きっかけはオールデン(Alden)などの値段が高い靴を少しでも安く手に
入れることができないかと考えたからです。
そこで、色々と調べていたら「Alden of Carmel」のホームページを見つけました。
本来であれば、靴はきちんとフィッティングしてから買うべきもの。
でも、結局購入するに至ったいくつかのポイントがあったのでした。
●Alden of Carmel
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「Alden of Carmel」はオールデンの靴のみを扱う靴屋さんで
カリフォルニアのCarmelにあるのでこの名前になったようです。
で、オールデンとはコードバンで有名なアメリカの靴ブランドのこと。 日本では、履きやすいとの事で、通称「Vチップ」と呼ばれる コンフォート・ドレス・シューズが雑誌などに良く取り上げられています。 |
●プロダクト
約3年程前、私はこのオールデン・ファン・シューズを見つけてしまい、 この中のある靴を一目で気に入ってしまったのです。
●カタログの請求
カタログは数日で送られてきました。
(実際には注文方法を書いた説明書と注文用紙だったのですが...)
ここで驚いたのはこの書類一式が日本語だったこと。
(後で判ったのですがのですが、「Alden of Carmel」では3年以上前から
日本からのオーダを受け付けており、現在までに日本向けに1000足以上もの
靴を出荷しているのとことです。)
さらには、
フィッティングに関する日本語の説明書
も同封されていました。
これを見れば自分の気に入っている靴が本当に自分にフィットするかを
確認できます。
●オーダーフォーム
オーダーフォームでは、モデル番号、色、サイズ、ワイズ(幅)、そして値段を
入力し、最大で5足まで注文できるようになっています。
また、届け先やクレジット・カードの番号もここで入力します。
(支払いはクレジット・カード引き落としであるため)
そして、重要なのがこのフォームが「SSL」に対応していたこと。
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「Secure Socket Layer」は簡単に言うと、データを暗号化してやり取りする
仕組みです。
インターネットでは様々なコンピュータを経由して、目的のサイトまで
たどり着くわけですが、この間送信した情報が盗まれる可能性があります。
そこでこのような仕組みが必要になるわけです。
で、どのようにしたら「SSL」を使う事ができるかと言うと、
最近のブラウザであれば既にこれに対応しているため、ブラウザ側では
特別な設定は必要ありません。
データが暗号化されて送信される状態であればブラウザ最下部にある
ステータスバーに |
●サイズの確認
と、その前にもうひとつ...。
サイズを確認する必要があります。
ホームページのカタログには、その靴の特徴がかかれていますが、 この中で一番重要なのがラスト(木型)と幅。 (もちろん金額も重要なのですが...。)
ここで役に立つのがカタログ請求で送られてきた フィッティングに関する日本語の説明書 。
靴はラストにより同じサイズ表記であっても大きさに若干の差があります。 この説明書ではラスト毎のフィッティングに関するアドバイスが 書かれています。
また、幅については「靴」のページの ワイズ早見表 を参照ください。
ちなみに私が選んだ靴は「Aberdeen」ラストで幅にはC、D、Eがありました。
●在庫の確認
と、言うわけにもいきません!
なぜなら、ホームページのカタログの最後には、
Please e-mail us for size availability.
という文字が...。
そのままオーダしてしまっても大丈夫だとは思ったのですが、
念のため在庫の確認をすることにしました。
でも、英語での問い合わせ。仕方が無いので、下記のような英文で
勘弁してもらう事にしました。
Best regards,
Dear Alden of Carmel,
I'm interested in AF1.
My size is 8 1/2 E.
Is it available?
FirstName LastName
で、返ってきた答えが、
I checked our stock, and currently we do not have size 8 1/2 E in AF1.
が〜ん。To be continued.
●いくらかかるの?
もちろん、十分安いものもありますが、こと革靴に関して言えば、 そうでもないのが実際のところです。
もちろん靴そのものの値段は断然安いのですが、海外通販とは個人輸入のこと。
品物の代金の他にも、送料、関税、消費税がかかるのです。
この内一番問題なのが高い関税。革靴の関税は
税率37.5%又は4425円のいずれか高い方 (2000年3月31日現在)
靴の値段が11800円で、税率が37.5%の場合に、4425円の関税なので、
それより高い靴には靴の値段の37.5%の関税が掛かると言う事。
(関税を決めた人がその日履いていた靴が11800円だったのでしょうか?)
と言う事で、関税率は自動的に37.5%。ちょっと前であれば、約60%の関税率でした。
実はこれらを加味して計算してみると今回買おうとしてた靴は日本と比較しても
若干安い程度。
これに加え在庫が無いとの事で、今回はほぼ諦めムードでした。
●It's time to ...
AF1 8 1/2 E has arrived.
「Alden of Carmel」からのメールでした。
そう、私が欲しかった靴(もちろん、私のサイズ)がストックされた事を
知らせてくれたのです。
一目見て気に入った靴が、若干でも安く買え、また、親切で信頼できるお店。
しかも、オールデンの靴に対して非常にこだわりを持っている。
このメールで購入する事を決心しました。
●買っちゃいました!