FMDX日報2007年

受信地/東京都杉並区

受信機/KENWOOD KT1100D及びPIONEER F-777 アンテナ/CREATE CLP5130-1(ログペリ)約8mh及びFM5エレ八木アンテナ

著明なEs伝播が出現した日にその情況を記します。但し守備範囲は国内FMバンド76MHz〜90MHzの国内局が中心です。


6月24日

深夜まで中国局入感

1000JST頃より中国、韓国方面が強力にオープン。国内は殆ど開かず。15時代から夕方にかけて韓国強く入感。

18時半頃には88.5MHzと88.7MHzにロシア語局。21時代になっても中国、韓国続く。細かいQSBが特徴。

2105JST89.5MHzチーリンと発音された中国語局が60dBで受信される。

零時を回ってもなおも中国局入感。

2005年6月13日にも酷似したパターンのEs伝播記録あり。


6月15日

大阪入感

久々の近畿地方のFMをEs伝播でキャッチ。

0920JSTより韓国方面と共に国内の熊本、鹿児島が入感。山口も聴こえてきた。0935JSTにはFM熊本が50dBで強力に受信される。

50MHzでは3エリアがオープン。10時過ぎには88.3MHzにロシア語局も。南北同時オープンの様相。50MHzでも8エリアが開けている。80.3MHzにはFM長崎佐世保も聞こえ始める。

1029JST、76.8MHzにFM岡山が入感し始めた。80.4MHzにもFM岡山中継局らしき音声を確認。

1034JST、76.5MHzにインターFM横浜を抑えてEs伝播局が聴こえる。40〜60dBと強力。なかなかIDが出ないが雰囲気や情況を考えて大阪のFMCOCOLOと推定(後にオンエア曲を局HPにて照合確認)。2000年以来、7年ぶりのEs受信だ。

77.4MHzには未確認QRM局2局。普段のEs伝播なら熊本と松江であろうが、情況からしてFM大阪中能勢中継局の可能性も捨て切れず。しかし確認には至らなかった。残念。

50MHzでは9エリアもオープン。この時間帯が強力な近距離Es伝播ピークと思われる。

1140JSTには一旦国内伝播は終ったものの、13時から再び熊本入感。1330JSTにはNHKテレビにテロップ。

中国、韓国方面は浮き沈み激しいものの、17時過ぎまでフルスケール近くのレベルでEs伝播にていつまでも続いていた。


6月1日

沖縄オープン

13時頃より沖縄が強力に開ける。87.3MHzFM沖縄は50dBを超える強さ。

南大東島を狙いたいのだが、周波数の問題があり、たとえオープンしていたとしても確認の手立て無し。

その代わり沖縄CFMをターゲットにするべく、哨戒を開始。

昨年に引き続き、76.8MHzFM21をシグナル2で確認。また同時に79.2MHzにてFMチャタンと推定される局を捕捉。

沖縄のCFM入感傾向が大凡把握出来るようになる。


5月31日

今季初の九州、西日本オープン。

朝8時頃より韓国、中国がフルスケール近くで入感。バンド内にズラッと並ぶ。50MHzでは香港が開いていた。0920JSTNHKに電波障害のテロップが出る。

0935JSTに77.4MHzV-AIR松江が聴こえ始めた。結局国内は松江のみ。

このまま韓国、中国が入れ代わりながらフルスケールで昼頃まで聴こえていた。


5月22日

フィリピン入感

夕方1740JSTより、沖縄本島が強力に入感。1800JSTから珍しくフィリピンがオープンした。

88.5MHzDWNDを1806JSTジングルで確認。他に89.3MHz、89.7MHz、89.9MHzにフィリピン局と推定される放送をキャッチ。シグナルはピークで35dB。1815JSTには全局F/OUT。


5月18日

朝9時過ぎより沖縄がオープン。

今季は南大東島のNHK、民放各局が中継局を開設したため、ターゲットとして最大の目標だ。

しかしながら周波数が近接混信に悩まされる所なのでかなりな困難を要する。

この日、NHK第一の南大東中継局を狙うべく、83.5MHzを哨戒。

0958JSTにNHK第一の放送を確認。但し同周波数に与那国の中継局もあるため、確認には至らず。

同時刻には87.3MHzFM沖縄が56dBで入感。

他、87.8MHzラジオ沖縄石垣、86.3MHzラジオ沖縄国頭なども確認。

情況からして与那国の可能性の方が大きい。


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