未来が壊れていく…




 その8

 

 ■爆発する人口 限界ラインへ■
 
 
 <年に7700万人ずつ増加>
 キリストが生誕した当時の地球の人口は、2億5000万人程度だったと見られている。それが1800年の間に4倍となり西暦1804年に10億人を超えた。それから160年ほどでさらに3倍に増え、1960年に30億人を突破した。
 国連人口基金が2001年11月7日に発表した「世界人口白書」によると、世界の人口は現在、61億3400万人。年間7700万人ずつ増加を続けている。20世紀の冒頭の世界人口は20億人足らずだったのが、わずか100年の間に40億人も増加している。
 
 <地球の定員は80億人か>
 地球が支えきれる人口の「定員」については、いろいろな見方があるが、一般的にはほぼ80億人程度ではないか、と見られている。
 人口増加はアフリカやアジアなどの途上国に集中しており、2030年の世界人口は定員ギリギリの80億人、2050年には定員オーバーの93億人に達すると推計される。増加する人口のほとんどが途上国で、世界人口の85%以上がこれらの途上国で占めるようになる。2050年の世界人口は99年発表の推計よりも4億1300万人増加しており、この増加分の59%を16カ国の途上国で占めている。
 
 
 
 

 
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