茨城、栃木
【なぜか茨城へ】
ゆうべから降っていた雨はなかなか止む気配を見せず、かなり迷ったのだが結局家を出てしまった。何とかなるだろう。雨が降るまでまっすぐ走りつづけようと思い、特に目的地も決めずにぷらぷらと車を走らせた。
いつまで降る?
案外道は空いていて、思ったよりも移動時間が短い。ということは、遠くまで走ってしまうということだ。
気がついたら県境を越えて茨城まで来てしまった。(^^;)
利根川を渡る
このあたりは、虫取りにハマる前に、ほぼ毎週ドライブをしていたお約束のコースだ。ハマる前から一応このあたりのクヌギの木だけはチェックしていた。
何となく雨が上がりそうな雰囲気が出てきたので、ぼちぼち活動準備を開始しよう。
いきなり天気は回復して晴天になってしまった。
一応ルッキングはしてみるのだが、ここは以前クワ道さんともチェック済みなので、特に新しいことをするでもなく、軽く見ていくだけで終わりにした。
今日も例によって行き当たりばったりの虫取りとなったのだが、徘徊していると、なかなか雰囲気のある雑木林に出くわした。
全部クヌギ
こうなると、矢も盾もたまらなくなるのがあ〜さんだ。ロクに準備もせず、サンダル履きのままで車を降りて、一番手前の右にあるクヌギの大木に向かって歩き始め・・・・・
ようとした瞬間、道の表面を覆っていた泥に右足を滑らせて、コケそうになった。慌てて左足を踏ん張ったが、左足も見事に泥につかまって、思いっきりすってんころりんしてしまった。( ;^^)ヘ.. バランス感覚にはけっこう自信があったのだが、あんなに泥が滑るものだとは思わなかった。誰も見てなくてよかったぁ〜〜〜。(^^;) あんな状態では必死こいて練習した「女にモテるコケ方」もできない。
ないっちゅーねん、そんなコケ方
気を取り直して大木の洞を覗きに行ったのだが、見事な健康優良クヌギで、洞のホの字もなかった。(T.T)
両手は泥だらけになるわ、服も泥だらけになるわ、洞はないわで、さんざんな雑木林であった。両手についた泥はウェットティッシュを使ったくらいでは全く落ちなかった。
コンビニのトイレでごしごしと手を洗い、移動することにした。
風景を見ながら走っていると、いつの間にかまた県境を越えてしまった。(^^;)
オオクワ〜〜〜〜、どこにいる〜〜〜〜〜?
なかなか雰囲気のある場所を見つけたので、立ち寄ってみることにした。
クヌギの大木が1本だけあって、その手前に材があったので、まずは材から見てみることにした。
ありゃ
ひと振りでいきなり成虫2頭。これでやめた。(^^;) クヌギの木のほうが気になって仕方がない。
洞がいっぱいの大木
思った通り、表面はゴツゴツしていて洞もいっぱいある。これならオオクワもヒラタも採れるだろう。いればね。(^^;)
根元を見ていると、ボクトウガの幼虫が顔を出していた。おえ!(^^;)
しかし、だんだん夏が近づいてきたということだろう。シダレヤナギが芽吹いているのも見てしまった。
そこからちょっと移動して、またいい感じのクヌギを見つけた。
いいじゃん!
こいつも1本クヌギで夏は期待できそうだ。
周囲を見てみると、切り株やら立ち枯れやらがたくさんあった。これは割っておこう。
いかにもカブちんが出そう。(^^;)
サクサクの材で、あっという間にいつものやつが転がり出てきた。
やはりアナタでしたか!
その横っちょにもなかなか素晴らしい立ち枯れがある。根元を見ると、カブちんの食い荒らした跡がたくさん残っている。こいつからはオオクワが出るに違いない・・・
美味しそう・・
ガシガシ削っていると、ごっつい食痕が!!
太いぞ!!
しかし、簡単にいくわけない。食痕はどこかへ消えてしまった。
そして出てきたのは当然こいつらであった。はぁ。(−。−;)
よくお会いしますねえ・・・
やっぱりオオクワは難しい。
車を走らせていると、ぼこぼことクヌギのある素晴らしい里山風景に遭遇した。これは下見をしておかねばなるまい。さっそく車を降りて、周辺のルッキングを開始する。
案外太いクヌギたち
なかなか胸が踊るようなクヌギがたくさんある。
洞!樹皮!
夏になれば、あの洞や樹皮からオオクワが頭を出しているのが目に浮かんでくる。必ずチェックしたいところだ。
いいなぁ〜
栃木にはこの手のクヌギがほんとに多いと思う。
早く樹液出して〜!
この林だけで何頭採れるんだろう?コクワが。(^^;)
でも、ほんとにオオクワ狙いで来てみたいものだ。
帰りがけにすんごいクヌギの大木を見つけた。
でかー!
でもすごい健康なクヌギだった。(^^;)
コクワ:3♂♂、1♀