01/8/16

中部地方

【天気いいぞ!】

10時くらいに目覚めた。ものすごい晴天だ!

とりあえず、今日は林道を走りながら明日以降どこに行くか考えよう。

まずはコンビニで食料を調達してさっそく山に登る。

なんていい天気なんだ!入道雲がもくもくと湧いている。

8月の雲だ〜

絶好の採集日和であるが、あまり暑すぎてクワガタが出てこなくても困ってしまう。

なんせ今年はヤナギのクワガタに縁がない。約1ヶ月ぶりのヤナギ採集にちょっと心が踊る。

と、さっそくヒメオオ♂の姿を見つけた。いたいた。(^o^)

見っけ!

明日以降はこういうことが何回できるかわからないので今のうちに楽しんでおこう。

久しぶりに網を伸ばす。難なくネットイン!

サイズを測ったらいきなり50オーバーであった。福島なら珍しくもないサイズだが、ここでの50オーバーはけっこう珍しい。正確には50.5mmであった。

50オーバー

そこから先は全く何も見つけられなかった。なんか今回はいっぱい見逃しているような気がする。見方がとってもいい加減だ。(^^;) アカアシが何頭かついているのも見えたのだが、素通りしてしまった。(^^;) どうもイマイチ気分が乗らない。ヤナギ病が治りかけている??? 確かにマンネリ化してきたかも知れない。

テンションがなかなか上がらない

ヒメオオも何頭か見つけるのだが、パサッ、パサッっとペアであっさり落としてしまったりする。(^^;)


【オニ】

何のために採集に来たかわからない。今日はちょっと目先を変えてみることにした。小型種を狙ってる時は何も考えなくてもオニの幼虫は転がり出てくるのに、今日は案外苦戦する。何本か削ってみたが食痕すら出てこない。そのうち右足の小指の爪が割れて血が吹き出してきた。いててて・・・

ヤナギでクワガタを探して、合間に材を探してということを繰り返しながら車を走らせる。

前回アカアシがいっぱいいた場所に行ってみた。今日はとっても数が少ない。10頭くらいしか見つけられなかった。相変わらずこのあたりのアカアシは小粒だ。

葉っぱが邪魔。(^^;)

3ペアほどついている

小さめのヤナギにアリがたかっていたので何げに見ていると、極小のスジ♀がついていた。スジを見つけると何となく嬉しい。(^^;)

次のヤナギでアカアシを見つけるが無視。(^^;)

う〜〜〜〜ん、気が乗らない。

林道の最後の方に、楽しみにしていたヤナギがあるのだが、なんとこのヤナギの存在すら忘れてしまう始末。今日はどうなってるんだろう。(^^;) 通り過ぎてしまって、引き返すのも面倒になりそのまま山を下りてしまった。(^^;;;

めちゃくちゃ気合が抜けている。(^^;) 別に気合を入れるようなものでもないのだが、もうちょっと頑張ってもいいのに。(^^;)


【コルリの山】

コルリを採集しに来たときに見つけておいた場所へ行ってみることにした。

ほんと、いい天気!

この山のコルリは周囲の山に比べて緑が強い。「ヒメオオつきそうなヤナギだなあ」などと6月に思っていた場所に行ってみることにした。

途中のヤナギにデカめの影が見えた。

車を停めてさっそく接近する。いいサイズのアカアシのペアだった。

葉っぱ、邪魔だってば。(^^;)

オイシイ場所についていたので難なくネットイン!

サイズを測ってみると49.7mm。惜しくも50mmには届かなかったが、アカアシもこのサイズになるとかなりの迫力がある。この色ツヤと長いアゴはとても魅力的だ。

やっぱこれですね!(^o^)

ぐにゃぐにゃと山道を登って目的のヤナギに到着した。思った通りヒメオオがついている。かなり遠い位置だが大きめのヒメオオだとわかる。

一応新規か?(^^;)

思いっきり網を伸ばしてネットイン。

サイズは最初に採ったヒメオオといい勝負だったが、ダニまみれで触る気がしなかったのでサイズは測らなかった。(^^;)

道の上の川

中途半端な時間に山を下りてしまい何もすることがなくなったので、今晩からどうするか考えた。東北を攻めるか、北陸・東海を攻めるか・・・

しかし答えは出なかった。

温泉に行った。


【行けるか?】

灯下の時間には少し早かったのだが、ポイントへ移動することにした。今まで通ったことのない道からアプローチしたのだが、これが怖いのなんの・・・タヌキやキツネが通過するのは何でもないのだが、思いっきり細い道が崖の上を走っている。二度と通ることはないだろう。

暗くなり始めた頃に、素晴らしい外灯を1本見つけた。これはすごい!

さっそく近づいてみると、さっそくミヤマの♀とアカアシの♂が落ちている。この外灯は山の斜面の高い位置にあり、本当に外灯に近づくには斜面をよじ登らなければならない。

とっても怖かったのだが、意を決して登ってみることにした。これを登るためにわざわざ着替えて完全防備になった。

実際に登り始めると見た目よりもさらに斜面は急で、草にしがみつかなければ登れない。しかし、上にはパラダイスが待っているはずだ!

だんだん外灯が近づいてきて、あと一歩で平らな場所に出るというところまで来た。おびただしい数のカマドウマとクワガタの♀の姿が一気に5〜6頭目に入った。おおお!思った通りだ!非常に目立つところにあるのでクワガタがたくさん飛んでくるのは当たり前だ。見過ごすわけにはいかないだろう。

抜けていた気合が一気に入ってきた。鼻息も荒く、最後の一歩を踏み出そうとした時、自分よりもっと荒い鼻息が聞こえてきた。

・・・上の方からだ。

誰???

と思ったが、こんなところに人がいるわけはない。

 

「ぶしゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

「ぶしゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

明らかに鼻息だ。それもハンパな大きさではない。どう冷静に考えてもの鼻息にしか聞こえない。

一気に恐怖が突き上げてきた。

だ!! 思った瞬間、崖を転がり落ちるように滑り下りた。ふくらはぎを擦り剥いたらしく、とっても痛い。

とにかく車にすぐ乗れる位置まで戻り、上を見上げた。もちろん何も見えない。あの鼻息の主は何だったのか???

間違いなく巨大な獣だ。熊のことしか頭になかったが、あと考えられるとすればイノシシ、シカ、カモシカのいずれかだろう。とにかく怖かった。

気掛かりなのはあそこにいたクワガタだ。あの上には何が何頭いたんだろう?下を見ただけで5〜6頭。ちゃんと確認できたのは1頭のミヤマの♀のみだった。う〜〜〜〜〜、気になる・・・

ふと気づくと、また足元にアカアシが2頭ほど落ちている。絶対にここはすごいポイントだ。でもまた来るかどうかは定かではない。(^^;) さすがに一人でまた登る勇気はなかった。


【やっぱり・・・】

虫が飛ばないことを懸念していたのであるが、このペースなら灯下採集もイケそうだ。

そう思いながらポイントを回ってみた。次のポイントでは1本の外灯で4頭のアカアシを見つけた。ところが他の期待のポイントはさっぱりであった。

ここでターゲットを東北に合わせ、一気に移動することにした。ここから先はいよいよ新規だ。さっきの1本目の外灯も新規といえば新規だが、エリア内のものは新規とは言えないだろう。釣り堀の中で新規なんて言ってるようなものだ。


【さっぱり・・】

外灯を見ながら走る。たま〜〜〜にカブちんが落ちているくらいでクワガタの姿は全くない。

外灯で減速しながら走るのだが、まるでダメ。有名ポイントへ寄ってやろうかと思ったのだが、今回は新規にこだわることにしたので別方向に走った。

ごっつい山の中をウネウネと走る。いつものように対向車も同行車もない。灯下採集のために淋しい道を選んでいるのだが、これでクワガタがいないのだからシャレにならない。(^^;)

某村で今日は寝ることにした。結局そこに到着するまでに採れたクワガタは、ノコの巨大な♂1頭のみであった。(T^T)


今日の成果

コクワ:2♂♂10♀♀

スジ:1♀

アカアシ:18♂♂25♀♀

ヒメオオ:2♂♂2♀♀

ノコギリ:7♂♂14♀♀

ミヤマ:3♀♀


翌日へ