展示機体の一部紹介


「会式一号機」(レプリカ)KAISHIKI-No.1

正式名は「臨時軍用気球研究会式一号機」である。これは、ここが1911年に臨時軍用気球研究会試験場として開設された、その名である。1914年10月13日、徳川大尉の操縦により国産機の初飛行に成功した。 この設計は、先だってフランス輸入されたアンリ・ファルマン1910年型を参考に、翼断面形状や面積を変更し、また各部の形状を流線形にして空気抵抗を減らし、速度の向上を図った。その結果、高度50mで時速72Kmをえて、ファルマン機より操縦性も良好と評価された。

全幅*11.00m、全長:11.00m、総重量:550Kg、
発動機:グノーム空冷式星型回転式7気筒50馬力

ニューポール81E(レプリカ)NIEPORT 81E

米国で復元された機体。そばに当時実際に使用されていた実機体の一部が展示されている。埼玉県JR八高線の明覚駅から山中へ5Kmの慈光寺に保存されていたのが、ニューポールと確認された。これは現存する世界唯一のもの! (一段下の写真です)
1919〜21年に練習機として38機輸入され、その後、陸軍内や三菱内燃機製造で国産化され、軍より民間飛行学校に払い下げられた、その1機が前述の現存のものである。

全幅:9.20m、全長:7.20m、総重量:720Kg、最大速度:130Km/h/SL
発動機:ルローン空冷星型回転式9気筒80馬力、乗員:2名
(価格:11,500円!)


機首部--回転式エンジン

スチンソンL-5E/ノースアメリカンT6G




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