パブリック・スクール
Public School
パブリック・スクールとは
パブリック(公共の、公立の)という形容詞がついているものの、私立(プライヴェイ卜)の中・高一貫校で、シニア・スクールともいいます。その名称で、
何々カレッジと呼ばれるものと、何々スクールと呼ばれるものがあります。たとえばウェリントン・カレッジ、ハロウ・スクールという具合です。両校ともパブリック・スクールで、カレッジが付いても、アメリカで言うところの単科大学ではありません。イギリスでカレッジとは、学寮という意味です。
就学年齢・期間
11才から18才までの生徒を教育します。入学年齢は、11才、12才、13才と学校によって異なり、一定しておりませんが、女子校は、11才入学がほとんどです。男子校の有名校は大抵13才入学です。14才以上の留学生の場合は、中途入学になります。
学校の規模・種類
学校の規模は、生徒数が千名を越す大きな学校から二百名前後のこじんまりした学校まであります。種類も男子校、女子校、男女共学校、通学校、全寮制学校、寮制と通学併用校があります。日本からの単身留学生は、当然寮を備えている学校となります。
学校差
学校差は、学校による学力差、カリキュラム、校風、伝統など、
それこそジュニア・スクールの場合と同じで、千差万別です(しかし公立のコンプリへンシヴ・スクールとは比較にならない優れた設備と優秀な教師をそろえています)。それだけにお子さんの個性、能力に適した学校を選ぶのが一層重要になります。各学校の学力レベルは、大学入試全国統一試験(Aレベル)の学校別成績順位が、毎年8月下旬にトップから500番までの学校名が、英紙フィナンシャル・タイムズに発表されます。全国に千数百もある私立の学校の中で500番以内に入っているということは、一つの選択の際の目安になります。