千葉県
【どっか・・・】
ピイさんからお誘いをいただいたので出撃することにした。
ブナ林は今週は大雪だろうということで、近場から回ってみることになった。ゆっくりした時間にピイ邸に到着し、すぐに出発した。
とりあえずは外房の方に行ってみようということになり、ぷらぷらと車を走らせた。
感じのいい里山を徘徊する。どこからでもオオクワやヒラタが期待できそうだが、いい材は見つからない。
脇道に入って道端に転がっている材があったので、ちょっと叩いてみるとカ〜ンとはじき返された。やれやれ。
それからぐるぐると細い道を走る。もう一回行けと言われても憶えていないだろう。
何もいそうに見えない
山際に材がごろごろと転がっているのをようやく見つけた。さっそくチャレンジだ。
が、出てきたのは異様にデカいカブちんの幼虫とコクワの成虫だけ。こんなもんか〜。
それからしばらく何もせずにひたすら移動だ。
平地に出て殺風景な場所を延々と走る。フツーの感覚だと、こんな場所でクワガタが採れるなんて絶対に考えつかないだろう。檜枝岐や韮崎の常識からは大きくかけ離れている。
どこをどうやって走っても全く同じような光景が延々と続く。全く印象が薄い場所場所だ。
そんな中で、空地で焼かれている材を見つける。期待は薄いがクワガタが入っているかも知れない。
試しに削ってみた。針葉樹だった。(^^;)
ピイさんの方は広葉樹の焼かれた根部を削っていて、やがて食痕を発見した。しかし出てきたのは窒息死したと思われる幼虫だ。よく焼かれたようだ。
再び延々と同じ風景を見ながら走る。
時々袋小路に入ったり、道がなくなったりで、今日もバックが大活躍だ。
やがて道端に何かの材を見つけた。硬そうに見えたが一応見ておくことにした。
サンダルのままでオノだけ持ち出す。
けっこうな大木でちょっと力を入れて叩くとすぐに食痕が現れ、すぐにコクワの成虫が出てきた。成虫の棲息環境など全く関係なしに入っている。不思議だ。
そうやって削っていると、太めの食痕が出てきて、食痕通りの大きめな幼虫が出た。
およよ?
頭の色がかなり濃いのだがアゴはどう見てもまっすぐだ。
間違いなくドルクス系で、コクワ、アカアシ、オオクワのどれかなのだが、アカアシがいるわけないし、コクワにも見えない。さあ、これはオオクワか?
頭部のアップ
しかし色と格好は申し分ないが、一目でオオクワ確定というサイズではない。でっかいコクワでもありうるサイズだ。他のコクワと比べても全然色が違うし、かなり期待したいところだが、欲を言えばもう少し頭幅が欲しかった。
オオクワが出るまで叩き続けるわけでもなく、この材は20分の1も削らずにほとんどを残してきてしまった。もうちょっとやれば良かったかなあ。(^^;) また今度来てみよう。憶えてれば。(^^;)
それからブタの食痕やウシの食痕を見ながら移動を続けるが、延々同じ風景が続くだけであった。
何度か行ったり来たりを繰り返したが、夏に回ればいいことがありそうな木を数本見つけただけで、材は手の届く場所にはなかった。見つけた木も夏が来る頃にはすっかり忘れ去っているのだろう。
有望ポイントを回りつつ、帰り道に着く。妙に針葉樹が多いが、時々雑木林もあって、寄り道をする。
ピイさんが材場を見つけたのでちょっと寄ってみた。
相変わらずコクワが出てくる。
デロレンもゴロンと出てきて気持ち悪い。ハサミムシ、ゴミムシ、マイマイカブリといういつものメンツも転がり出てくる。
突然大きな虫が出てきたと思ってビビったのだが、よく見てみて改めてビビった。
約50mm
動きが鈍くて助かったが、ピイさんがルアケースに入れている間に復活してきてけっこう焦った。
それから丘を突っ切って行くと、なかなか感じのいい場所に出た。
採集者が最近入ったらしく、材が割られている。
切株がいっぱい
叩こうと思ったが、硬そうだったのでやめてしまった。
けっこう夏に有望な木も見つけた。
そこそこ長い距離で楽しめそうだが、最後に前の採集者が削ったあとをちょっと削ってみた。
ノコの幼虫がゴロゴロ出てきた。削るんじゃなかった。(^^;)
ノコ・ノコ・ノコ・・・
ここで日没となり、タイムアップ。
ココイチへと大移動だ。
今日のココイチは市原八幡店だ。今日のチーズカレーはたっぷりチーズが入っていて、前回のヤツを取り返したような感じだ。よかったよかった。
コクワ:数頭
オオクワ期待幼虫:数頭
ノコギリ:幼虫数頭
2002.2.16
2003.3.9追記