プレパラトリ・スクール
(プレップ・スクールと略称)
Preparatory School

小学校


プレップ・スクールとは


私立の小学校であり、ジュニア・スクールともいい、パブリック・スクールに入学するための準備段階の学校です。7才〜8才から13才までの子供を教育します。生徒数が数百人の大きな規模のものから百人位の、まさに校長先生の私塾のようなものまであります。通学するものから、全寮制のもの、男子校、女子校、男女共学、校風も、スパル夕式の英才教育から、世話のゆき届いた家庭的な雰囲気の学校まで千差万別です。


質の高さ


校長をはじめ教師陣の質の高さ、教育科目・内容、設備、生徒に対するパストラル・ケア(勉強以外の世話)の点では、公立の小学校(プライマリ・スクール)とは、比較にならないくらい優れています。有名なプレップ・スクールでは、校長以下教師のほとんどが、有名パブリック・スクールからオクスフォードかケンブリッジ大学に行き、そこで学位をとった者で占められています。なぜなら、プレップ・スクールは、本来有名パブリック・スクールに入学するための準備校として設立されたものだからです。


プレップ・スクールの種類


プレップ・スクールには、それだけで独立したプレップ・スクールとパブリック・スクールの付属校の二種類があります。前者は後者に比べ一般に学力レベルが高いといえるでしょう。というのは、生徒の能力を高め、パブリック・スクールの奨学金試験に合格させるか、競争率の高い有名パブリック・スクールに多数合格させて学校の評判を高めようとしているからです。後者はパブリック・スクール付属校ですから、そこに入学すれば、エスカレーター式にそのパブリック・スクールにほとんど入学できる仕組みになっています。


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