Kenta's ... Nothing But Pop
Reviews (Oldies): 4/14/1996

Reviews   Music



Good Feelin' To Know!
Looking back a little bit of magic
in the country music of Poco.



EARLY
ORIGINAL
ALBUMS



Pickin' Up
The Pieces
(1969)


Poco
(1970)


Deliverin'
(1970)


From The Inside
(1971)


Good Feelin'
To Know
(1972)


AND
BEST ALBUM



The Forgotten
Trail
(1969-74)


 なーんかね。理由はないんだけど。最近、すっかり

ポコな気分

 だったりするわけさ。なんでかな。このところ“フォーキー”とか言って、ソウルのようなフォークのような、1970年前後のざらっとしたアコースティックな音への注目が高まっているようだけど。そういう風潮の中、ザ・バーズを聞いたり、バッファロー・スプリングフィールドを聞いたりしてて。そうこうするうちに、フォーク・ロックじゃ物足りなくなって、一気にカントリー・ロックまで達しちゃった、と。んな感じかもしんない。近ごろはポコとフライング・ブリトー・ブラザーズばっかり聞いてますよ。

 特に、ポコ。大好きだったからなぁ。元バッファロー・スプリングフィールドのメンバーだったリッチー・フューレイとジム・メッシーナが中心となって69年に結成されたカントリー・ロック・バンド。出身バンドが同じってことで、当時、何かとCSNYと比べられちゃったりしたものだけど。CSNYにはない、ぐっとポップな手触りがごきげんだった。

 彼らの初期のアルバム群は、そこそこCD化されている。けど、なんと大傑作のファースト・アルバムだけ、ずっとCDになってなかったのですよ。日本でも一瞬、再発ラインアップに入ったことがあったものの、担当ディレクターが身体をこわして入院してしまったとかで、その後すっかり音沙汰なし。…と思っていたら、いつの間にか出ていたんですねー。アメリカのエピックの充実した再発シリーズ“レガシー・シリーズ”から。しかもボーナス・トラック入りで。いつ出たんだろう。感じとしては去年の暮れくらいかな、と思うんだけど。やー、うれしい、うれしい。このファーストのCDを発見したことで、ぼくのポコ熱にはターボがかかっちゃったわけです。

 で、実は前述した日本盤再発の動きがあったとき、ライナーノーツを頼まれて、書いたんだけどねー。結局こいつも世に出ずじまいです(笑)。フビンなもんで、今回、このホームページ上で

そいつ

を発表してしまいましょう。輸入盤屋さんで名ファースト・アルバム『ピッキン・アップ・ザ・ピーシズ』のCDを手に入れて、インターネット上でライナーを読みながら聞いてください。はっはっは。





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