第2次大戦開戦前後に、イギリスは3種類の4発重爆撃機を完成させた。ショート「スターリング、アブロ「ランカスター」、そしてこの「ハリファックス」である。
同じ要求仕様から誕生したので、3機とも寸法や翼面積はほとんど同じ。外形的にもランカスターとハリファックスは非常に似通っていた。しかし生産機数はスターリング2,375機、ハリファックス6,176機、ランカスター7,366機で、性能もこの生産機数に比例していたようだ。
ランカスターがドイツ本土に対する爆撃など危険な仕事を主に任され、ハリファックスはドイツ本土爆撃のほかに比較的安全な沿岸哨戒や輸送に用いられ、スターリングは真つ先に生産を打ち切られるという具合だった。
小池さんはランカスターよりもハリファックスが好きだという。「出来の悪い子ほどかわいいというか、やはりクセのある飛行磯が好きなんですね(笑)」。 |