9月27日 金曜日
夜中にテントが揺れる音で眼が覚めた。
鹿かなにか中型の動物がテントの側面に鼻を押しつけて 中の様子をうかがっているような揺れ方だ。










ものすごい数のブリッジがいたるところに存在する。
そのひとつひとつが 眼鏡の枠だけを残しガラスの部分が侵食されてしまって自然の橋が形成されている


       



途中 道路沿いに犬のような動物を見かけて写真を撮った。
おとなしそうであるが ひょっとしたら
コヨーテかもしれない。

95号線を東に走り261号線を南に下がりメキシカンハットへ向かう。
     
この道路はユタ州の田舎の道路

メキシカンハットまでの33マイルの3分の2の地点が標高
2000メートルの難所で、400メートルの高低差を10%の勾配でスイッチバックで上り下りして 時速5マイル以下で走行する。
もちろんガードレールなし 未舗装だ。






真っ直ぐ地平線にのびた道路が限りなくどこまでも続く。
大昔のインディアンなら狼煙をあげたくなるような場所だ









頂上は最高の景勝地。

眼下に展開する眺めは広大なアメリカを象徴する素晴らしい大地そのもの

         

頂上の展望台から一気に下り 国道183号線に合流し メキシカンのとんがり帽子のような岩を道路左側に眺めながら メキシカンハットの街を通り過ぎると延々と続く道路の先にモニュメントバレーが見えてきた。

  

しかしモニモニュメントバレーに近づくにつれ風が強くなり、道路沿いの砂が舞い上がり行き先の視界を妨げる

到着したバレーは強風に砂塵が舞い上がり 視界がきかなかった

見学をあきらめて 昼食のため道路反対側のレストランに入る。観光バスのアメリカ人の団体で満席であったが なんとか席を確保





昼食後 もときた道を戻り318号線からグースネックス州立公園に入る
   
 コロラド川が ガチョウの首のように湾曲して流れを変えている
318号線から183号線に戻り 東へと走行し191号線と交差するBluffの街へ到着した。
この街には 96年にニューヨークからロスまでの大陸横断時に偶然立ち寄りお世話になったインディアンの創作品を販売するお店が有る
 
たまたま インディアンの女性が作品を持ち込んできた
そして 相変わらず忙しそうに働いているミセスライザがいた


国道191号線を北上してキャニオンランズ国立公園に入るため211号線を左折
        

  
この↑の写真の右側に描かれている道路の端を示す路肩の白線。日本のようにキッチリと直線で描かれていなく 先のほうはグニャっと曲がっています。
これがアメリカ式道路標示の描き方です。

中央の黄色線は まあまあ合格です。
この黄色の道路標示の意味は日本と同じで アメリカは右側通行ですから、 手前から見通しの良い向こうへ行くときには追い越しOK。 逆に向こうからこちらへ来るときには上り坂ですから追い越し禁止です。


道路の左右は大小さまざまな巨岩に囲まれ 途中には新聞をひろげたような岩とかビジターセンターの奥には コロラド川の支流と岩石とがこの世のものとは思えない絡み合いをしているさまが展望できる。
この辺りは公園の裏側のような雰囲気でもあります。


      
 崩落した岩石が 州道を飛び越して反対側で止まっている。この写真の手前の崩落した岩石と奥にそびえる岩石との間には州道が通っています

   
191号線にもどり北上を続けて今晩の宿泊地 モアブに到着。
道路沿いには民間のキャンプサイトもあったが 今晩は風呂にも入りたい気分なので早めの6時にはモーテルにチェックインした。

夕食は 道路沿いにある中華料理店 榮四川(
szechuan)で9$の海老そばを食べる
そばと海老が 同量かと思うくらい沢山の海老が入っていた。ここの経営者は台湾出身とおっしゃっていました。
本日の走行距離 322マイル  515キロメーター