ポンカンの行っとこか〜採集 その3〜ポンカンコンビ中部へ行くの巻【第2部】

−ポン−


★第2部★

8/20〜8/22

前回、残念ながらオオクワ採集はボーズという結果になった為、改めて再挑戦!!ってことで、中部にリベンジする事になった。

拠点は、前回同様。

が…しかし…、週末に近づくにつれて、ポンカンの仕事がドハマリンコ。トラブル続出…来るはずの書類が来ない…等々。胃の痛くなる日が続く…(;_;)(ちょうど、その頃、あ〜さんも仕事で同じような状態だったらしい。^^;;;)

出発当日まで、行けるかどうか分からなかったカンと、適当に仕事を遣り繰りしたポンはなんとこさ、やっと、採集に行けることになった。

金曜日の夜中、あ〜さん号にお出迎えしてもらい、LAさんとポンカンの4人は中部に向かって出発した。車中は、オオクワゲットの話でもちきり!!みんな、みなぎる闘志でやる気満々。どうしても、あのカッチョイイおおくわをこの手にしたいっ!!


ゴロゴロゴロっ!ピッカァ!ドッカ〜〜ン!

花火ではない。^^;;;

なんてことだぁっ―――――――――――!!(;_;)

ちょうど、採集仲間のコンちゃん家の辺りを通過する頃から、ひどい雷雨になった。

「おいおい、今週末も雨じゃないだろうなぁ!?」

みんなの心に一抹の不安が…。

 

中部地方に入る頃から、どうにか、雨も次第に小降りになってきた。

あ:「これくらいなら、なんとかなるよな。Lちん?」

L:「問題ないっす。大丈夫ですよ。」

どしゃ降りの中、オニクワを採集するLAさんの一言だ。絶対大丈夫に違いない。ポンは確信した。


ポンカンは、明日の採集に備えて、休眠。

あ〜さんとLAさんは、ポンカンを拠点に残し、真っ暗な闇の中へ飛んでいった。(おいおい!あ〜さん達はカラスかい?(^^; byカン)

それにしても、クワ道さんは今頃、どこをさ迷っているんだろう!?(^^;;;

「今、山梨を出るところ、これからそっちにむかうでぇ〜。」

あの元気な電話から、数時間経過していた。

山梨〜ここ (-_-;)

夜中の下道ノンストップ・ドライビング!!

さすがのあ〜さんも「むちゃくちゃやぁー。めちゃめちゃ、キツイでぇ〜。」と言っていた。あ〜さんがきついと言っていた距離。ポンカンも想像ができない距離だ。^^;;;

採集に燃えているあ〜さん・LAさんコンビの姿と、クワ道さんの目を輝かせてここに向かう姿を想像しながら、ポンカン暫しの休眠…。


ピ〜ンポ〜ン。

部屋の呼び鈴で目を覚ます。

道:「まいどぉー!!」

ポ:「クワ道さんだぁ〜。何時?」

カ:「え―――――――――っ!6時!!!!おいおい。あ〜さん達まだ帰ってきてないよぉ〜。」

道:「日々、採集時間が延びてるなぁ〜。」

ポ・カ:「………」

それにしても…クワ道さん!!ず――――――――っつと運転してきたん???? クワ道さんにとって、日本列島を上から下に移動することは、きっとポンカンの関東近郊日帰り温泉旅行に行くのと同じ様な感覚なんだろうなぁ〜。

クワ道さんがひとっ風呂浴びて、くつろぎモードに入った頃、あ〜さんとLAさんが手一杯のルアーケースを持って戻ってきた。

ポカ道:「どやった???」

採集結果を早く聞きたい3人は、あ〜さんとLAさんをせかす。

あ:「5目。コ・アカ・ノコ・スジ・ミヤマ。」

ポンカン道:「そうかぁ〜。今晩が勝負やなぁ〜。」

みんなは決意も新たに仮眠モードに…。


ポンカンは充分(?)仮眠を取ったので、3人が仮眠をとっている間、クワ道号を借りて、朝食兼下見兼温泉に出かけることにした。先週、クワ道さんが「あっちの山が気になるんやぁ〜!?」って言ってた言葉を思い出し、コンビニで買った朝食を手に、川の対岸の山に向かって車を走らせた。

カ:「おいおい。道あるのかぁ???」

ポ:「たぶん行ける!!」

カ:「たぶんじゃないだろう!!道狭くなってるよっ。」

例のごとくポンナビによって、カン運転のクワ道号はだんだん、危うくなる道を走らせられることになる。^^;;;

どうにかこうにか、対岸の山の裾野に到着。が…しかし…山が低すぎる。^^;;; よさそうな街灯もあるにはあるのだが、整備されすぎのような気もする。まぁ〜とりあえず、後で、クワ道師匠に報告しよう!!

景色のよい所で朝食をすませ、待望の温泉へ。他の3人にうらまれそ――っと思いつつ、町営の300円の温泉に入る。(師匠のお言葉通り600円以内よ!!)

すっかり、気分もよくなった二人は宿に戻った。1.5時間ばかりの小旅行だった。


宿に戻って、ミヤマを並べて遊んでいると、一人…また一人と仮眠部隊が起きてきた。クワ達の記念撮影を終え、採集について話し合った。

地図を眺めながら、ヒメのいそうな山を探す。大まかに目的地を決め、いざ出発!!

ポンカンが前回下見をした辺りを通りかかった。ここは灯火を張れば採れそうな場所だ。そこを過ぎて山への入り口を探して走った。目的の山の辺りにたどり着く道を探すのが一苦労だ。(^^;

あ〜さんの的確な判断で、車はなんとか上り始めた。

1000m〜〜。(^^)

ヒメオオが採れる微妙な標高。ヤナギ〜〜〜がなかなか見つからない。(^^;

そのうち・・・・「標高がさがってるぞ〜〜〜」。(^^;;

なんて、ことになる。そうこうして山道を進むと、ショベルカーに出くわした。崖崩れで埋もれた山道の整備をしているようだった。大丈夫か〜〜〜こんな道を走って?(^^;

ふと、そう思ったが・・・・採集欲には勝てない。ショベルカーに除けてもらって、たどりついた先でルッキングを始めたが・・・あ〜さんの第一声が出ない。

こうなったら、け飛ばすか!^^

「うわっ、冷たい!!」

け飛ばした木からはお礼見舞いの水滴がバラバラ。

「おったで〜〜〜」

ここでの、第一声はクワ道さんのアカアシだった。^^

クワガタがいただけで満足して、すぐさま来た道を引き返した。またまた作業中のショベルカーのオジサンに除けてもらった。

「あいつら、何しにきたんや〜?」

オジサンのつぶやきが聞こえてきそうだった。


また別のヤナギを探して車は走り続けた。そして、クワ道さんの第一声。

「おった〜!」

何度聞いても、ワクワクする瞬間だ。^^

一斉に車から飛び出して、ヤナギをルッキングした。クワ道さんとあ〜さんとで、競うように発見また発見。渓流のわきのヤナギだが、あ〜さんたちが最初に発見した2本以外には残念ながらクワガタはいなかった。クワガタがつくヤナギとつかないヤナギにはどういう違いがあるのだろう。単に樹齢だけではない。何かがありそうだ。


いよいよ夜の部。

ところが、またまた、雨が降り出した(;_;)。

一端、宿に戻り、あ〜LA組とポンカン道組の2組に分かれて出発した。目指すポイントに近づくにつれ、空は明るくなってきた。自然に力も入ってくる。夕食をとる時間もおしいため、コンビニの弁当で済ませ、早々とポイントに到着してスタんばった。

天気もいい。湿度、気温も言うことなし。^^

いよいよ日が暮れて、さぁゴールデンタイムに入ったが、いっこうに虫が飛んでこない。見ると、空には山と空の境界線をくっきり映し出す月が輝いていた。

明るすぎる・・・・これではだめである。

月齢はやはり無視できない。せっかく晴れ上がったのがかえってあだになった。

21時にはその場所を諦め、LAさんのいるポイントに向かった。結局、残念ながら、月は平等に出ていたため、今回もオオクワゲットには至らなかった。

来年へ向けての話をして解散となった。


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