1998年-夏版
福島県
あいあんさんに無理を言って、福島に連れて行っていただいた。6日に電話が入り、「r.matsudaさんも一緒に行きたいって言ってるんですが、よろしいですか?」とのこと。
「r.matsudaさんって、あのr.matsudaさんですか?」
「ええ、STAG-BEETLESの」
「うわぁ、うれしい!!」
一度はお会いしたいと思っていた人なので、とてもびっくりであった。かくして3人で福島に行くこととなった。20時半頃に家までお二人に来ていただき、結局拾ってもらう形で出発した。車中ではいろいろと勉強をさせていただいた。夜中に現地に到着したが、とにかく寒い!!10度前後しかなかった(最低9度)。おまけに雨まで降ってきて、最悪のコンディションとなった。あいあんさんが灯下で一度も外したことがないポイントなど、有望なところは全滅で、新しい歴史の1ページが作られた(俺は疫病神かあ?)。灯下を見回るが、当然甲虫は見当たらず、蛾もほとんどいない(ミヤマの死体は数体あった)。r.matsudaさん遅いなあと思っていると、小型のミヤマ♂を手にしている。さ、さすがである。気温・天候からそれ以上の採集は困難と判断し、移動する途中で野生のシカに遭遇、びっくりした。3人で川の字になって仮眠を取ることとなった。
6時半ごろ起床。いよいよヒメオオポイントへ向かう。当然ヒメオオ狙いなのではあるが、私はアカアシにも期待していた。みんなが捨てて帰るようなアカアシでも私にはまだ貴重品だ。今年は「アカアシに飽きる」をテーマにしたい。話を戻して、「この辺りからがポイントです」と、あいあんさんが言った瞬間に、お二人が「あ、ミヤマ」と言って車を止めた。3秒後に私もようやく気づいた。けっこうなサイズの♂である。ガチガチの状態で発見され、全く動かなかったが、死んではいなかった。天候もカンカン照りで、幸先よく1匹ゲットして、何匹取れるんだろうと意気込んで林道に突入した。1人が車を運転して、2人が歩いてルッキングというパターンを繰り返しながら進んで行くが、姿は全く見えない。途中、土砂崩れで落ちてきたと思われるブナの巨木の根が道をふさいでおり、ここぞとばかりに削った。食痕だらけで、そこからアカアシ♀2頭とスジ♀1頭(いずれも成虫)を割り出した。考えてみればスジを見たのは初めてであった。途中の切り株を蹴飛ばしたらスジ♂が出てきたが、相変わらずヤナギには何もついていない。とうとう一番奥まで行ったが、オトシブミがいただけで、クワガタはいなかった。お二人は「全く信じられない」と。(やっぱり疫病神?)
結局残念な結果のまま、引き返すことにした。時間が早すぎた可能性があり、途中で朽木割りをしながら時間を稼ぐことにした(私が割りたかっただけの話である)。林道脇のブナを削るが、ほとんど何も出ない(堅すぎる)。あいあんさんにタコとれくんをお借りして、空振りして自分の足を削ってしまった。成虫でなくて血が出た。
往きに割った例の根っこをもう一度削ると、けっこうなサイズの幼虫が出た。r.matsudaさん曰く「オオクワかヒメオオ」、あいあんさん曰く「ヒメオオかビッグなアカアシ」とのこと、アカアシでも充分うれしい私は大喜びである(帰宅してサイズを図ると頭幅9.3mmであった)。コクワかノコにならなきゃいいな。
残念ながらヤナギでは何も採れず林道を後にした。雲行きが怪しくなり、とうとう降り出した。昼食をとり、時間を稼いだが止む気配はない。仕方なく雨のままr.matsudaさんポイントへ行った。雨が止むまで仮眠を取ったが、下草が多く危険なため断念した。が、めでたくカラっと晴れ上がった。
次にあいあんさんが前回ヒメオオ7頭を割り出した朽木に向った。が、どうやら誰か削ったらしく、3分の1ほどに減ったらしい。3人でガンガン削ったが、出てくるのは死体ばかり。私が初めて目にしたヒメオオは死体の羽であった。食痕だらけだが、堅すぎて断念、あいあんさんの知人の方のお宅にお邪魔することにした。
お茶を出していただき、燈火採集用の骨組みまでいただいた。それを燈火ポイントに下ろした後、温泉に行った。何とも気持ちのいい露天風呂で、充分に暖まった。あとは気温が下がらないのと月が出ないのを期待するだけである。夕方の気温は12度で、やっぱり低い。かなり苦しい状況となってきた。
お土産物屋で食料を購入し、いよいよ燈火ポイントへ。初めての燈火採集である。約30分ほどでセットアップを完了し、燈を入れた。気温はグングン下がり、車の中で暖を取るほどになった。蛾やカゲロウは飛んでくるが、硬い虫は全くこない。その間、街の灯下を見回ったが、やはり同じ結果であった。(疫病神じゃー!)
さすがに9度ではクワガタは活動しないようで、燈火も残念な結果に終わってしまい、後片付けをして帰路に着いた。帰りは全部あいあんさんが運転した。
お二人は結果に相当な不満を感じてらっしゃるようであったが、私なりには勉強になることが多々あり、有意義な時間を過ごすことができた。しかも期待の幼虫もいるし。懲りずにまた連れて行っていただきたい。
98/6/20
山梨/韮崎近辺
こちらをご覧下さい!!
98/6/26
千葉
やけに暑い夜だったので採集へ行った。が、時間が遅かったので収穫なし。
98/6/27
千葉
ヨメにどこか連れて行けと言われたので、長南町にパチンコをしに行った。まだ陽があったのでドライブしたいと言われ、走っているといつの間にか鴨川に出てしまった。ちょうど日も暮れたので、以前から目をつけていた場所へ向った。目的は灯下でヒラタを拾うことであった。国道沿いの自販機に車を止め、懐中電灯で周囲を見ると、さっそくコクワの♀を発見。これは当然リリースした。さらに進んで見晴らしのよい水銀灯があったので車を止めて周囲を見ると、歩道をミヤマが歩いていた。かなりの小型だが、去年採ったものよりは大きい。さらに車道を大型のノコが歩いていた。採ろうとしたら車が来て、オシャカかと思ったが、間一髪で助かった。みんなああやって轢かれるのだろう。拾い上げてみるとかなりのLサイズであった。その後、水銀灯の度に車を止めては見てみたが、収穫なしであった。ヒラタはどこにいるのだろう。
冬にA隊員と見つけた台場クヌギが気になっていたので、この際、ヨメの文句を振り切って行ってみることにした。台場の近くのクヌギでは、蛾がたくさんたかっており、樹液が出ていた。木の上の方を見るとノコがとまっていた。期待を込めて台場クヌギを見ると、これにも蛾がたくさんとまっている。しかも根元の方は樹液がだらだらと流れ出ていたが、クワガタの姿はなかった。洞をじっくり観察するとコクワらしきクワガタが数匹いたが、敢えて採らなかった。ボクトウガの幼虫は何度見ても気持ち悪い。
98/7/4
埼玉/吉川市、松伏町
午前中、クワ部屋に行くと、福島で採った期待の幼虫が蛹化していた。ボディはそこそこなのだが、何とも大アゴが小さい。短い大アゴの中ほどに1個だけ突起があり、これはヒメオオか?足が異様に長く見える。その後で、オオクワの産卵木をちょっとだけ削ってみた。ラジオペンチで慎重にバラしていくと、卵が出てきた。感動である。その後1令幼虫が3匹、2令が1匹、卵が2個回収できた。これはほんとに嬉しかった。
三郷に髪を切りに行くと、あいあんさんから電話が入った。ヒラタポイントの近くにいるので教えて欲しいとのこと。灼熱の天候で大丈夫なのだろうか?(結果はNullだったようだ。お役に立てなくて残念であった)
髪を切った後、ヒマができたので、中川沿いの樹木をルッキングしてみた。大量のヤスデはいたが、甲虫類はキマワリしかいない。農薬の影響か?
98/7/5
千葉/印旛村
成田方面に食事に行き、印旛沼を通って464号から帰ろうと思い、車を走らせた。途中で野ウサギが道を横切った。千葉はまだまだ田舎である。沼の脇のあぜ道を、クヌギを探して走っていると、田んぼで光るものがある。ホタルであった。これにはびっくりした。思わず車から降りてつかまえてみると、さすがにゲンジボタルではなく、やけに小さいヘイケボタルであった(もっと小さい種類かもしれない)。ホタルを見たのは20年ぶりくらいだろうか。
それからついに素晴らしいクヌギを見つけた。畑の脇に4本くらい並んでいるのだが、これが至る所で樹液を出している。1本に何匹もクワガタがついていたが、多分全部コクワだろう。樹液部分にはカブトムシの♂♀が必ずついていて、遂にやつらの季節が到来した。
98/7/11
福島県
金曜の晩にY隊員に電話して、2時にY隊員宅を出発することに決定した。あいあんさん、ウチヤマさん、タカさんもそれに合わせるとのことで、佐野藤岡SAに集合ということになった。5分違いくらいで到着、無事に合流できた。自己紹介を終え、買物に。Y隊員に気付く人がいる。
西那須野塩原ICを目指すが、途中でバケツをひっくり返したような土砂降り。先が思いやられた。ICを下りて、目標のコンビニへ車を走らせる。雨は相変わらずである。
コンビニに到着して周囲を見るが、特に何も落ちていない。前回の二の前かと不安になってきた。買物を済ませてポイントへ。途中のヤナギでルッキングするが、何もいない。雨は相変わらず。
林道へ到着、後ろから早くも1台車がついてきた。賑やかな林道だ。ようやく雨も上がった。頂上を越えて、下り始めてすぐに、あいあんさんが車を下りた。何が起こったんだろうと思ったら、早くもヒメオオ♂をゲット。えっ??って感じである。何せあ〜はヒメオオを見るのは初めてで、立派な大アゴを持っており想像していたものより遥かに分厚くしっかりしている。コクワの大アゴが違うだけだと勝手に思っていたのだが、大きな思い違いであった。
車を1台捨てて、徒歩+車1台でルッキングしながら山を下る。あっという間にペアを見つけてしまった。慎重に網を出し、直接手で枝をゆすると網の中に落下、ゲットである。うれしい。その後、続々とヒメオオをゲットし、またヒメオオかと思ったら、大型のアカアシであった。これは嬉しかった。内歯が3本あるアカアシが一度見たかったのだが、よく見ると4本あり、さらに1本枝分かれしている。あまりにもかっこいい、これぞアカアシという個体である。(馬鹿にしないで〜)
Y隊員もヒメオオをゲット!立派な♂であった。その後あいあんさんが車から1♂を見つけたが、それから先はぱったり見つからなくなった。まだ下りてきていないらしい。結局アカアシを1ペア見つけただけで、引き返した。頂上に戻ると、先程の車がいて、その人達があいあんさん達と話していた。Hatanakaさんファミリーと爆発栄螺さんと安達さんであった。成果を報告しあい、写真を撮って30分ほどで解散。山を下るときに、またもやあいあんさんが車から立派なヒメオオ♂を発見、その木にもう一頭小さな♂がいた。あいあんさんがいたおかげで、1頭も落とすことなくゲットすることができた。
あ〜の勝手な想像では、数はミヤマ→アカアシ→ヒメオオの順だと思っていたのだが、フタを開けてみると、ヒメオオたくさん、アカアシ数匹、ミヤマ0という結果であった。
町に戻って昼食をとった。が、そこで前回同様雨が落ち始めた。よく天気の変わるところである。次のポイントへ向ったが、通行止めで入れなくなっていた。仕方なく、眠るY隊員を残し4人で徒歩で登った。が、行けども行けども気配がない。あ〜は前回削れなかった切り株にチャレンジしたが、食痕すら出なかった。残念ながらここではボーズ。車の中で爆眠に入った。
次のポイントはすごいオフロードであった。あいあんさん、よく見つけたと思う。すでに気力がなかった。近くをルッキングしたが、何もいない。かろうじてホタルを1匹見つけた。あいあんさんは何とここから長靴をはいて重装備で薮の中へ分け入っていったのである。まさに鉄人。しかもヒメオオ♀を手にして帰ってきた。びっくりだ。
ガスを入れて、温泉に行こうということになり、山を下った。温泉に着いたときに「温泉をキャンセルしてもう一度林道へ行こうって思ってるんですけど」とあいあんさん。考えてみれば午後の部はボーズである。このままでは終われない。「行きましょう」ということになった。また雨が降り出した。気合を入れて林道を走ったが(あいあんさんは本当に林道を走った)結果はボーズ。何とも残念である。
仕方なく、燈火の準備にかかることにした。前回作ったやぐらを薮から引っ張り出し、セットアップした。ほどなく暗くなり、無数の蚊や蛾などが集まり始めた。これはしゃれにならない数である。雨も上がり、月もうまく隠れてくれて、いい状態になった。そしてアカアシ♀がついに飛来した。続いてアカアシ♀、コクワ♀と順調に飛んでくる。あっという間に6匹ほどが飛来した。が、ぱったりと止まった。2組に別れて、1組は灯下回りに出かけた。あ〜はY隊員と残り、燈火の留守番である。Y隊員はカブト♀をゲット、それを皮切りに計6匹が飛来したが、すべてコクワとアカアシであった。Y隊員念願のミヤマは全く姿を見せない。タカさんがアカアシ1♂をゲットし帰ってきた。今度は我々が灯下に出発である。いい感じの場所には必ず人がついていて、なかなか思うようにいかない。結局コクワ1♂をゲットしただけで終わってしまった。燈火の近くの自販機に行くとアカアシ1♂が採れたが、それがこの日の最後となってしまった。
昼の部も夜の部もスタートダッシュは素晴らしく、尻すぼみではあったが、これは予行演習である。本番に期待が膨らむ。予行演習で尻すぼみとはいえ、あ〜にとっては大満足の結果となった。
98/7/17
あいあんさんよりTELがあり、福島に行くとのこと。あ〜は残念ながら18日に車関係、友人関係の用事ができてしまって残念ながら行けなくなってしまった。それにしてもありがたいお誘いである。素晴らしい人と巡りあったものだ。
98/7/19
千葉、茨城
買物のついでに、川へ行った。予想以上に広大なヤナギ林が広がっており、カナブンがやけに多い。数本のヤナギを見ているうちにLサイズのコクワ♂が洞に入っているのを見つけた。ヨメが怖く、それ以上は捜索活動はしなかった。
ついでに、茨城方面へ足を伸ばした。途中で川沿いの畑脇に一本クヌギを発見した。上から見下ろすとカナブンが数匹見える。近づいてみると、樹液がだらだら流れており、ノコの♀が簡単にゲットできた。木の股の部分にも大量の樹液が出ており、コクワらしき個体が3〜4匹いたが、スズメバチが3匹いたので近寄れなかった。夜行けば楽しいだろう。近くの河川敷にはクヌギがたくさんあり、もう一度じっくり行ってみたいポイントである。
98/7/20
茨城、栃木、埼玉、群馬
茨城にていいクヌギを発見した。広大な田んぼ脇の小高い丘の上にあり、当然樹液がでている太い木だ。ぱっと見ただけでカナブンやスズメバチが数匹たかっている。よく見るとカブトが2匹いたが、クワガタの姿は遠くから確認できなかった。近づこうとしたときに、こちらを見る農夫の姿を発見、シャイなあ〜は断念してしまった。その木の近くに川があり、川沿いに10本程度クヌギの大木があった。見晴らしも風通しもよく、最高の条件だと思う。もう一回行きたい。
去年ノコなど採った場所へ行ってみたが、特に成果はない。
7/21
遅ればせながら、今ごろリンクの検討をしている。お世話になっている方々へのリンクを近々張りたいと思う。
7/24
埼玉/浦和市、栃木/矢板市、福島県
福島に出発である、が、時間が余ったので浦和市内でクヌギのルッキングを行った。都市部であるが、いきなりノコの大歯型♂を発見、続いてカブト、コクワ数匹を見つけた。幸先良いスタートである。
矢板北SAに2:00AM集合であったが、到着したのは1:15AMで、とりあえずSA内の外灯を見て回る。自販機などは羽虫がぎっしりで悲惨な状況である。自分の車のワキで角の折れたカブト♂を発見、一応キープしておいた。2時過ぎに他の方々が到着、自己紹介を終え出発した。
ここで今回のオフのメンバーを紹介しておく。あいあん氏、ウチヤマ氏、クワ道の幼虫氏、コンちゃん氏、coelacanth氏&ジュニア、タカ氏、たまごっち氏、Lia-Fox氏&友人で、matsuda氏は後で合流ということ。目標は、昼の部→ヒメオオ、ミヤマ、大型アカアシ(あ〜だけ?)、夜の部→オオクワ他。
途中のいつものコンビニでたまごっち氏がいきなりミヤマ♀をゲット。他のメンバーは死骸を発見するにとどまった。いつものように雨が降り出し、現地到着の頃には上がっている。林道入り口の集合場所にて関越組と合流、自己紹介を終えて、車を3台に絞り出発である。頂上を越えたいつもの場所に車を置こうとしたら、早くもアカアシタコ取れ状態に突入した。みんなが一斉に取り始めたため、車も置けない状態である。(何匹採れたか記憶にない)
コンちゃん氏とあ〜の車を置き、みんなで歩いて道を下る。前回は往来を塞ぐブナまででヒメオオをかなり採ったが、今回はアカアシとコンちゃん氏が根性でゲットしたミヤマ♂のみ。往来を塞ぐブナを見たメンバーはさっそく削り始めた。1令幼虫をゲットしたようだ。それにしてもいい天気になった。気温はぐんぐん上昇している。
そこから下まででミヤマ♂、アカアシをゲットし、再び車を回送して3台で山を登る。途中のヤナギ群生ポイントでは前回も前々回も何もいなかったので、あ〜は車で待機していることにした。しかしあいあん氏をはじめ、メンバー達がたくさんクワガタを発見したようで、あ〜も違うポイントを見ることにした。車で一度通ったところであったが、やはり見落としがあり、数匹のクワガタが1個所で見つかった。網が届かないのでウチヤマ氏に採っていただいたら、多数のアカアシの中に1匹だけヒメオオ♂がいた。前回とは全く逆の展開である。不思議なことに、前回採れたポイントでは全く採れず、前回いなかったところにいるのである。
再スタートしてすぐ、あいあん氏とcoelacanth氏が車から出てきて、ヒメオオ♂、♀をゲット。車からよく見つけられるものだ。上の「ぜ〜んぶヤナギポイント」ではミヤマ♂が1匹採れただけであった。暑い暑い。
それから引き返し、ヒメオオが採れた場所をメンバーがつぶさにルッキングを行っていたが、あ〜は運転席で眠りこけてしまった。(2回も)
枝分かれしている別林道をルッキングしたが、結果は×。ぱったり採れなくなった。異常に気温が高いのが悪かったのかも知れない。が、逆に夜には期待できるかも..... 下るときに車を止めてルッキングしたが、これも×。林道を出てcoelacanth氏のポイントへ。しかしここでも結果は×。
昼食のため山を下り、いつもの食堂へ。みんなお疲れモードに入り、なかなか腰が上がらない。結局そのまま温泉へ行くことにした。夜に向けて体力を温存する作戦である。ガスを入れて温泉へ。何度入っても気持ちいい。ここは最高である。そのあとの「梅ソーダ」がまたたまらない。
夕食を買い込んだ後、あいあん氏の待つ燈火ポイントへ。さっそく設営にとりかかる。シーツの数が足りないということで、ウチヤマ氏と共に民宿に調達に出かけた。あ〜が車から降りるころには既に商談は成立していた。ウチヤマ氏、すごい!!(ウチヤマ氏¥1,000.-立替え)
無事に設営も終わり、いよいよ点火である。しばらくすると、matsuda氏が先輩と共に登場。100mほど離れたところに燈火セットを設営した。真っ暗になる頃、ようやく1匹が飛来した。ミヤマ♀であった。それからは延々アカアシ♀が続いた。なぜか♀ばかりである。その後はアカアシ♂、ノコ♂・♀、ゲンゴロウ、コクワ♀など3〜40匹が飛来した。
coelacanth氏達が灯下回りから戻ってきたので、たまごっち氏と灯下に出かけることにした。オオクワポイントへ行ったが、matsuda氏が来たのでおまかせして、さらに先に行った。結果は拾ったカブト♀と松の木で採ったミヤマ♀のみであった。
このあと、家にたどり着くまでの体力に自信がなかったので、この辺で失礼することにした。土砂降りの中、山道をびびりながら走った。(一人で怖かった)
これが運のつき、いや運の尽きであった。「ここで帰ってなければ」との後悔の日々がしばらく続くことであろう。
帰り道では.....けっこう元気に走っていたが、高速に乗って、宇都宮辺りで妄想が出始めた。こうなるとかなり危ない。今回は都賀西方SAで休憩を取ることとした。家に電話を入れ、0時から2時間ほど仮眠を取って、果敢に出発したが、どうも調子がよくない。寒さにやられたのか、疲れているのか、かなりヤバかったので、再び羽生SAで仮眠に。今度は寒くないようにトレーナーを着て、上着をかぶって、暖房まで入れて寝た。で、気づくと11:30AM。びっくり!!そして、温度計を見ると.......46.7度!!!よくも生きてたものである。
7/27
夕飯を食べていたら、ヨメが「椅子の下に何かいるよ」と言っている。見るとコクワ♂が闊歩していた。クワガタ部屋へ行って確認してみたが、逃走した形跡は特に認められない。でも飛来するはずはない。もしかしたら前々回の福島で拾って行方不明になっていたものかも知れない。いずれにしてもケンカになったことは言うまでもない。
7/28
23:15 会社で残業をしていると、ヨメから電話が入る。
「玄関にクワガタがいるよ〜」と泣いている。
適当にあしらって、何とかその場はやり過ごした。
.....5分後
また電話が鳴り、「飛びそうだよ〜、ああ飛んだよ〜、天井の方に向かって行くよ〜、ああああああん」と真剣に泣いている。どうやら脱走だったらしい。帰宅してけんかになったことは言うまでもない。
7/31
千葉県
会社が終わってから夜回りへ行った。到着した時に道側では誰かが採っていたので、直接公園側に行った。懐中電灯でじっくり見て回ったが、壁にはカメムシくらいしか着いていない。側溝にカブト1♀がいるのを発見しただけであった。側溝のフタを開けた形跡があり、前に来た人が採って行ったのだろう。
8/2
茨城
この2週間、茨城のクヌギが頭を離れることはなかったので、足は自然にそちらに向う。目をつけていたクヌギを見ると、いきなり20匹ほどの甲虫が視界に入った。とりあえず、手の届くところにいるノコ2♂1♀と、コクワ2♂をゲット。これは贈呈用に持ち帰る。あとは3mくらいのところにカブト、コクワなどがたくさんいたが、ヨメがいた手前、時間をかけて確認するには至らなかった。もしかしたらヒラタもいたかも.....?? とにかくいい場所を発見した。
川を挟んで対岸に5〜6本のクヌギがあり、ここも期待大だと足を向けようとすると、ヨメが怒り出した。ここで断念である。非常に悔しい思いで帰途に着いた。
つくばで夕飯を取り、帰り道の藤代町で電灯に向って飛ぶ甲虫を車から発見、確認するとカブト♀であった。
8/8
埼玉/浦和市
ヨメを実家に迎えに行った後、外環の大渋滞にハマりかけたので、和光北で下りて荒川沿いでキャッチボールをして時間を潰した。日が暮れたので仕方なくまた運転を始めたが、大宮辺りで花火大会をやっており、下も渋滞。R463を走ったが、流れが悪いので途中で曲りポイントを見に行った。カブト1♂がいただけであった。
8/9
茨城県
ヒラタ狙いのミニオフである。メンバーはチヌさん、メールで知り合ったR氏(HN思案中)
前日の大渋滞のイメージがあったため、早めに家を出てチヌさん宅→R氏の家という行程をたどったが、渋滞のかけらもなく1時間も早く到着してしまった。予定としては県境あたりでヒラタをゲットするという構想があったのだが、とにかく茨城に行きたかったので、まずは直行することにした。
昼間ということもあり、甲虫の数も少ないが、なんと樹液が枯れかかっている。スズメバチが一生懸命突いていたが、カナブンもほとんどいない。かろうじてコクワ1♂だけ採れた。しかし、気になっていた「対岸」にはいいクヌギがたくさん見えた。予想以上である。対岸に行くには車で大回りしなくてはいけないので、一旦車に戻って移動した。途中で雑木林を発見し、車を降りて見てみると、樹液だらだらでカブト、ノコ、カナブンがたかっている木があった。ノコだけ採って、さらに他の木を見ると、カブト、クロカナブン、ノコがいる。ここでもノコだけ採った。夜に期待だ。
「対岸」は10本程度のクヌギがあったが、樹液を出している木は確認できなかった。見掛け倒しであった。
そこは夜にまた来るとして、川に向った。ぱっと入った河川敷にもヤナギはある。これまたぱっと見たヤナギにカブト、ノコがいる。しかしヒラタはいない。かなり時間をかけて奥の方まで見て歩いたが、ここでの結果は最初のヤナギだけ。不条理である。
クワ採りでは珍しくファミリーレストランで食事を取り、新規開拓に向った。目標はあくまでもヒラタである。国道沿いでヤナギ林&クヌギ林を発見したが、ヤナギは湿地帯で×、クヌギはとてもいい感じであった。コクワとカブトは発見できた。ここも夜に期待。
しばらく走って、1本クヌギへ到着した。何と、あれだけ滝のように樹液を出していたのに完全に涸れている。樹液はシーズン単位でなく、数週間で全く状況が変わってしまうということを初めて知った。雨で樹液が流れるというのは聞くが、こんなに変わってしまうのか。しかしスズメバチはいたので、夜には何か採れるかも知れない。
それにしても、カブト・ノコ・スズメバチの日である。
以前から目をつけていた川沿いのクヌギを探険する時が来た。ここも想像以上にいいところだ。風通し、日当り、間隔は申し分ない。が、数十本見てもカナブンが1匹いただけであった。何ナノだ??仕方なく、下流に向って走ることにした。
基本的にはヤナギの群生地帯であるが、時々開けたところにクヌギが数本ずつ立っている。いい感じである。しかしいるのはいつものように、カブト、ノコ、スズメバチで、時々コクワくらい。木は立派なのだが、洞がないのである。これが敗因か?ヤナギでも66mmのノコ♂など大量に採れるが、ヒラタはいない。
つくば市内で買物をした。仕切つきタッパがいっぱいになったので、補充したのだ。夜に備えてである。日が暮れるまで時間があったので、先程の川の対岸をナメた。何度も車を降りてルッキングしたが、結果は×。いい時間になったので再び川を渡った。
夜はクヌギのみに焦点を絞り見て回る。が、スズメバチは残業中でぶんぶん飛んでいるし、甲虫は圧倒的にカブトが多い。ノコだけは拾えるが、ヒラタは×。お土産(ノコ)を依頼されていなかったら、ボーズという状態であった。ちなみにノコは20頭程度持ち帰ることにした。
次回は洞を求めて千葉方面へ行く。8/16にコンちゃんさん、チヌさんと同行の予定である。
8/14
千葉県
夜中に気が向いたので単独で出かけることにした。ヒラタが採れたクヌギは5月に枯れたと思ったが、念のため行ってみると、青々と葉が茂りカブトが7匹もいた。ヒラタはいなかったが嬉しい発見をした。そこから灯下回りをしたが、ことごとくカブトがいるだけで、なかなかクワガタが見つからない。そうこうしているうちに、大多喜町の山中に入ってしまい、めちゃくちゃ怖い思いをした。夜の山道は一人で走るものではない。帰りに懐中電灯の乱舞する雑木林を見つけた。入っていく勇気はなかったが、要チェックだ。
台場チックなクヌギにも行ってみたが、カブトとコクワしかいない。帰り道では木更津の山奥(車1台も通れないような道)に迷いこみ、一人で鳥肌を立てながら運転した。まったく何やってんだか。
8/15
千葉/松戸市、白井町
ヨメと河原にキャッチボールに出かけたが、途中松戸市内で魅力的なクヌギ林を発見した。しかしここはグっとこらえて後ろ髪を引かれながら通過した。帰り道では白井町内で農道脇にクヌギを発見、これはこらえ切れなくてとうとう車を降りた。ノコ♀とコクワ♀を見つけた。
8/16
千葉/長柄町、市原市、大多喜町、睦沢町、東金市、横芝町、多古町、小見川町、佐原市、神崎町、印旛村、白井町、松戸市
ヒラタ・オオクワ狙いでコンちゃん氏とオフ。
コンちゃん氏にはるばる来ていただき、千葉のクヌギとヤナギを舐め回すことにした。まずはヒラタ実績のあるクヌギへ。しかしカブトが3匹いただけだ。(日も昇っているから仕方ないが)
一昨日懐中電灯が見えた雑木林に向って行くことにする。途中でクヌギ林を発見し、さっそく下りてみた。オニヤンマも飛ぶいいところだ。クヌギに洞はなく、樹液も出してなかったが、コンちゃん氏はすかさずコクワ♀をゲットした。
懐中電灯のポイントに到着すると、とてもいいクヌギ林であった。ボコボコの太い木が多く樹液もたくさん流れていてカナブンがいっぱいたかっている。コクワ1♂を発見しただけに終わったが、夜来ればいっぱい採れることだろう。
次はヤナギを求めて川沿いを歩くことにした。途中で駅の脇に数本のヤナギがあったので洞を見てみると、ちゃんとコクワが入っている。道路と線路に挟まれたヤナギでもクワガタが採れることがわかった。これに勇気づけられて、川沿いにチャレンジだ。いい感じのところがあったので行ってみるが、採れたのはコクワ数匹。コンちゃん氏は根元からカブトを掘り出した。ヒラタはいない。
途中で数ヶ所のヤナギを発見、しかし足場が悪く入って行けない。ヤナギの悩ましいところである。ようやく入れそうなところを見つけて行ってみるが、いたのはコクワとカブト。コクワの日である。
もう一ヶ所いいところがあったので足を踏み入れたが、やっぱりコクワとカブトだ。ゴマダラカミキリもいた。ここにいたコクワはアカアシ状態でヤナギの枝についていた。こんな状態で発見できるものとは思わなかった。ヒラタを何度も見逃していたかも知れない。
民家の横のイチジクに魅かれて観察してみた。昔は何度もイチジクでヒラタを採ったことがあるからだ。イチジクは木の状態がヤナギそっくりに食い荒らされ、そっくりであった。洞もボコボコ空いていたが、残念ながらキボシカミキリしか発見できなかった。しかし私はイチジクで採れると確信してしまった。今度からイチジクを探してみよう。(大きな勘違いだったりして.....)
山中のクヌギをルッキングしたが、洞からコンちゃん氏がカニを発見しただけで何もいない。それにしても暑い。灼熱の千葉である。とりあえ食事をとることにした。食事中に会社の話になり、何とコンちゃん氏の会社の本社がうちの会社と同じビルにあることを聞いてびっくり。うちは7〜11Fだが、コンちゃん氏の会社は6Fと12F。見事に挟んでいる。たまに本社にも顔を出すとのことで、何回か同じエレベータに乗り合わせていたかも知れない。
午後からは川を決め打ちして行こうということになった。が、千葉の川は茨城と違って川沿いの土手の砂利道というのが少ない。なかなか川に沿ってというのが難しいのである。離れて戻ってを繰り返すが、ヤナギがない。(すっかりオオクワは諦めている)ようやく土手の砂利道を見つけて走っていると道がいきなりなくなって、延々とスーパーバックで引き返すというハプニングもあった。そして有効なヤナギも見つけないままこの川は断念して、別の川に行くことにした。
悪路を延々走ってやっとの思いでヤナギの群生を発見したが、やはり下草が多くなかなか近づけない。しかし行ってみるとハナムグリやコクワは採れるのである。せめてノコでもと思ったが、今回はコクワしかいない。上流に向って数ヶ所を見たが、どこも同じ状態である。諦めて沼に行くことにした。
ポイントに着いて愕然とした。荒れ地脇にヤナギの群生があったのだが、荒れ地に見事にセイタカアワダチソウが茂り、近づける状態ではない。仕方なく、周辺を見回った。クヌギは樹液を出してないし、ヤナギは大きすぎて虫の姿が見えなかった。
日も暮れてきたので虫の飛んできそうな燈火がある公園に行ってみた。二人で懐中電灯を手に散歩したが、花火をする若者以外は何も発見できなかった。近くの樹液いっぱいクヌギに期待を込めて行ってみたが、樹液は涸れていてカブトもいない。悲惨である。
一昨日発見したポイントに寄って帰途に着くことにした。白井町ではコクワいっぱい。松戸は想像以上にいい林であったが、ゴキブリ以外の虫の数は少ない。クワガタのいた木は2本で、1本目はコクワ3匹、2本目にはノコの♀がいた。考えてみれば、コクワ以外を採ったのはこれが初めてであった。何がヒラタ・オオクワじゃー!コンちゃん氏には悪いことをした
なあ。
8/23
千葉/白井町
ほうみさんより、オオクワをいただいた。♂は63mmちょっとで、これがけっこうすごいのである。あの厚みとオオアゴの太さはすごい。
日中は高熱でぶっ倒れて、死んでしまった。お礼の連絡を入れることもできなかった。昼間寝ていた分、夜になって眠れそうになかったので、ちょっと出かけることにした。八千代〜佐倉〜印西〜白井と運転した。白井のポイントに行ったが、先発隊が帰るところで、当然結果は×。
8/24
結局また熱が上がり、会社を休んでしまった。一日中寝込んでいたが夕方多少復活し、気が向いたので数週間前に羽化した♀を掘り出してみた。これはY隊員と行った時に幼虫で割り出したものである。幼虫はやや大きかったが、成虫になってみると28mmだった。が、これがなんとヒラタであった。これはぶったまげた。割ったのは種類不明の広葉樹の丸太(倒木)であるが、割り出した場所は上部の非常に乾燥した部分であった。
アカアシ、ヒメオオ、ヒラタと、ようやくコクワ以外の幼虫を割り出せるようになった。少し成長した。
8/30
Go-2さんとお会いし、千葉KCの会長宅にお邪魔することとなった。これまで皆無であった千葉の情報に触れることのできる貴重な経験となった。京成〜モノレールと珍しく電車を使ったが、これが大失敗で、モノレール(初めて乗った)はぐにゃぐにゃと大回りをし、15分遅れて待ち合わせ場所に到着した。
会長宅はすごい。いろんな生物がたくさんいる。途中で会員のYさんも合流し、千葉の話題で盛り上がった。あ〜は頷くばかり。これだけ具体的な話を聞くと千葉にもいるのだと実感できる。やっぱり千葉だよなぁと思った。あと、みなさんのそれぞれの「こだわり」もよく理解でき、目から鱗が落ちる思いであった。内容の濃い日であった。
それにしても、ポイントをうかがっていると、今まで回っていたところと極めて近い。
けっこうな大荷物になり(車で来ればよかった)、Yさん宅で袋をいただくことになった。Yさん宅は2つあり、その1つに案内していただいた。部屋には無数のコンテナケースが並んでいる。「今年羽化したやつの一部なんですよ」.......唖然。どれだけたくさんいるのだろう?福島産の♀を2頭いただいてしまった。何という一日だろう。帰りには駅まで送っていただき、駅からは15分ほどで帰宅することができた。
来週はGo-2さん、Yさんとオフの約束をした。うれしい。