子供ながら考えに考え抜いた理論(?)に基づいたものであったと当時考えておりました。 スペックとして、常識として考えられていた“スイング・アーム”は必需品で、後は“サイドワインダー”より効率の良い“アングル・ワインダー”が主流を占めておりました。そんな折、青柳金属より“R−555”系が発売され、独特なスライド式マウントによりボディの慣性モーメントを逃がす働きを持っていた完成度の高いシャーシーでした。 私は、その当時前後の慣性モーメントを利用したらもっと究極のシャーシーが出来るのではないかと思い設計制作したシャーシーがこの“スペシャル・アングルワインダー・シャーシー”でした。 以上のことから、このシャーシーは、非常に滑らかな走行性能を示し、まずまずの成功をおさめることが出来ました。ただし、モーターがNEWFT−16Dの為、ややホームサーキットのような直線の短いコースでは、ハンデがあったようで、FT−26Dのトルクとの争いになると分が悪かったと記憶しています。
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