02/1/26

千葉県

【どっか・・・】

ピイさんからお誘いをいただいたので出撃することにした。

ブナ林は今週は大雪だろうということで、近場から回ってみることになった。ゆっくりした時間にピイ邸に到着し、すぐに出発した。

とりあえずは外房の方に行ってみようということになり、ぷらぷらと車を走らせた。


【材】

感じのいい里山を徘徊する。どこからでもオオクワやヒラタが期待できそうだが、いい材は見つからない。

脇道に入って道端に転がっている材があったので、ちょっと叩いてみるとカ〜ンとはじき返された。やれやれ。

それからぐるぐると細い道を走る。もう一回行けと言われても憶えていないだろう。

何もいそうに見えない

山際に材がごろごろと転がっているのをようやく見つけた。さっそくチャレンジだ。

が、出てきたのは異様にデカいカブちんの幼虫とコクワの成虫だけ。こんなもんか〜。


【どこまで行っても】

それからしばらく何もせずにひたすら移動だ。

平地に出て殺風景な場所を延々と走る。フツーの感覚だと、こんな場所でクワガタが採れるなんて絶対に考えつかないだろう。檜枝岐や韮崎の常識からは大きくかけ離れている。

どこをどうやって走っても全く同じような光景が延々と続く。全く印象が薄い場所場所だ。

そんな中で、空地で焼かれている材を見つける。期待は薄いがクワガタが入っているかも知れない。

試しに削ってみた。針葉樹だった。(^^;)

ピイさんの方は広葉樹の焼かれた根部を削っていて、やがて食痕を発見した。しかし出てきたのは窒息死したと思われる幼虫だ。よく焼かれたようだ。

再び延々と同じ風景を見ながら走る。

時々袋小路に入ったり、道がなくなったりで、今日もバックが大活躍だ。

やがて道端に何かの材を見つけた。硬そうに見えたが一応見ておくことにした。

サンダルのままでオノだけ持ち出す。

けっこうな大木でちょっと力を入れて叩くとすぐに食痕が現れ、すぐにコクワの成虫が出てきた。成虫の棲息環境など全く関係なしに入っている。不思議だ。

そうやって削っていると、太めの食痕が出てきて、食痕通りの大きめな幼虫が出た。

およよ?

頭の色がかなり濃いのだがアゴはどう見てもまっすぐだ。

間違いなくドルクス系で、コクワ、アカアシ、オオクワのどれかなのだが、アカアシがいるわけないし、コクワにも見えない。さあ、これはオオクワか?

頭部のアップ

しかし色と格好は申し分ないが、一目でオオクワ確定というサイズではない。でっかいコクワでもありうるサイズだ。他のコクワと比べても全然色が違うし、かなり期待したいところだが、欲を言えばもう少し頭幅が欲しかった。

オオクワが出るまで叩き続けるわけでもなく、この材は20分の1も削らずにほとんどを残してきてしまった。もうちょっとやれば良かったかなあ。(^^;) また今度来てみよう。憶えてれば。(^^;)


【まだまだ続く】

それからブタの食痕やウシの食痕を見ながら移動を続けるが、延々同じ風景が続くだけであった。

何度か行ったり来たりを繰り返したが、夏に回ればいいことがありそうな木を数本見つけただけで、材は手の届く場所にはなかった。見つけた木も夏が来る頃にはすっかり忘れ去っているのだろう。

有望ポイントを回りつつ、帰り道に着く。妙に針葉樹が多いが、時々雑木林もあって、寄り道をする。

ピイさんが材場を見つけたのでちょっと寄ってみた。

相変わらずコクワが出てくる。

デロレンもゴロンと出てきて気持ち悪い。ハサミムシ、ゴミムシ、マイマイカブリといういつものメンツも転がり出てくる。

突然大きな虫が出てきたと思ってビビったのだが、よく見てみて改めてビビった。

約50mm

動きが鈍くて助かったが、ピイさんがルアケースに入れている間に復活してきてけっこう焦った。

それから丘を突っ切って行くと、なかなか感じのいい場所に出た。

採集者が最近入ったらしく、材が割られている。

切株がいっぱい

叩こうと思ったが、硬そうだったのでやめてしまった。

けっこう夏に有望な木も見つけた。

そこそこ長い距離で楽しめそうだが、最後に前の採集者が削ったあとをちょっと削ってみた。

ノコの幼虫がゴロゴロ出てきた。削るんじゃなかった。(^^;)

ノコ・ノコ・ノコ・・・

ここで日没となり、タイムアップ。

ココイチへと大移動だ。

今日のココイチは市原八幡店だ。今日のチーズカレーはたっぷりチーズが入っていて、前回のヤツを取り返したような感じだ。よかったよかった。


今回の成果

コクワ:数頭

オオクワ期待幼虫:数頭

ノコギリ:幼虫数頭


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2002.2.16

2003.3.9追記