびしい環境だった。
私自身も秋以降健康上の問題もあって、HPの更新を完全にサボってしまったが、歳末も
迫って今年の栽培メモだけでも簡単にまとめてみることとした。

「空梅雨」
例年通り5月の連休明けまでに温室内の蘭は全て屋外に出した。
6/6〜7に本州一斉に梅雨明け宣言があったものの、東京地方は6月中旬以降殆んど雨が
降らず、特に6/20過ぎからは連日30℃を越す真夏日が続いた。
6月末に寒冷紗を50%遮光に交換した。
7月中旬梅雨前線が活発化して、新潟・福島豪雨、福井豪雨で甚大な被害をもたらしたが、
東京地方は空梅雨が続いた。

「異常高温」
今夏の東京地方の真夏日は連続40日の新記録、7/20には東京の最高気温 39.5℃の
新記録、我が家の屋上の蘭栽培場の温度計(寒冷紗の下)も、最高42.5℃を指していた。
9月末までの真夏日は70日で、これも年間最多日数の記録を更新した。
毎日夕刻にシャワーをかけて、夜間の気温の低下に勤めた。

「台風」
6月の台風4号に始まり、10/20の台風23号まで今年の台風上陸数は10コを数え、1951年
に気象庁が統計を取り始めて以来の最多となった。(従来の記録は’90&’93の6コ)
(6月;4&6号、7月;10号、8月;11、15&16号、9月;18&21号、10月;22&23号)
その度に各地に甚大な被害をもたらたし、私も台風情報を気にしながら屋上の蘭の対策に
追われたが、当地を直撃したものは1コもなく、無駄骨に終わったものの幸運だった。
10/6;寒冷紗を20%遮光に取替え。 10/10;寒冷紗の上にビニールを張り雨よけ対策。
  10/15;最低気温10℃以下となり(10/17;7℃)、カトレヤ類など温室内へ取り込み、
  その後へ(雨よけの下へ)デンドロを移す。

「暖冬」
10月中旬一時的に寒い日があったが、平年気温を上回る日が多く、紅葉も全国的に1W
〜10日も遅く、立冬を過ぎても暖かい日が続いた。(11/8 初めて最高気温が20℃以下と
なった。)
12/3に屋上の最低温度が−1℃となり屋根の上が初霜で真っ白くなり、いよいよ冬の到来
かと思ったが、12/5 発達した低気圧のため東京湾周辺で強風が吹き荒れ、(千葉市で
47.8mを記録)、その後に気温が急上昇して関東各地で25℃以上の夏日となった。
時には寒い北風の吹く日もあるが、今日の夕刊では南房総・鋸南町では例年より1ヶ月も
早く水仙が満開とのこと、暖冬傾向は続いている。
11/23 屋上のデンドロ類も全て温室内に移した。11月はじめより温室の暖房のSWは
  ONとしてある。(室温自動制御)
  12/6 2Fベランダの壁にぶら下げてあったデンドロ(Den. aphyllum など)も居室内に
  取り込んだ。

( 2004年4月15日 )
 今年は暖冬で、雪は一度も積もらず、しのぎやすい冬だった。
作業も、下記の石油ファンヒーターの故障以外は順調で、3月に入ってから新芽の見え始め
た株をボチボチ植え替えています。
渋谷東急のJOGA蘭展、東京ドームの世界蘭展、その他で衝動買いをして、新しい仲間が
10株も増えてしまった。
近所の八重桜も満開となった。例年通り、そろそろデンドロやシンビジュームから、室外に
移そうかと準備してます。

「今冬の特記事項」
「石油ファンヒーターの故障」
1月中旬、着火不良のため分解整備をしたが、その数日後、不完全燃焼で赤い炎となり、
温室内に未燃ガスの臭いガ充満した。急遽、業者に修理を依頼したが、業者がくるまでの
3日間未燃ガスの漏れ出す状態が続いた。(バーナーサーミスタの破損、点火ヒーターの
セラミック部分の欠けが見つかった。)部品をメーカーから取り寄せるための3日間は、
寝室で使用していたパネルヒーター(電気式)を運び上げてしのいだ。
この間温度は管理範囲に保たれたが、未燃ガスの影響で、開花中の花や、開花直前の
蕾がダメージを受け、数日後に変色、萎れてしまった。修理完了後は正常にもどり、2月
中旬には温室内は花盛りとなった。

「近所の火事」
1/29、午前10時半過ぎ、家の前で大声で呼ぶ声を聞いて顔を出すと、「Sさんの家が
火事だ、干してある布団に火の粉がつくと大変だから・・・」と知らせてくれた。女房と二人で
布団をとり込んでいる間も、真っ黒な煙が屋上をかすめていくので、途中から女房に任せ
屋上に駆け上がると、2軒おいた先のSさん宅(直線距離30mほど)の窓から猛烈な炎と
真っ黒な煙が噴出し、北風にあおられてまともに煙がふきつけ、その中に火の粉と燃えカスがまじっていた。大きな火の粉が温室のビニールに降ってきたら大変だと、大急ぎで散水用のホースをつないで、まともに吹き付ける黒煙に顔を背けながら温室の上に水をかけ続けた。
消防がくるまで大分時間がかかったようだし、放水が始まるまでにまたしばらく時間がかかって、放水が始まってやっと火勢が弱まって一安心。
上空には消防庁のヘリコプターがホバリングし、報道の小型ヘリもその周りをまわっていた。完全鎮火までに1時間近くかかって全焼。改築後数年しか経っていない、鉄骨軽量コンクリート建ての普通の住宅だったのに、内装材の関係か、あれほどの猛烈な火勢と黒煙に、改めて火災の怖さを思い知らされた。
屋上には燃えカスや煤が飛んできていたが、温室には全く被害はなかった。

( 12月12日 )
12/9朝、地上の初霜は未だだが屋上は真っ白、最低温度は−1℃を示して遅れ気味だった冬の到来を告げていた。
6月以来書き込みをサボっていたが、この間の作業は前年、前々年のこの栽培メモを参考にして、ほぼ例年通り行ってきた。主な作業とその実施状況は次の通り。

8/2;屋外栽培場の寒冷紗をダイオランシルバー(遮光率45%、遮熱率50%)に取替え。
8/9;台風10号接近で早朝より風雨が窓をたたく。雨の小降りの時を選んで台風対策。
(温室内に取り込んだり、屋外栽培場に残したものは、栽培場の周囲を寒冷紗で完全に囲って蘭が外に吹き飛ばされないようにした。)
台風の直撃はなく、富山へ抜け日本海沿岸を北上した。翌日早朝、元に戻した。
10/2;寒冷紗を20%遮光に取替え、その上に雨よけのビニールシートを張る。
10/4;温室用石油ファンヒーターのオーバーホール実施。前年は自分でやったが、老化した部品(導風ホース、ブロワーパッキンなどのゴム製部品が硬化していた)があり今回は業者に依頼した。
10/11&12;最低温度が10℃前後となってきたので、バンダ類、カトレヤ類、パフィオ類など、順次温室内に移す。 
10/13;無遮光で物干し竿につるしていたデンドロ類を、上記の蘭を温室に入れて空いた屋外栽培場の雨よけ下に移す。
11/16&17;デンドロ、シンビの大部分を温室および居室(温室に入りきらない分)に取り込む。一部は2Fベランダにしばらくの間吊るしておいた。
11/17;木枯らし1号が吹く。昨年より20日遅れとのこと。
11/18;冷え込み、屋上にうっすらと霜、最低温度2℃。その後は5〜10℃の日が続いた。
12/9;屋上が霜で真っ白。2Fベランダのデンドロも全て室内に取り込んだ。

「今年の特記事項」
「冷夏」
梅雨明けがおくれ、ようやく8/2に梅雨明け宣言が出たと思ったら数日後に戻り梅雨で、その後も雨天続き。ようやく夏らしくなったのは8月下旬。その残暑がお彼岸まで続いて夏が後ろへずれた感じの年だった。全般的には冷夏で東北地方の米は大凶作、その代わり、低温性の蘭には過ごしやすかったのではなかろうか。
例年、夏の間は毎夕水遣り(シャワー)で忙しかったが、今年は30℃を越えた晴天日のみで8月中は数回だけだった。しかし残暑の続いた9月は毎日水遣りに追われた。

「温室ビニールの張替え」
温室を造ってから6年経過し、ビニール(ウェーブロッククリーン;ナイロン糸入り農業用強化ビニール)の劣化が著しく、今夏はとうとう天井部分が破れてきたので、9/20張替えをした。
ビニールは、両サイドの腰部分、天井部分、妻部分に別けて張ってあるが今回は傷みの激しい天井部分のみを張り替えた。内張りのサニーコートも老化が激しいので張り替えた。

「温室への寒冷紗張り」
私のビニール温室は天窓がなく換気扇に頼っているので、夏場は室内温度が50℃にも達し、従って6月〜10月上旬までは温室内は空っぽだが、冬場でも晴天の日は30℃近くに上昇してしまう。
仕方無しに毎日入り口の扉をわずかに開けて通気をはかって温度上昇を防いできた。
温室の外はダイオランアルミ(アルミ箔を糸の表面に粘着させた寒冷紗の一種、遮光45%、遮熱60%)を被せていた。しかしこのダイオランアルミが高温となり、直接接触しているビニールの老化を促進したらしく、ビニールを劣化させた割には温度低下の効果は少なかった。
その対策として、今回温室の外側にパイプと針金で枠を取り付け、天井と寒冷紗の間に空間を設けてみた。(プロファイルのページの写真参照)
また、換気扇の反対側の妻面に、同じタイプの換気扇を羽を外して設置し、温度が上昇した時換気扇と反対側のシャッターを同調させて空気の入り口を確保した。
この対策によってこの冬は晴天の日に扉を密閉しておいても室内温度は23℃(設定上限温度)以下に保たれている。
これによって冬季の扉の開け忘れ、閉め忘れの心配もなく、また気兼ねなく外出も出来るようになった。

( 6月27日 )

4月中旬からパイプ小屋の寒冷紗の下で陽光に慣らしたデンドロ類(ノビル系とその近縁種など)を無遮光の物干し竿に移し、その後に順次温室内の各種蘭を移した。
植え替え施肥など栽培管理は、このページの前年、前々年の記録を参考に例年通り実施。
5月中旬、病虫害防除のため、ダコニール、カルホス、アンチオ の混合液を散布。

5/30;あきる野市のサマーランドで開催中の世界蘭展を見にゆき、またまた誘惑に抗しきれずにバルボフィルム、エリドバンダ 各1株を購入した。

今年の梅雨は、雨の日が多いので水遣りの手間は省ける。先日(6/20前後の数日)の梅雨の中休みでは、真夏並みの暑さで、屋外栽培場の寒冷紗の下で、最高35℃を示した。この時は1日で鉢内がカラカラに乾いてしまったので、連日夕刻にシャワーをかけ、水遣りと冷却をした。

最近、時々カイガラムシの罹病株を見つけることがある。その都度、ピンセットとティッシュペーパーでこすり落とし、カルホススプレーを噴霧している。カイガラムシがつくと極端に株が衰弱するので注意しているが、鉢数が増えてくると隅々まで目が届かない。一寸元気がないかナと思われる株があると重点的に調べている。葉についているのは判りやすいが、カトレヤのバルブの薄皮の下などにびっしりとついていることがあるので要注意。

( 2003年4月30日 )

今年の冬も大体順調に推移した。
冬の間の温室の温度管理は、一度石油ファンヒーターが着火しなくなったが、昨冬予備熱源として設置した園芸用電気温風器が作動して、やや低めながらも保温してくれたし、ファンヒーターも秋に自分で分解整備しているので、このときもすぐに分解しノズルを掃除して回復した。
冬の間の蘭展は、渋谷東急のJOGA蘭展に行って3株購入し、おまけの籤を2枚引いたら2つとも2等賞で、2株もらって計5株、狭い温室が益々超満員。
東京ドームの世界らん展も第1回から皆勤で13回目。今回は人混みに押されながら撮ったデジカメ写真をHPにスライドショー形式でUPしました。そしてここでも3株衝動買いしてしまった。
きれいに咲いた花はデジカメで撮影してますが、HPへのUPはサボりがち。カトレヤ類のステレオ写真を主に追加更新してます。「蘭花Gallery」の写真も入れ替えたいと思いながら手付かずでいます。
3月に入ってから、花が終わって新芽の出始めた株を必要に応じて植え替え、株分けをしています。株の様子を見ながら施肥も始めています。
4月中旬気温が上がり八重桜も満開となったので、4/18からデンドロ類を20%遮光の屋外栽培場へ移しています。陽光に慣れてきたので連休後半には無遮光の物干し竿に移し、その後にカトレヤその他を順次温室内から運び出す予定です。

( 12月27日 )
またまた6ヶ月以上も書き込みをサボってしまった。この間の作業は前年、前々年の書き込みを読み返して、それぞれの時期に作業を進めてきたのでほぼ順調に推移した。
蘭のシーズンが近づき温室内にチラホラと花が咲いているし、蕾の脹らみ始めた株、花芽がわずかに覗き出した株など、毎朝御機嫌伺いに挨拶するのが楽しみです。

次年度の参考に、この6ヶ月間の主な作業を書き並べてみます。
7/7 ;寒冷紗を 30%→50%遮光に張り替え。
7/20 ;関東以西梅雨明け。7/10 台風6号、7/15 台風7号、8/19 台風?号が接近。6号&7号は東京都東部〜千葉県を通過したが、当地からは距離があって被害なし。但し屋外栽培場の蘭 数百鉢の避難と元に戻す作業でそれぞで半日かかった。 8/19 の台風は前2回の狼少年に懲りて、間際まで台風情報を聞きながら我慢。幸いに房総沖にそれたので避難作業はしなくてすんだ。
今年の夏も猛暑だったし、8月下旬には雨が多く、この間に数株が衰弱しやがて枯死した。
10/5 ;寒冷紗を 50%→30%に張り替えると共に、屋根に雨除けの透明ビニールシートを張った。
10/12 よりカトレヤ、バンダ類などを温室内に移す。
10/15 ;そのあとの雨除けの下へデンドロを移す。
今年は10月中旬までは気温が高く、夏の続きのような日が続いたが、その後急激に気温が低下し、
10/29 朝には屋上にうっすらと初霜が降りていた。
11/4 ;シンビジューム&一部のデンドロを温室内に移す。
11/5 早朝、屋上の発泡スチロールのトロ箱に溜まっていた水の表面に薄氷が張って、急激な冬の到来に驚いた。急いで、残りの蘭を温室内と、入りきらないものは居室内に取り込んだ。

今年は温室内の石油ファンヒーターの分解整備を自分で行ってみた。前年業者に依頼した時、手順をデジカメ撮影させてもらったので、それを参考にしながら実施し、その後の稼動も順調である。(10月下旬より運転)

今年の冬は暖冬傾向との気象庁の長期予報に反して、冬の到来も早かったし、
12/9 には平年に比べ1ヶ月も早く降雪があり、当地では 10cm近く積もった。その後も寒い日が多いがこの先はどうだろうか。

あちこちの蘭展の案内が届いている。また衝動買いをしてしまいそうだナ

( 6月15日 )
真夏のような暑い日が続いて、殆ど連日水遣りをしてきたが、6/11に梅雨入りしてからは曇りや雨の日が続いて、雨の止んでいる間にご機嫌伺いしています。

6月はじめに、最近急に元気のなくなってきた Den. trigonopus, Den. bellatulum をよく観察したら、バルブの重なり合った根元部分にかいがらむしがびっしり付いていた。
急いでティッシュペーパーとピンセットでふきとり、萎れた古いバルブを取り去って植え替え、カルホスをスプレーした。うまく回復してくれることを願っている。
その他の蘭たちにも、ダコニール・カルホス・アンチオを混合してスプレーしておいた。

今咲いているのは、エピデンドラム属、アスコセントラム属の仲間が主です。
カトレヤは、C. forbesii, C. schilleriana交配種 の2株だけですが、その他のほとんどの株が太い元気な新芽を伸ばし始めており、毎日これを眺めるのも楽しみの一つです。
デンドロビウムは、ガットンサンレー、クリソトキスムがそろそろ終わりで、それに替わって
アダンカム、トパジアカムの蕾が膨らんできており、近日中にも我が家の初花が見られそうです。

( 5月7日 )
今年は季節の進み方が早く、桜の開花が観測史上最速で、各地でお花見の計画が大狂いとなったようだが、その後もこの傾向は変わらず、つつじも、牡丹も、藤の花も、10日〜2Wも早く咲き出したし、ゴールデンウィークには真夏のような暑い日が続いた。
風のない日の日中は、屋上の寒冷紗の下でも30℃を超え、天窓のないビニール温室内は扉と窓を開放して、換気扇フル回転でも40℃を超える日もあった。しかし一転して今日(5/7)は小雨が降り続いて、3月中旬並みの気温に急降下。屋外に出したデンドロたちは冷たい雨にうたれ、寒さに震えていることでしょう。

4/20にデンドロの大部分を、20%遮光の寒冷紗の下の屋外栽培場に出し、陽光に慣れた5/6に無遮光の物干し竿に移した。そのあとに、セロジネ、エピデン、カトレヤ、パフィオなど、順次屋外に移しているところです。バンダの仲間が最後になるでしょう。
植え替え 株分けも、株の様子を見ながら順次行ってきましたがほぼ完了。
新芽、新根が勢いよく伸びだしている株も多く、順次施肥も始めている。

( 2002年 4月 5日 )
4ヶ月以上も書き込みをサボってしまったが今年の冬は、全くトラブルなく、順調に推移した。
年末頃より順次花の数も増え、最盛期の2月中旬〜3月の間、温室内は花の香にむせ返るほどだったし、この間は咲いた花の写真撮影で結構忙しかったです。

1月の蘭友会蘭展(銀座松坂屋)、2月初めのJOGA蘭展(渋谷東急)、2月末の東京ドーム と、あちこちの蘭展を覗き、温室内は満杯なのに、懲りもせずに数株ずつ購入してしまった。

今冬で特筆すべきことは、昨冬まで散々悩まされ続けた、暖房機(石油ファンヒーター)の着火不良が一度も起きなかったことです。
暖房機はトヨトミ製 ミニFF、室内設置で排気ガスを屋外に出す方式である。
咋冬までは、保温を重視するあまり、1ヶ所ある窓は完全に閉め切って目貼りをし、入り口の扉にも すきまテープを貼って隙間風を完全に防ぎ、吸気口は暖房機と反対側の径5cm の孔のみだった。
温室内の鉢数が増えるにつれて、年毎に着火不良の回数が増えてきたことなどと考え合わせて、この原因は通気口が小さすぎて、燃焼中の換気が充分行われず、狭い温室内にあまりにも多くの蘭を入れすぎ、夜間の植物の呼吸作用と相俟って、酸欠状態になるのではないかと考えた。
今冬は暖房機のすぐ横にある窓の目貼りは止め、扉のすきまテープもほどほどにして、多少の隙間風が侵入するようにしてみた。これが結果的に功を奏したのか、昨冬まで深夜に温度低下の警報で起こされていたのが、今年は何の心配もなく、ゆっくり眠ることが出来た。

3月に入ってから、花が終って新芽の脹らみ始めた株から、必要に応じ随時植え替え 株分けなど行っている。
今年は春の訪れが早く、昼間は温室内の温度が上昇し過ぎるが、外に出すのはまだ一寸怖くて様子を見ているところです。

( 11月 30日 )
朝の冷え込みがきびしくなってきた。11/5 の屋上の温度計は 6℃、11/8 には 3℃となってビニールの床面におりた露が凍っていたし、近所の屋根にもうっすらと霜が降りていた。
11/28 には今冬最低の−2℃、屋上に汲み置きした水に 4 mm の氷が張っていた。
11/6 ;シンビジュームを温室内に移す。デンドロの大部分はまだ外においたまま。  温室のヒーターの SW を ON。
11/11〜15 ;デンドロを順次温室に移す。Den. pierardii、Den. aggregatum、 Den. hancockii   は 2Fベランダの壁面に吊るす。11/23 居室内に移す。

今は丁度端境期で、ノビル系デンドロの花芽が脹らみ始め、シンビジュームも早生種は開花直前の状態、シースの伸び出してきているカトレヤもあるが、咲いている株はごく僅か。生育のスピードも、暑い時期に比べるとずっと遅くなって、今にも咲き出しそうになってから開花まで大分時間がかかるようだ。

今開花中の株は下記の通りです。
カトレヤ類 ; L. ダイアナ、Pot.スウィート シュガー、Lc.スペシャル レディー、
                 Lc.ピンク フェイボリット x C.ワルケリアナ
デンドロ ; Den.ヴァージニー、Den.レオニス
その他 ; Dar.チャーム ブルー ムーン、Rdgz.デコラ、Max.ソフロニチス
             Onc.シャーリー ベイビー スウィート フラグランス、Onc.オーニソリンクム

( 10月 25日 )
朝の屋上の気温が10℃前後となってきた。地温の緩衝効果が無いので、気象庁のデータより大分低く、結露で床はびっしょりと濡れている。
例年通り、10/4 寒冷紗を 20%遮光に付け替えその上に雨除けのビニールシートを張った。
10/15より カトレヤ その他を温室内に運び込み、その後に野ざらしにしてあったデンドロを移した。温室はまだ無加温です。ビニール温室に天窓が無いので、快晴の日には換気扇が回りっぱなしでも室温が30℃を越えてしまい、時にはシャワーをかけて温度を下げることもある。

Den. Formidible にカイガラムシがついていたので、こすり落してカルホススプレーを かけた。   その後 10/24 に全部の蘭にダコニールとカルホス乳剤 1,000倍液を噴霧した。

開花株は少ないが下記の株が開花中か、間もなく開花します。
カトレヤ類; Slc.マエ ホーキンス、Pot.スィートシュガー、Sc.チェリー ビー、
                 C.インターメディア x Epi.マリエ など
デンドロ; デンファレ 3種、
その他; ドリティス は花茎を伸ばしながら、次々と咲き上がっている。
            ロドリゲチア デコラ が間もなく開花、Onc.キンセイは開花中、
            シンビジュームの早生種の花茎が伸び出してきた。

( 9月16 日 )
東京地方の今年の梅雨明けは、その後気象庁から7月初めだったと訂正があったし、7月は記録的な猛暑だったが、8月は晴れた日が少なく気温も低め、中旬以降は雨の日が多くて、水遣りをしなくて済む日が多かった。
そして、心配していた台風が 8/21、 9/11 と2回も襲来した。

台風 11号;台風の動きが遅く、進行方向もよく判らなくて気をもんでいたが、いよいよ危ないと判断して、8/21朝の中に、屋外の鉢を全部温室に詰め込み、張り綱で補強した。その後も台風は迷走を続け、東京湾を横切り、千葉→鹿島灘を北上した。東村山では、8/21深夜から翌日明け方に一時風雨が強かったが、その後は雨風とも大したことはなく、8/22 15時頃には青空が覗いた。ビニール温室に日が当たると温度が急上昇するので、急いで、外に運び出して元に戻したが、その日の中には処理できず、翌日朝早起きで作業した。

台風 15号;11号と同じような経過を辿って、9/11 昼頃都心を通過した。今回もぎりぎりまで待って、9/10午前中に前回と同じように片付けて暴風に備えたが、今回も大したことがなく、9/11 15時頃風雨は収まり、夕方と翌朝にかけて元に戻した。

屋上は普段は日照も風通しもよく、栽培環境は恵まれているが、台風対策にはテンヤワンヤの大騒ぎとなる。
台風通過後も秋雨前線が停滞して、曇りや雨の日が続いている。

その後の開花状況は下記の通りです。
カトレヤ類 ; C.ワルケリアナ x L.ルペストリス(開花中)、蕾の脹らみ始めたミニカトレヤ2種
デンドロビウム ; デンファレ 2種、ブラクテオサム(開花中)、ヴァージニー(咲き始め)、
                       マルガリータセウム(咲き始め)
エピデン ; 相変わらずプラスチック・ドールが、ボツボツと咲き出している。
その他 ;アングレカム ロンギスコット、ディディエリ(開花中)、Onc. キンセイ (咲き始め)
             ミルトニア スペクタビリス・モレリアナ(咲き始め)、ドリティス(開花中)、
            セロジネ・スペシオサ(開花中)、ロドリゲツィア ヴェヌスタ(咲き始め)など。

( 8月17日 )
今年の梅雨は実質は7月初めに終わったようで、7月中は極端に雨が少なく、しかも中旬以降は連日の猛暑、屋上の蘭栽培場は寒冷紗の下で35℃以上、時には40℃を越えた日もあった程だった。7/26以降は多少しのぎ易くなったが、雨は一向に降らず、ニュースによると、東京都内でも局地的な豪雨があったそうだが、我が家の上空は一時的に黒雲に覆われても、全く雨が落ちてこない毎日だった。この間は毎夕の水遣りは欠かせなかった。
8/11〜12 に、待望の雨が降ってからは曇りの日が多く、屋上の温度計も 35℃以下で、 30℃に達しない日もあった。こんな日は鉢の乾きも少なく、様子を見て水遣りも一日置きとなった。
これから心配なのは台風で、台風発生の気象情報が出ると気が気でない。

このところ開花はボチボチなので写真撮影の手間がはぶける。
その後の開花状況は下記の通り。
カトレヤ類 ; B.ノドサ(終り)、Lc.ミニパープル セルレア(終り)、
                 Lc.ミニパープル(開花中)、L.アンセプス? (開花中)
デンドロビウム ; アダンカム(終り)、ブラクテオサム(開花中)、スルカタム(咲き始め)
                       デンファレ(2種)、ガットン・サンレー がまた咲き出した。
エピデン ; プラスチック・ドール が大株になって次々と咲いてくれる。
               エンシクリア マリエ(終り)
その他 ; ドリティス(開花中)、ミルトニア スペクタビリス(咲き始め)、オンシジウム sp.、
             Dar.チャーム ブルームーン、セロジネ スペシオサ などが開花中。

( 7月4日 )
6月20日過ぎまでは雨がよく降っていたが、その後は梅雨の中休みで、連日30℃前後の暑い日が続き、7/1には東京で 36.7℃ の猛暑を記録した。その後も 30℃以上の暑い日が続き、鉢の中は一日でカラカラ。従って毎日夕方に水遣りと冷却にシャワーをかけている。

寒冷紗の張り替えが例年より一寸遅れたが、今朝早起きして、50%遮光に張り替えた。
花はますます少なくなって、エピデンの仲間が目に付く程度だが、殆どの株が新芽を伸ばしている。

花の状態は下記の通り。
カトレヤ類 ; Lc. Pinkfavourit x C. walkeriana が開花した。
デンドロビウム ; ヘルコグロッサム、ガットン・サンレー は咲き終わり、
ベンソニエ、ユニフロラム もそろそろ終わり、ブラクテオサムの蕾が脹らんできた。
パフィオ類 ; キャリーグレン は1コ咲き終わると次が開花し、次々と咲きあがっている。
                   Phrag.ベッセアエは3コ目が咲き出し、これで終わり。
エピデンドラム類 ; Epi.ラディアタム、その交配種、コクレアタムの交配種、
                           プラスチック・ドール、エンシクリア.アデノカウラ など
その他;Ascf.チェリーブロッサム、ふうらん、うちょうらんの仲間数種 など。

( 6月1日 )
4月末に寒冷紗の下に吊るしたデンドロ類の中、ノビル系やそれに近縁の種類を、5/15に無遮光の物干し竿に移し、シンビジュームをその下に並べた。
5/17にカトレヤ類を始め殆どの鉢を、デンドロを移した後の寒冷紗の下に出した。
晴れて風のある日は、1日で鉢の中まで乾いてしまうので、晴れた日は殆ど毎日水遣りをしている。
殆どの株が新根 新芽を伸ばし始めていて、毎日観察するのが楽しみだ。

今咲いている花は少ないが、下記の通り。
デンドロビウム ; クリソトキスム、クルエンタム、シルシフロラム、フォーミディブル、
                       ファーメリ、ギブソニー、レオニス、オブツシセパラム
パフィオペディラム類 ; キャリー・グレン、Phrag.ベッセアエ、
オンシジューム ; キンセイ、カガリビ
その他 ; Bark.スペクタビリス、Epi.ブラクテッセンス、Asctm.アンプラセウム、
            セロジネ ヴィレッセンス など

( 5月5日
今年の春先の気候は変動が大きかった。3月中旬以降暖かい日が続き、桜の開花が例年に比べて早かったが、3/31には季節外れの降雪で、桜の花に雪が積もるという珍しい光景も見られた。寒波のお陰で桜が長持ちして4/9 のお花見も充分堪能できた。しかしこの寒波で、4/1朝には屋外のバケツの水に氷がはり、庭のしらんの新芽が傷んで、数日後に黒く変色してしまった。(葉先が傷んだだけで今は花が咲き出していて一安心。)

4月は雨が少なく、中旬頃から初夏のような高温が続いて、温室の蘭をいつ外に出そうかと迷いながらも、昨年と同じように、デンドロ類を4/28に 20%遮光の寒冷紗の下に吊るしたら、その翌日から冷たい雨が降り、低温が続いている。 デンドロ類が陽射しに慣れたら、無遮光の物干し竿に移し、その後にカトレヤ その他の蘭を出す予定。
植え替えや、株分けは、2月頃から随時続けてきたがほぼ終了。新芽の伸びはじめた株に肥料をやりはじめています。

花は、咲き終わった株が多く、今咲いているのは
カトレヤ類 ; Lc.ロホ、 C.ワルケリアナ x ノビリオール、Lc.スペシャル レディー、
                  C.ワルケリアナ セミアルバ ’ケニー’
デンドロビウム ; ピエラルディー、ロディゲシー、フォーミディブル、ハンコッキイー、
                       セクンダム、ハーヴェヤナム
パフィオペディラム 類; スクハクリ、キャリー・グレン、Phrag.ベッセー
その他 ; アスコセンダ、エンシクリア ヴィッテリナ、なごらん

( 3月4日 )
三寒四温で日毎に春めいてきて、温室内も花の香りに満ちています。
屋上の水道栓は、2月初めに修理完了。 石油ファンヒーターはその後、2月上旬には、ほぼ 1日おきに着火不良が発生し、寝不足気味となりましたが、2/12業者が分解整備し、その後は正常です。原因は確定できないものの石油供給速度と送風量とのバランスが崩れていたのが最大要因ではなかったかと想像しています。
花が終わって新芽が膨らみ始めたカトレヤ類は早めに随時株分け、植え替えをしています。(カトレヤ類は新芽を欠き易いので、私はあまり伸び出さない中に作業している。)
2月以降に咲き出した株は以下の通り。
シンビジウム ; ワル・アイドル、メリーピンチェス、サザナミ、アイヴィーファング
カトレヤ類 ; C.キャンディータフト、Epc.レモンツウィスト、Lc.スペシャルレディー
                  Lc.ルベッセント・アトレウス’ピンキー’
デンドロビウム ; スノーエンゼル、スプリングジェウェル’ミキ’、スノーフレーク’レッドスター’
                    スペシオキンギアナム、ベリー、ブルー トウィンクル、アトロビオラシューム
                アメジストグロッサム、ペンドゥラム、グラチオシッシマム、プリムリナム
パフィオペディラム ; マリポエンセ、ベナスタム、その他 2種
その他 ; セロジネ.シンジュク、レプトテス.ビカラー、マキシラリア.ポルフィロステレ
             ヴィルステケアラ.エドナ、イオノプシス.ウトリキュラリオイデス

各地で蘭展が開かれていますが、1月中旬の蘭友会・洋蘭展(銀座・松坂屋)、2月中旬の日本洋蘭農協・洋らん展 (渋谷・東急)、2/27には東京ドーム・世界蘭展 を見てきました。今年も、満杯の温室内を気にしながら、懲りもせずに衝動買いをしてしまいました。
世界蘭展ではディスプレー部門で、「 蘭爛 」と命名された展示(トロフィー賞、奨励賞を受賞)を見て、自称 元祖 「蘭爛 」としては、複雑な気持ちで見てきました。

( 1月28日 )
長期予報では今年の冬は暖冬傾向と言っていたのに、正月が過ぎた途端に厳しい寒さが続き、ここ東村山でも雪が降り積もったのが既に3回。特に1/15の寒波で屋上の水道管が凍結破損し、未だに修理が出来ていないので、温室内の水遣りは、バケツで担ぎ上げている。
温室暖房用のヒーターは、年が明けてから故障の頻度が増して、正月以来既に 5回、業者と連絡を取りながら調査しているが未解決、何時ブザーで起こされるかヒヤヒヤしながら就寝している。
このようにトラブル続きだが、幸いに蘭たちは順調に育って、次々花を咲かせている。正月以来新しく開花した株は以下の通り。
シンビジウム ; エイコー、スノーファイヤー、ヤスコオージ、ランセロット ヤゴト
カトレヤ類 ; L.ルンディー、Lc.マリズ ソング ’ミッカビ’、Lc.トロピカル ポインター、
                 Sc.イサベル ストーン、Slc.サンライズ ドール ’アエカ ヴィーナス’
                 C.ワルケリアナ X L.ルペストリス
デンドロビウム ; ベラチュルム、クニコ、ハクセキ、シューヨー、クラシック ジェム
パフィオペディラム ; インシグネ、キャリー グレン
セロジネ ; レンフィギノーサ、インターメディア
その他 ; Epi.セントラデニウム、Dar.チャーム’ブルー ムーン’、Onc.クコ トーキョー
            バーケリア シクロテラ 交配種、 など

( 2001年 1月 1日 )
正月にはかなり沢山開花しているだろうと期待していたが、今の時期は暖かい時期に比べ生育が随分遅く、蕾が脹らんできてもなかなか咲かない。その替わり咲いた花は長持ちするようで、ミディカトレヤ、パフィオ、アングレカムなど、咲き出して1月近く経つのにまだ元気を保っている。
昨冬は、温室暖房用の石油ファンヒーターの着火不良で悩まされたが、今年も12月中に既に2回トラブルが発生した。但しその中1回は、温室内整理中に身体が当たったらしく、耐振装置が作動していたのに気付かなかったためらしい。室温12℃で着火し、トラブルが発生して10℃以下になると、寝室の警報ブザーを鳴らす様にしているが、夜中の2時、3時にブザーで起こされ寒い屋上に上がって行くのはつらい。今年は何とか故障が無い様祈りたい。

今咲いている株;
Slc. Mae Hawkins,  Blc. Pastel Queen,  Pot. Sweet Sugar, Lc. Mini Purple,  B. nodosa,
Angcm. leonis,  Rdza. decola,  Max. sophronitis,  Onc. cheiphorum,  Onc. ornithorhynchum
Paph.delenatii 交配種, Den. chrysoglossum 交配種, ミディカトレヤ(名称不明)など。
その他、Bc. Maikai Mayumi,  Cal. rosea,  早咲きのシンビ Cym. Akiba も咲き出した。

( 12月5日 )
前回のUP後、シンビはすぐに室内(一部温室、はみ出し分は居室)に取り込みました。
11/20 デンドロの大部分は温室内へ移したので、室内は超満員、まるで倉庫に詰め込んだような状態です。
デンドロの中、Den. pierardii は、2Fのベランダの軒下に吊るしました。(早く室内に入れると高芽が出易く、失敗する事が多かったが、霜が降りる頃まで我慢する様にアドバイスを受け、その後は上手く咲くようになったので。)その他のデンドロの数株(複数株あって、温室内に入れたものの残り)も同じように吊るしておきました。
11/23 病虫害防除のため、ダコニールとカルホスの混合液を散布。
11/29, 11/30 朝屋上に霜が降りたので、11/30 ベランダのデンドロも居室内に取り込みました。
温室内の暖房は、10月末より最低温度 12℃に設定してSW−ONにしてあります。
11月の初めからすぐにも咲き出すかと思われた Angcm. leonisは、その後の生長が遅々として進まず、やきもきしていたが、やっと昨日花弁が開いて一安心。その間に ミニ・ミディ の カトレヤ がいくつか開花し、蕾の脹らんでいるものも数株あります。ノビル系デンドロの花芽も見え始めています。
これからいよいよ洋蘭のシーズン、年が明ければ温室内は華やかに彩られることでしょう。

( 11月8日 )
10/18に東京でも木枯らし1号が吹き、気温も下がってきたので、デンドロ、シンビジューム以外の殆どの蘭を温室内に取り込み、そのあとの雨除け付きの栽培場へそれまで野ざらしだったデンドロを移しました。シンビジュームは野ざらしのままです。
木枯らし1号は吹いたものの、その後また気温が上昇して、朝の最低気温は屋上で10℃前後、冷え込んだ日でも7℃程度で、季節の進行は遅れているようです。屋上は地温の影響が無く、朝の冷え込みは地上に比べかなり強く、朝の結露で床がびっしょり濡れますが、霜が降りるのはもう少し先のようです。
今日11/8 、強い北風が吹き始めたので、そろそろシンビは室内に移そうかと思っています。デンドロはもう少し様子を見てから。
今咲いているのは今日UPした5株だけですが、カトレヤ類のシースが大分上がってきています。Angcm. leonis は間もなく開花、パフィオの数株にも蕾が見えています。シンビの早咲き種は花茎が伸び出し、蕾が脹らんでいます。

( 10月12日)
しばらく栽培メモをサボっていました。山のHPの方に主力が行って、こちらのHPはステレオ写真のUPがやっとの状態でしたが再開します。
前年の記録を参考にして今年も大体同じ時期、同じ作業をしてきました。
6月下旬寒冷紗を夏用の50%遮光に切り替え。
7/8でしたか、台風襲来の予報で屋上にぶら下げてある蘭の鉢(数百)を温室内に押し込んだり、階下の風の当たらないところに移したりでてんてこ舞しましたが、幸い進路がそれて雨だけで、風は吹かず空振りでした。しかし元に戻すのにまた大汗をかきました。その後も台風発生の情報に戦々恐々でしたが、当地に影響するようなことはなく、台風対策は、この 1回ですみました。
今年の夏は猛暑で、しかも、いつまでも暑さがつづきました。夏の間は毎夕シャワーをかけ、夜間だけでも温度を下げてやる様努めました。それでも暑さに弱い、Den. hasseltii 、Comparettia sp. など夏越しできませんでした。
暑さ寒さも彼岸まで。さすがにお彼岸を過ぎると急に涼しくなって、10/5 を過ぎると朝の最低温度が、屋上の栽培所で、10℃ 以下となりました。
冬の間故障勝ちだった温室の石油ファンヒーターの分解整備を 10/7 に実施しました。
10/8 寒冷紗を、50%遮光から 20%遮光に取り替え、その上に雨除けの透明ビニールを張りました。しかし場所が一杯で、大部分のデンドロは、無遮光の物干し竿にぶら下げたまま雨にぬれています。何とか場所を作って雨除けの下に移さなければ・・・・・・。
10月初め、数株のカトレヤにカイガラムシが発生しているのを発見、ピンセットとティッシュペーパーで拭き取った後、全部の株に、カルホス アンチオ ベンレート を混合して噴霧しました。
ミニカトレア、ミニデンファレ、オンシジューム、アングレカム 、ブラシア など 10鉢ほど咲いています。

( 6月6日 )
5月下旬に温室内を空にし、換気扇も STOP.
 晴れた日は真夏の暑さで、屋上は風通しが良く、鉢内はカラカラに乾くので、殆ど毎日夕方シャワーをかけている。
 カトレヤ、デンドロなどの新芽が勢い良く伸び出している。中に元気の無い株があって、良く観察するとかいがら虫がついていたりする。 これらは小さなピンセットで丹念に取り除いて、カルホスをスプレーしておいた。
元気が無く、新芽も脹らんでこないミニカトレヤを、(地上部にはかいがら虫も見えなかった)鉢から抜いてみたところ根にかいがら虫がついていてびっくり。慎重に取り除いて、念のためカルホス乳剤1000倍液に株全体を浸してから植え直した。これからどうなるか興味津々で観察している。

( 5月10日 )
4月中旬を過ぎると咲き出す花も少なく蘭の写真撮影は少なくなったが、植え替え、水遣り、施肥などの仕事が増えてきた。
4/29 デンドロビウムの大半を屋外に出し、20%遮光の寒冷紗の下に吊るした。温室の扉は夜間も開放した。
5/10 ノビル系デンドロなど 暑さに強い株は,無遮光の物干し竿に移し、その下にシンビジュームの鉢を、 発泡スチロールの箱に入れてならべた。
デンドロ、シンビを移したあとの寒冷紗の下に、カトレヤなどを、これから2,3日かけて運び出す予定。
好天が続き、屋外に出した鉢は乾きが早いので、毎日朝のうちに水やりをしている。
温室内は扉開放、換気扇フル回転でも30゜C以上( 5/9の真夏日は、外気温30゜温室内40゜)になり、温度を下げるため、昼ごろシャワーをかけている。

( 4月10日 )
2月から3月の開花最盛期は写真撮影、咲き終わった花の整理など蘭と過ごす時間が多かった。3月中旬ごろからは、花が終わって新芽の伸び出したカトレヤ、デンドロビウムなどで、鉢一杯になった株をすこしづつ植え替えている。先日、みずごけ 10kgと素焼き鉢をまとめて買ってきたが、この費用も僅かなこずかいから出さねばならず馬鹿にならない。
ヒーターは、暖かくなって稼働時間が短くなったせいか最近は順調で、今シーズン中は何とかもちそうです。

( 3月5日 )
温室の管理は1/10記載内容と同じで、時々水遣り、スプレーだけ。新芽の伸び出した株もあり、そろそろ植え替えの準備をしなければと思っている。
石油ファンヒーターの着火不良は 1〜2回/月発生するが、その都度起き出して、SW−onで復旧し、特に整備はしていない。春までもう少しの間、我慢、我慢。
先日、カトレヤとデンドロに、かいがらむしが付いたのを発見。急いでティッシュペーパーで拭き取って、カルホスをスプレーしておいた。狭い音室内にジャングルのように押し込んであるので、奥の方までは中々目が届かない。 下手に手を伸ばすと肘があたって、折角伸び出した蕾を落としてしまうので細心の注意が必要だ。

( 2000年1月10日 )
カトレヤ、デンドロ、シンビなどいくつかの花が開き、蕾も日ごとに大きくなってきた。
好天の日には換気扇が回っても、温室内の温度が上がりすぎるので、入り口の扉を少し開けて、外気が入りやすくしている。
10日に一度ぐらいシャワーでたっぷりと水遣りをし、その間は鉢の乾き具合を見ながら、時々スプレーをしている。
年末に2回温度低下(10゜C以下)のブザーが鳴った。着火不良らしく SW-on ですぐ復旧したが、室温のダブルチェックは必要不可欠だ。

( 12月23日 )
10/18 業者に依頼して温室用の石油ファンヒーターの整備をした。
10/20より 胡蝶蘭、バンダ近縁種を温室内に移す。10/末〜11/初 カトレヤ、パフィオなど取り込む。次いで シンビ、一部のデンドロを11/上旬に、そして寒波襲来の予報のあった11/15に、すべての鉢を室内に移した。温室内は超満員。はみ出した一部のシンビ、デンドロはやむを得ず居室内に置くこととなった。
11月初めより温室の暖房を開始した。 夜間最低温度 12゜Cを目安に設定。10゜C以下になると寝室に警報ブザーを鳴らすように設備してあり、暖房開始後、半月あまりで着火不良で2回起こされたが、その後は落ち着いている。
シンビジュームの花茎が伸び、蕾も大きく膨らんできた。ノビル系デンドロの花芽も見え始め、カトレヤの蕾はシースの中で脹らみはじめ、早いものはもう顔を出している。
今は数鉢しか咲いていないが、まもなく温室内は花の香でむせ返るようになるだろう。



( 10月15日 )
9/24 早朝熊本県不知火町で高潮の被害を出した台風18号が東進し、関東地方も風雨が強まるとの予報で、屋上の蘭の台風対策にてんてこ舞いをした。夏の間は殆どの鉢が物干し竿や、屋外の寒冷紗の下のパイプにぶら下げてあるので、これらを函に移して温室内に運び込み、温室は張り綱で引っ張って補強した。温室に入りきらない鉢物などは風除けのある2階のベランダまで運びおろした。数百ある鉢を全部片づけるのに半日かかった。
幸い台風は日本海を北上し、当地は南風が多少強かっただけで、大騒ぎするほどのことはなく、天候回復後に元に戻すのに、また半日大汗をかくはめになった。全く骨折り損のくたびれ儲けの2日間でした。

今年はいつまでも暑くて秋雨の対策をしていなかったが、ようやく秋らしくなってきたので、10/6 に寒冷紗を50% 遮光から 20% 遮光 ( 汚れているので遮光率はもっと高い?) に張り替え、その上に透明ビニールシートを張った。長雨が続きそうなら、デンドロ類も全部この下に移す予定。

10/9 ミニカトレアの一部に かいがらむし が発生しているのを見つけた。特に L. lundii に 白い幼虫がびっしり付着していた。ティッシュペーパーで拭き取り、全部の株に カルホス を噴霧した。

10/13 天気予報で、気温が平年並みに低下、雨が続きそうな気配なので、デンドロ を雨除けシートの下に移した。



( 9月15日 )
今年の夏は、東日本は猛烈な暑さでした。8月末から9月はじめにかけて、朝晩は秋の気配も感じられたが、すぐに暑さがぶり返し、熱帯夜が 8日連続、昨日も屋上のらん栽培場の温度計は、寒冷紗の下で 35゜C をこえていた。 9/14までの東京近県各都市の最高気温の平均は平年に比べ 3〜4゜C 高いとのこと。

夏の間の水遣りは、毎日夕方たっぷりとシャワーをかけていたが、秋の気配が感じられた9月初めは、鉢内の様子を見て朝のうちに適量をかけていた。しかし最近の猛暑や、熱帯夜続きでまた夕方かけることにした。

夏の間は、カトレア ( ミニ、ミディ )などがポツポツと開花していましたが、開花しても花持ちが悪く、通常の半分くらいしか持たないので、咲いているのはいつも 3〜4種類程度でした。秋の気配が感じられると、株も急に元気になって、カトレア類のシースが伸び出してきたり、ミニデンファレが咲きだしたり、こちょうらんの2番花の蕾が急にふくらんできました。しかし暑さのぶり返しで、らん達もびっくりでしょう。

この夏の暑さで、Den.victoriae-reginae はすっかり弱って、全部葉を落とし、ご臨終を迎えようとしています。その他 Odontoglossum 2株も大分弱って、1株は回復不可能と思われます。

・・・・・・・・・・・・・ 早く涼しくなってくれないかナー ・・・・・・・・



( 8月1日 )
6月下旬から7月にかけて、今年の冬場に温室内で咲いたもののうちのいくつかが、二度目の花を咲かせました。生育状態がよかったせいかと思いますが、次はいつ咲くのかと嬉しさ半分、心配半分です。

9日間のスイス旅行の間、らんの管理はサラリーマンの息子に頼んで行きました。留守中に梅雨があけて猛暑となり、心配していた Den.victoriae-reginae はすっかり生気を失い、今や瀕死の状態です。被害が一株ですんでよかったと思うことにしました。

梅雨の間は鉢内の様子を見て、乾いた時だけ夕方シャワーを懸けていましたが、最近の猛暑 (寒冷紗の下で連日 35゜C 以上) では、毎日夕方たっぷりとしゃわーをかけ、床に敷いた人工芝に充分水を含ませて、温度低下と、湿度を保つよう心がけています。



( 6月22日 )
6月の前半は全く雨が降らず、連日真夏を思わせる暑さでした。我が家の温室は天窓が無いので、換気扇が回っていても 40゜C を超す温度になってしまいます。6月の初めに こちょうらん なども全部屋外に出して、現在は温室内は空っぽです。外側に寒冷紗が張ってあるものの、換気扇を止めたら 50゜C になっていました。

6/18 からようやく梅雨空となり、庭の花菖蒲が生気を取り戻した反面、屋外で 2〜3日雨にうたれたこちょうらんに ボトリチス病の黒点が発生。長雨の時は温室内に戻してやればよかったのですが、不精した報いでした。でも殆ど先端まで咲き出していて、そろそろ切ろうかと思っていたところだったので・・・・・・・・、早く切って花瓶に挿しておけばよかったと後悔しています。

6/22 屋外栽培場の寒冷紗を 20%遮光から、50%遮光に取り替えました。



( 5月20日 )
ノビル系やそれに近縁のデンドロ類は、4月下旬に 20%遮光の寒冷紗の下に出し、一週間程慣らしてから無遮光の物干し竿に吊るしました。
シンビジウム は デンドロ の下に並べました。
その他の大部分のらんは、5月連休明けに、デンドロ と入れ替えに寒冷紗の下に出しました。まだ温室内に残っているのは こちょうらん と バンダ の仲間たちです。


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