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旅行記その1:ニューヨークへのひとり旅(2002.7.17〜22)
No.1 出かけようと思った動機
火をつけた1冊の本
ある日、八王子の古本屋で、昔のニューヨーク市の地下鉄の写真集を見つけた。1980年代前半、地下鉄車両への「落書き」をテーマにしたものである。
当時のニューヨークは現在よりもだいぶ治安も悪かったようで、だからこそ地下鉄の車両等への「落書き」が頻発していた。この本は、その「落書き」をアートとして収集した写真集である。
鉄道マニアの自分は、古本屋で見かけたそんな本に、「地下鉄車両の写真集」的な役割を期待して買い込んだ。しかし、その本をパラパラしているうちに、今までテレビでしか見たことのない「ニューヨーク」を覗き見しているような気分になってきた。
「SUBWAY
ART」(Martha Cooper & Henry Chalfant 著 Henry Holt and Company
$19.95)
ニューヨークに住んでいた人のWebページ等も楽しく読んではいたが、まさか自分が地球を半周してそのニューヨークに行こうと思ったきっかけは、この本だった。
世界貿易センタービルに飛行機が突っ込む大事件が起きる直前、2001年8月のことである。
旅行への動機づけ
漠然とした「一度は行ってみたい」という思いが、どうして「実際の3泊の旅」にまで育ったのか?
- 同時多発テロ事件後、ニューヨークへの海外旅行客のうち日本人だけ戻って来ないことを批判する一部評論への反抗心
(「安全なところへしか行かない日本人は意気地無し」といった感じの評論が、当時一部新聞等であった。「ふざけんな。そういうコト書くオマエはどうなんだ?」と当時自分は思っていた。)
- 実際にニューヨークへの観光客の戻りが悪いことから行われた大々的な観光キャンペーンと割安だったツアー料金への興味。
- 向こう4〜5年の、自分の人生における仕事とお金のやり繰りを検討した結果、「外国行くなら今年がチャンスだ。つか、今しかない。」いった切迫感。
- 残業続きでいろんなことでテンションが上がっていた余韻(こういうのを「躁」というのかな)。
このようなことを思っているうちに、だんだん「ニューヨークへのひとり旅」が具体化していった。




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更新日 2003/06/01
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